砂浜のない水たまりがさみしくて砂時計から補充した陸



さようなら ― もとは接続詞なのだから ― 悲しむ理由はどこにもない



「リコーダーを縦笛とよぶ日 ....
リセット後はじまるはなしさようならこんにちはまたいつかどこかで

第一話はなしはじめるひとがいて階段下でみんな聞いてる

着いてるの着いていないの君の足1ミリメートル浮いているんだ

水た ....
遠ざかる夏の約束今さらに水たまりに咲く蓮の鳴き声




失ったものなどひとつもないような ちいさな津波のあとのリセット




くちづけで透明なピリオドを打つ始まらないままの第一 ....
 親指の爪割れるほど押し込んで戻らなくなったリセットボタン


 第一話読み捨ててまた新しい本開くよな生活の果て


 ショッキングピンクのコートでナニゴトか挑戦をしたつもりになってる
 ....
重なった指、ブラインドから漏れた光、第一話、春、終わりの始まり、


さようならカシオのG−SHOCKカシオ以外のG−SHOCK君以外の僕


着席のベルは空襲警報みたい、みんな笑って ....
誰もいない公園のシーソーでかたんことん魄とあそんでる。


ジャングルジムの上飛び降りて着地して弾ける魄まぶしくて。


砂場に書いた第一話さらさらと風に撫 ....
雪解けて東京くしゃみやかましく
春さえ逃げ出すこの始末なり
春の風笛が鳴ったら合図です羽根を使ってダッシュしなさい

さようならちょーく・いす・つくえ・らくがき・あのひとのせき・あのひとのかげ

リセットボタンをガチャガチャ押しても散りゆく花片はもう戻 ....
おしまいと決めてひとりでながす夜 慣れたアドレス暴れるけれど


見栄張りで 豪華に嘘をついた夜 ショーウィンドウ見るのが怖い


さよならと別れを告げる友だちの 妙に気軽な声 ....
一年生手を挙げるクルブシだけが覚えてるハーメルンの笛


前髪をピキンピキン切ってゆくハサミ歩き出す水たまり春


球体関節人魚のたましい夜中タマゴはつるりと剥ける ....
あの襟を 整えてみる 心にて 生まれしヒロイン 凛乎たる風


{ルビ温=ぬく}き陽に メトロノームも 居眠りす {ルビ幽=かす}かに聞こゆ {ルビ古=いにしえ}の歌


旋盤が 削り出す ....
人生のリセットボタンがあったって押した誰もが覚えてなくて


しっかりと波を作れよ第一話、波乱もないまま終わらぬように


終点に行き着いた彼女バス降りてドラマは遠く走り出してる


 ....
つま先に続く未来と対峙する 不安に引き裂かれそうになる


独り 独り 独り 独り 俺の未来はどこまでも独りぼっち


二人はきっと同じ生き物なんだ 孤独な僕と 孤独な君と


朝を ....
憧れの

人の第二の

ボタンを貰い

心に咲くは

牡丹の花よ
目を閉じて君を感じる夜の音甘く静かに時の滴る



ひたひたと君が浸透した体溺れはしない自分自身に

夜の度形を変えて現れる月も今日の私を知らない

えいえいと刺すよな寒さ丸くな ....
背中から吐息まじりの抱擁に嘘と強がり脱ぎ捨てていく 



全身にキスのシャワーをくれるより心にひとつキスをちょうだい 



長い髪揺らして君を征服する今夜は男になった気分で 

 ....
左手を絡める鎖で身を飾る誇りを嘲え白い太陽


乱気流放つ引き金緩いまま「後追い禁止」の標識を刺す


置き去りの景色を胸に滲ませたセンターラインはためらいの色


逆風 ....
今はもうママと呼ばれているのかな 青い時間を過ごした君も


寄り添って居るつもりだったあの頃の思い出が今俺に寄り添う


あの頃は早く大人になりたいと言っていたよね俺もお前も

 ....
春はそう、不誠実にも始まってリセットボタンに手が出る日曜

不意に鳴る着信音は君からで、春が終われば設定消さなきゃ

口笛をエプリルフールに吹いてみる、嘘としておくひとつの別れ

さよ ....
約束の日が待ち遠し 指を折り 折々君への思いも募る

効率という言葉から程遠く 君待つ時はただ過ぎていく

募らせて逢う時のため凍てついた手足の固さ心に刻む

玄関に近づく足音聞きながら  ....
雪のない窓辺に指で描いてた心の傘揺れ揺れて泣く


水色の雨桃色の春橙の朝銀色の海辺の記憶
{画像=080310001420.jpg}

