サンポール200円に610ハップ400円で行ける天界
何度でもナイフでえんぴつを削る
いつかこの先あいつに刺されよ
ウェディングドレスじゃなくて母さんの結ったドレスで式出てもいい ....
息をすることもやっとの苦の中で衰えぬもの
食・恋・夢・歌
「おねつでた? おちゅうしゃしてもだいじょうぶ?」
「かんごふさんならいたくないやい」
「君のその柔らかい手でこの僕の ....
てがふるえめだまがふるえほほふるえ死のしょうどうにこころがふるえ
ごぜんにじ
だんちの櫻にさそわれて
てすりのりこえひとりおはなみ
{注ばくばくばく=動悸が激しくなっています} ....
今ここに僕がこうして生きるのは垂れ流された奇跡のせいだ
玄関に白熱燈が灯ってる家のつもりで待ちます君を
苦しさを必死に証明してるのは強くなるのをサボりたいから
....
夜伽無精卵温めをり立ちいづる半音階の夢
橋懸りに若き裸身ありて放火の予感にさいなまれ
恋したくて画像をクリックすればすぐ目を醒まします
コードネーム「サラ」
恋の道チャットで華麗につづるけど
ときたまのぞく{ルビ処女=おとめ}のあかし
あたしはね恋に恋するカルメ ....
{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする
トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか
煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ....
近づいてはみるけれどすべては許せない体育座りでまもる心臓
異物という有色世界に混じろうか溶けきらないでよハッカドロップ
終わらないはずのよるが終わるならあたしはきみよりもっと淋しい ....
駄菓子屋で会った美少女トレカ盗り怯えるを見て
出口指さす
ミュージシャンの苦労詰まったmp3
みなでwinnyで落とし無にする
夫盗った派遣宛にイタメする妻の裸身を横でくすぐる
僕という電車
混雑の影響で安定から脱線いたします
「中央線だと邪魔される
西武線は遅い」と迷って
寿命また伸び
焼きたてのフランスパンを抱え持つ君の姿を三田線運ぶ
....
少女服脱ぎ捨て君は駆けぬける
街角、インクの乾かない朝
追いかけて非常口ドア雨上がり
無邪気な青にだまされてゆく
水にうつる言葉も意味もないグラス
残 ....
なんでこんなにさみしいかなだれかわたしをさらってください
さよならにまだ泣いている心臓がきみを思ってとくとくとなる
水分を全部きのうに連れてってきみの涙を消してあげるよ
....
恋ゆえに{ルビS/N=シリアルナンバー}19721123メンテ行き
異動にてキャラ変えたので今までの偏見はアクセス不可です
故障ですかどんな現象でてますか
萌えてますか
じゃ対 ....
BSつけて チラ見しながら 授業案
腰をフリフリ いつしか号泣
「カンタンニイカナイカライキテイケル」
叫ぶ少女の影 愛おしく
アコギのネック下げこちらを睨む目に
黒田武士の心意気を見る
あぐらかき声張る顔の険しさは生みの苦痛か生きた苦痛か
我が街の健康ランドの三階の休憩スペース前には
巨大な白熊の剥製が飾られています
背景の写真パネルには沢山のペンギンが遊んでいて
その横に手書きの大きな貼り紙がしてあります
「お客様各位
....
あたし別にさびしいわけじゃないけれど
お話したくてサクラにまじる
「アバターよりリアルのほうがカッコイイ」
ホテル行く道つく嘘に反吐
「プレゼントありがとう」と返事したあと今月 ....
闇のなか灯し火あかい輪のなかに萎みゆく愛小刻みに揺れ
しみしみと冷ゆる夕べに二人いて噛み合ってない会話が続く
夕焼けにカーブを描き伸びていく廃線になった二本のレール
キス拒む言い訳にマスクをつけて「風邪ひいた」
彼
マスク越しにチュ
かぜひいて
ママはたまごおかゆつくる
おいしくて
またかぜひこうかな
昭和の夜
ポッケに10円詰め込 ....
あの場所にわざと置き忘れた春が欲しかっただけ届かないだけ
ぼくだけの明けない夜をつくるため今でも空を塗り続けてる
磨り減ったあなたの靴の底をみていつか桜も散るのだと知る
....
冬知らんままに帰らぬ人の街寒さ知らずと背中を探す
待ち人の笑い顔さえモノクロで過去になったか瞼焼け付き
銀髪の指にも通らんダメージヘア日も浴びらんと背も手も届かん
足蹴にされ ....
癌ゆえに腰をいたがる母のため娘は毎夜腰を痛める
シャワー室
吐いたイソジン蛇となり
浴びてる君の足に絡まる
国籍が違えば体のナカまでも違う不思議を身をもって知る
アヰイロの階調遥けく うすくうすく遠ざかるいくつもの記憶(トキ)
剥落ある写真の眼差し夕暮れて今日と明日(アス)の間(アハヒ)を行き来せる
向き合うと僅かに見上げていることに気づいた五センチだけ高い君
りゅういちくんって呼んでみたのに「先輩」って防御されたらもう動けない
野を駆けていた犬も老い我が父と散歩で腰の曲げ比べする
鏡には若き日の父と同じ顔
意志も同じく雄々しくあるか
春日さす畑の瓶の水に浮く雀の遺骸青き空かな
目薬は雛人形の味がした2月はとうに過ぎたというのに
いつまでもできませんもの咲く事は
濡れる事を恐れていては
ひらがなできみの名かけばやわらかに
漢字で書け ....
彼の地にて散らん散らんと名乗れども空の狭間に散るぞ哀しき
桜木の袂に立つ吾(あ)君想い吾桜花などと弱さを隠す
白く咲く桜花を愛でて身を寄せる散るが定めの貴方と思えば
....
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった
しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜
爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
....
楽しきは酔うていじられまくる時
酔い覚め後のおもちゃの余韻
相向かう絣の彼女に声かけんと
電気ブランを五杯六杯
泥酔し道に倒れて「わかれうた」歌い{ルビ警察=さつ}来たことがあ ....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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