日本語の「愛」の曖昧に感謝してゐずまひ正すトモダチのSEX
君の目に浮かぶ[!]のiconを剥ぎ取って記念日に貼りつけて
トモダチの数だけ買ったおみやげのjelly beans ....
欲しいのは刃物のような歌
漂流日本とも綱を切るぜ
「サラダ記念日」の大根を千切りにする
よく切れる包丁は我がキッチンにあり
剃刀を喉元に当てて ....
ネットで結ばれたる個々の総体は
まるごと地球 脳髄シナプス
神聖なる脳髄に書物 注入し
反応なる31文字を待つ
黄金に輝く繭を吐き出して
....
我は撃つ者ギリギリと梓弓引き切りて
ソドムのような帝都に火矢掛けり
遠雷の行き着く果ての雲海の上
常勝の陽 輝ける都あり
暗き雲立ち込めたれ ....
ゆっくりと小指の爪だけ整えて今日は私の誕生日だから
こぷこぷと私の音が聞こえます23歳に今なりました
{ルビ比律賓甘蕉=フィリッピンバナナ}の皮を剥がしては積んでくよう ....
「チョコレート革命」しか知らぬ若き歌人に
塚本・岡井ら読めと薦むるは老婆心なり
秋の日の実りの田畑にコスモスの
淡き色彩の風に揺れていて
....
気にしてた
傷あとに君
くちびるで
狂おしいほど
愛たしかめて
きっかけを
与えただけの
ずるいひと
生かさぬように
殺さぬように
意気地なし
それでもさらって
....
大好きの気持ちのぶんだけすり減った あか、しろ、きいろ、あお、みどり、もも
クレパスのあおで描いてた夢をまたぬりつぶすのも あおいクレパス
咲きほこる わたしの胸の花びらは出来合いなん ....
闇の空稲妻光る音の陰校舎の鍵が雨の土に
サイレン鳴り覚めたる夜の屋根洗う肌色も火の蝋燭に揺れ
停電の床を浸水する花のあの恋がまだまたここに
落雷の地響き懐かし胃下垂の雨に沈める ....
神のお怒りが今の天候ならば
ますます声張り裂けて題目す
今日の天候に神の気息を見るならば
お怒りを慰めるべく題目を捧ぐ
神 お怒りの御心見るな ....
アフガンに緑の風を吹かさんと青春捧げし命逝きけり
(改)
アフガンに緑の風を吹かさんと青春捧げ命逝きけり
有名な物理学者の見る夢で風鈴がなるスペイン語か(フランス語で)
おにいさまの膝の上で夏が立ち枯れてゆくわねわたしの手も
耳すます香水瓶の中にある「なつのおわり」ラベルはかす ....
指をおり1つ2つと数えてた今年の夏もやり忘れたこと
向日葵の迷路も時期はもう過ぎてただの野原に漂うトンボ
6月に出してはみたの。夏らしく。うっすら埃の麦わら帽子
もう使うことさえ ....
価値創造や 日々の精進 清い汗
創価の題目 世界を巡る
価値を創る創価なり題目パワーに
荘厳されし子弟共戦
初めての言葉は「行動」だ 言葉は ....
新学期一番乗りね教室は夏のにおいが残されたまま
窓際の花瓶は乾いて夢をみる須磨の浜辺のなみうちぎわの
正門にこっちを向かない君がいて転がりはじめるびぃだまのうた
世界はやはり謎に満ち満ちて だから問おう
飲み干す前のコーヒーのように
世界ゲームを この身一つが世間を渡り
オリキャラの人生の山谷乗り越える
....
すれ違う車の色は深紅にてハンドルにぎる手のみ見へけり
■ミッドナイト・シャワー■
ミッドナイト
月のナイフで切る指に怖いほど、まだ滴るカシス
甘い、赤
舐めて
瞳に翻る
純情、孤独、叫ぶキラメキ ....
冷戦終了後 誰一人 行くべき道 示さざれば
池田先生に ご教示願うがいい 我が日本
悲しく 天 時雨れれば なお空を見つめ
希望の兆しを ....
月日星(つきひぼし)
あせらずゆっくり
ゆきたいの
あなたとそっと
呼吸をあわせ
エアポート
メヲミハル君
ラブモード
ルージュが誘う
ドゴールの夜
「子宮だよエデンの園は・・・」呟く君に
初秋の雨 降りしきりつつ
我が百の鏡の闘争場で千の書物の
取った言葉の武器を31文字で試す
....
夏疲れ体の芯から絞り出し
新たなる季節を快く迎えたし
これは始まり毒麦が刈られ打ち捨てられる
旧約のごとき古層が露出 日本国
姦淫をいさめる神は ....
酔いはじめ足元ふらつきふと思う声のしわをのばしてみようか
瓶握る力の強さにかこつけて現在彼方に生きる錯覚
来るの、訳ないの土曜日がチヨコレイトとミルクをたずさえ
深夜2時どすんと這い ....
生命の樹
曖昧な 神話の中で僕達は いつかの夜を 包んだ獣
悲鳴
焼香を 終えた昨日の君だけで 明日の夜明けを越えられるかな
虹の{ルビ舘=やかた}
クリップが 留め ....
「死んじまえ」ノートに何度も繰り返すそれだけが僕の存在証明
「死んじまえ」夜な夜な母が父へ云う口癖今夜もリフレインする夜
「死んじまえ」線香代わり、と呟いて両手合わ ....
ヒットラー・ムッソリーニ・ミカド ファシストの二十世紀・・・
ファラオのようなミカドにヤェハベの鉄槌が下る
曇天に秋の涼しさ不可思議な
神 その戸口に臨在な ....
{画像=080822034532.jpg}
夏風邪に
鄙(ヒナ)びし夢みる心地する
見上ぐる天井に思い出あり
一滴<ひとしずく>てすりにあったその雨を爪で拾って世界をのぞく
爪を切る。君と逢うのは雨の日で、顔に張り付く髪よけたくて。
ぱっと炎 鬼火の骸 灰骨の臭い
大骸骨となりて政治屋の首絞めたし
塵芥 積もれる都市に驟雨落ち
電撃の青 地を清む
土蜘蛛の毛を雨が打ち目が赤 ....
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