またやさしくなるまで削られて先端は裂けてしまいたくてまた、指が列ぶから例えば根本から切り落として約束を指で、書いてカタコトのことばを打ちたくて打ち付けてかたかた遠回り ....
お風呂場の曇った鏡にたくさんのお花を描くの爪をすべらせ
夏の雲、手で払いよけ、青空に爪でラクガキ秋の筋雲
相手は不比等以来の藤原頽廃文化
性事爛れて文化頽廃 ぷんぷん腐臭
太子ご一家根絶やしにされ漂流は始まる
ああ暗転地獄の我が日本国の歴史1400年・・・
....
ヘルニアを 勝手無流に解釈し
空の散歩をさける毎日
ナメクジは 一人になっても大丈夫
人をつぶしてまた生き返る
くだらない 砂漠の中の一軒家
お見積ります地の果てまでも
ここ一 ....
今日の日を反省してみるもう少し自分の方から動けたものを
アイダホに舞台を移すアニメ歌何故あんなにも繰り返すのだろう
戯れ言は得意では無い歌ならば特に衒いは無くも語れる
夕食のマーボードーフキンピ ....
半錠の
薬を飲んで
半笑い
半人前の
僕はTシャツ
年増のぶよぶよのししむら短歌と
若草の少年の鎖骨なる俳諧
一気一息で緊張をはらむ俳句と
二息で折れる汗のデブ短歌は
心臓にペースメーカー挿入中 執 ....
お前も落ちたなと内面からの声
畜生にても超自我は語りき
我が一息もうたた寝も慈悲の発露としたし
烈夏の太陽が輝きを増している
夏空にたゆたう ....
誰がため 戦い忘れた人のため 集う我らは九人の戦鬼
『サイボーグ009』
踏まれても踏まれてもなお逞しく 芽を出し伸びる麦になるんじゃ
『はだしのゲン』
ゴムの様に伸びるカラダとこの野 ....
スッキリ淡白で切れいい俳諧より
ゴテゴテで ねちりねちりの和歌おもしろし
この地球 自転公転 銀河はうねる
そんなスピードに同期の南無妙法蓮華経
....
サッカーボール大の地球に一千億の仏・菩薩 来臨し
人海の波間に静かに蕩け守護す
朝の陽ざし 物 物らの形態は改まり
再度生まれ落ちた太陽に祈福さ ....
海色に囲まれてただ、沈んでく羽毛の底に疲れた背中
抜けがらだけ置いていきやがってという人もまた何時か脱いでゆく
午前四時朝になるか夜にとどまるか。待てずなき出すのはだあれ
もう二度と ....
奪われた 赤いかさぶた 剥がされた また血が出ても 見ないフリした
手術した昔の傷に 口づけて 重ねて赤い傷となりたい
白い肌 「触らないで」と割れた声 口づけて消す 蒼い唇
....
八月
終戦を 夢見た蒼き大空が 戦闘機器を彼方に消した
満月
木曜日 砂鉄を摘んだ方舟が 闇夜の月へ方角示す
海月
群青に 揺らぐ{ルビ海月=うみづき}透明は 件 ....
不覚にもB級映画で感動し
愛する人に会いにいく夜
寝過ごして過ぎてみたら喉痛く
乗り過ごした駅数えて冷めた
電話して声をきいたら尚更に
必要性の有無さえかわる
その首を朱に染めたのはこの腕の両刃だった、気づく抱擁後
祈り、というダガーナイフで斬りつけた罪で私を処刑せよ、君、
「とりいそぎ水琴窟を送ります、異境の夏を静寂しなさい。」
白昼に虹色柳が揺れるとき僕たちだけのワインを注ごう
柱撫でいつ帰るのと訊く枝に右肩上げて焦らした鳥居
薄闇の ....
非常ベルなんども押した 標識のない建物とわかっていても
「もう誰も信用するな」と声がして 拒むまぶたに緑、明滅
ほら、もうすぐ出口だよって歓喜して振り向いたと ....
突然の雨に抑える衝動を持て余してぞ足を動かす
てんしん飯もどきを食べる夏の昼書かずもがなの事をしぞ思(も)ふ
坂道を少し登ってあの丘の上から花火を見てみませんか??
人混みを避けて今年もあの丘で。「花火見よう」と君を誘って。
もし君をそこからさらって行けるなら、花火をみたい。。あの丘の上。
親指の震えを添付できたなら伝わったかな電波塔さま
どっちとも舐めたらしょっぱかったからあせとなみだは似てると思った
ユニクロのデニムは卒業したんだね続いてゆく恋 ....
灼熱の黒光りする鉄板に
ジゥジゥウのステーキ的 短歌
さぁ 御遠慮なく 玄関で靴をお脱ぎください
ここは日ノ本 日いずる列島日本
はち切れん我が魂の ....
初デートマックシェイクのフレーバーで占う二人の恋の行方を
マクドやろマックはパソコン譲らないきみは異星の人かと思う
欲しいのはむしろ怒りや涙とか眩しいなそのマックスマイル
....
時を止め「ジ」を繰り返すセミが居て瞬時に時を駆けてく燕
路地の間を踊る燕の曲目は、セミの歌った真夏のワルツ
目の前を燕が無言で横切った。今日は雨でも降るのでしょうか?
{画像=110417072954.jpg}
手頃なる橙ひとつ
夕暮れの熱き雲よりつかみ取ってよ
おい!この開きめくらを黙らせろ
物質だけ よく見えるのは・・・
一二三 ひいふうみいの第三の眼
キリストのめくらを癒す 開眼式!
物の見えない人にど ....
軍艦の現れて消ゆ
満載の雲丹もとろけて
跡形もなし
{引用= ※雲丹(うに)}
初出「LBS」二〇〇八年六月
にじいろの炎をともし黒髪は少年少女の真夏をあそぶ
少年の肩から旅立つ星たちは少女の空と海とに抱かれる
潮騒とよく似た硝子が割れてゆく、眠りの底を旅立 ....
雷の音にあわせてはしゃぐ声。学校のそば、無人駅にて。
どんどんと人が集まる軒下で君との距離にバクバク心臓
天才が年下と知り鼻血出す深夜三時は命が危ない!
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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