暖かい

春の時間を

刻みつつ

チャキチャキと

鳴る

電気時計
頬染める

二人の未来も桜色

静かに心を映し出す

甘い甘い苺みるく
たましいを明け渡す日が近づいて焼き尽くしてる悲しみぜんぶ


彼死んであなたも死んでわたし死ぬ繰り返そうよ全滅リセット


さようなら踊りあかして汗まみれくたびれたけど休んで次 ....
水際立って幸せなレースクィーン光る木の実を拾いけるかも

解体されつつある自動車のボンネットに座る漲る太腿

あれは鳥でなく鳥という言葉だと思えば悲し椋鳥三羽
メニュー見て嬉しそうに悩んでる君悩ましく恋なりがたし

酒を飲め肴につまめ明太子 伝う思いを整理しておけ

軟骨の唐揚げを噛む唇が妙に艶やかレモンの香り

カルピスのチューハイ飲んで輝かす ....
花びらが、ひとつふたつと去っていく、梅がしりぞき舞台は春に

起きぬけに「おやすみなさい」言う君へ春といっしょに僕も近づく

青空のパレット鮮やか黄緑にうすもも混ぜて春色の君

そう ....
きみのもと 光届ける 配達夫 エッチラオッチラ 銀河を超えて


約束の 証にあずかり 君の名を 帰ってこいよ Astronaut


Universe ぼくのpieceが 散らばりて ぼ ....
図書館は雪の日だけに震え出しあのころの君が恋しいという

28ページの11行目には笑っているね一年前が

赤い花なつかしくなる背表紙にインクの出ないペンでサインヲ
瓶詰めの淡い桜の花びらに葬られている背骨がふたつ



水仙を手折った君の指先が夕陽で赤くて綺麗で恐くて



ぬるいよる鏡の自分と目が合ってさびしそうだねって笑ってあげたの ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
【短歌祭参加作品】グッド・バイ簑田伶子24*08/3/18 4:14
【短歌祭参加作品】さようならこんにちはまたいつかどこかで渡邉建志508/3/18 3:35
【短歌祭参加作品】かげろふの、むこう望月 ゆき22*08/3/18 1:20
【短歌祭参加作品】爆発しろ>人生高島津諦3*08/3/18 0:14
【短歌祭参加作品】肺病みしろいろ14*08/3/17 16:35
【短歌祭参加作品】「 黒水公園にて。 」PULL.5*08/3/17 13:01
花粉症紅林308/3/17 0:24
【短歌祭参加作品】弥生、なごりは一瞬宝石の光るような唐草フウ11*08/3/16 11:48
夜に拠るホロウ・シカ...2*08/3/15 22:32
【短歌祭参加作品】「歌を忘れりゃ新品ってコト♪」[group]ふるる11*08/3/15 18:16
成長期餅月兎6*08/3/14 18:32
【短歌祭参加作品】序盤に郷愁ボタン押したら戻し方わからなくな ...[group]木屋 亞万8*08/3/14 11:53
立ち止まる。 そしてまた一歩poorgu...108/3/14 3:40
卒業おめでとうむむ008/3/13 20:46
時の滴るさくらほ10*08/3/13 20:33
抱擁恵理5*08/3/13 19:20
逆走 〜reverse〜Rin.18*08/3/13 10:42
足跡。 立ち止まるpoorgu...3*08/3/13 1:10
【短歌祭参加作品】春は不誠実にも始まってたにがわR1208/3/12 17:27
悲しみよ こんばんは伊那 果508/3/11 23:08
からあずアイバ シュ...308/3/10 23:58
日溜まりに寝そべってbeebee4*08/3/10 0:14
3/2梓ゆい3*08/3/9 14:25
【短歌祭参加作品】一度しかないからあきらめでも新しいこもん808/3/9 7:42
スズカ右肩良久2*08/3/9 1:31
居酒屋回想録[group]木屋 亞万2*08/3/8 0:28
春といっしょに僕も近づくたにがわR108/3/7 13:51
流星群餅月兎9+*08/3/5 18:27
図書館アイバ シュ...308/3/4 10:26
青色遊戯しろいろ1208/3/4 8:21

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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