爆発の映画一瞬とめられて電気店に{ルビ花圃=かほ}のごときTV
直ぐ咲ける花なりとわが贖ひし硝煙のにほひ仄かなる種
ながれくる知らざる曲にあわせつつ{ルビ白昼夢=ゆめ}にはカフェのみなご ....
無防備な
君の背中に
ぎゅってしたい
衝動ぐっと
押し込めておく
君の背を
追いかけながら
歩く道
あたしの家に
向かうこの道
美しき{ルビ雄雌=おすめす}の花とぢこめていちじくはたれのうちなる{ルビ倫理学=エチカ}
をとめには水をあたえよをとこにはつね火のごとく勃つものあるを
ひきしむるベルトのしたに青年はつね戒 ....
利き腕を殺しあわずに手をつなぐ二人に喧嘩が絶えない理由
胸元に爪立て割れるピスタチオ 落ちてゆくのはとてもかんたん
でたらめな角度にさまよう手鏡で火があがる なぜ出逢 ....
木もれ陽のランチョンマット広げては
鳥がついばむ野のピクニック
朝どりのトマトはさくり陽を浴びて
ただ召し上がれめしあがれ今
ふかふかの森は日向の匂いする
....
燃えるゴミ→月水金
燃えないゴミ→火木
手足→深夜限定
ジャンプして 月夜に吠える 身包剥いで
腕を掴まれ ポテチを喰らう
「負けないで」その歌は世に広まって 寂しさ募る 君がいない
それぞれに
ぽっかり開いた胸の穴
貫いてゆく
いのちの言葉
どっさりと埃かぶったアルバムの間に潜む初恋の人
結論はもう出ていると知りつつも月のない夜にあなたを想う
低気圧台風並みの風吹かせ弱まる春に強烈パンチ
音もなくこぼれる時間手に入れて自 ....
きっと今日
満月だったね…
見上げても
あたしと一緒
涙の夜空
伸ばした手
ふと止め音に
首傾げ
君の名、慌てて
押すミドリボタン
君が来た♪
エンジンの音
階段を
登ってくる音
ほら、ベルが鳴る(*>ω<)☆
咲けば散る
生きれば死ぬよ
当然だろう?
刹那の鼓動
響け那由他に
生と死と
揺れる世界に
座す子供
産声に問え
生命の意味
トンカツ屋
「B級グルメ」と君は言う
そのカツ、君が揚げているのに
アルバイト
ホールの女子の権力が強くて、男性社員は悩む
「陰口を叩かれるのも仕事だ」と
男性社員の目が微 ....
君の名を
呼び、繋げよう
「生」の等号
辿ればそれが
拍動の意味
わたしの腕を強く掴んだその先の熱に溶かされていく
ささやかな 楽しみからも抜け出して
どこに向かうか 皐月の夜空
濁る星
人の瞳と
同じだけ
指折り数えよ
大地の命数
漫画の登場人物のようには成れないよ彼らにはみんな全員全員全員夢があるから
何かを極めること何かに責任を持つこと僕らには分からない言語を使うこと
どの能力も平均程度にあること ....
くるくると
時計の針を
進めても
あなたに逢える
時間は遠い
名前など 関係ないわ 字があれば
あなたの想い 伝わればいい
匂いとか 囁く声も 二次元で
横スクロール 上には行けない
なんとなく ただなんとなく なんとなく
ああなんとなく なん ....
短歌。音を奏でる楽器と共に。
・初めてのトランペットは鳴らねども 初恋の音は高らかに鳴る
・黒白の鍵盤並ぶピアノ弾き この思いにも決着つける
・打てば鳴り響き ....
瞼から首まで、赤く咲く恋は、踏切の前で溺れている。
中脳の機能、眼球、信号機、青だから、君、白いスカートで。
「最初から感情なんて要らなかった」。後頭部からざわめいて、五月。
....
負け戦 ユスリカどもに祝われて 遠くに夕餉の声を聞く
(※ユスリカ:しばしば川や池の近くで蚊柱をつくる小さな羽虫のこと)
上野森 美術館へ 急ぐ路
ロックンローラー 踊る広場で
数学の ロジック並べ 語る人
うんうんと聞く キミの憐れよ
キムラくん もじゃもじゃあたま セットして
ワックス固め ウーピィ ....
短歌。刻一刻と色を変える空に寄せて。
・朝焼けに浸すこの目に映るもの あなたと共に眺められたら
・紺碧を切り裂く白い蚯蚓腫れ あの飛行機は何処へ行くのか
....
擦り切れてゆくならゆけよ思い出もいつか死ぬなら意味などなくて
呼吸するように存在してたきみそこにいたきみもういないきみ
そうやって温暖化だけが進んでく黒 ....
冷蔵庫のモーター音と十三夜 鮮度をたもつ死にたての肉
振り下ろしゴトリと落ちたカマ、頭 あなたと絞めた女の眼に似て
パーティは終了しました 台拭きが反芻してる二つの ....
高速の高架と高架の間より降り来る雨を見上げてをりぬ
248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288
【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.66sec.