毎年の近所の子供のプレゼントありがたいけどどこか哀しい
甘いもの嫌いと言ってはみたものの貰える見込みがある訳でもなく
チョコを売る口実に過ぎないだろう?と馬鹿にしながら密かに待つ
鮮やかに大空輝く天に飛ぶ
杖持つ仙師の微笑む風
青空に白雲・天女疾風の
その艶めかしき雲体に恋す
青空に天女の雲の流れゆき
放心のま ....
こたつの中で寝息を立てるあなたを今夜蜜柑のように剥いて。
口移しに食べる蜜柑あたたかいあなたの体温を味わう。
乱暴に蜜柑のへそ突き破るあなたの指じっと見 ....
ほんとうの秘密の雨は甘やかに観音座像の足も崩れて
この想い
君に届けよ
恋心
淡いすっぱい
苦い切ない
君となら
どこまでもゆく
地のはても
ついておいでよ
星屑の下
赤の手をくうりと回して若の花
いまもなお ビッグバンより続いてる
連鎖する水 連鎖する青
ナース服
肌から消えるアルコール
採血針を通過する赤
引っ越しを繰り返すたび立つ鳥の姿に自分重ねて変わる
....
おととしもきょねんもことしもらいねんも無鉄砲を撃つ火薬が濡れて
あす会える
君に伝える
この瞬間
あすえとのびろ
手を振り続け
境目が悟りアクロスユニバースどろどろ溶ける偽善の愛撫
オブラディのオブラダ願望強いからうやむやのうちに彼女とバイバイ
公私恋全てが僕を裏切ってうなだれ見上げるお空にルーシー
僕だ ....
不確定性原理を知ってか知らずでか法則示さぬ少女のアレ
損得と落とし所を高速フーリエ変換する怖いね今日日の小学生
日々クライシス迎えるゲシュタルト繕うような君と僕との三年目
1という字のように立ち 一という字のように眠れ 孤独な無限
0なんて発見するからいつまでも君の不在が消えないままだ
ON/OFFのあいだに広がる宇宙にて親指は祈る メール、 ....
君想う
この山越えて
川越えて
いつまで想う
川の面影
面影が
見えるよ君の
母見たい
そぼにいたなら
ついていたなら
あらまぁと
広げてみれば
星屑が
どこまで続く
空の下かな
rule1; 安い男を選んでも安いホテルに泊まらないこと
rule2; 濡れたコートは玄関で脱ぎ捨て君を抱きしめること
rule3; 愛する人の背姿を30秒も見つめないこと ....
半分のオレンジ2つをショーケース入れてジュースになるようになる
ごめんなさい自尊心を傷つけて頬よせてみる自分の近づく
指先の冷たさ布団に染み入らず心みたいにただ溶け残る
真夜中は ....
自転車で法定速度はこえられない/次のカーブを鋭く曲がる
風船に君の息が入っていく入っていく
やさしい すこし こわい
屋根裏でなくした白紙の古い絵本
握りつ ....
初雪は夢見てる間に溶けました足下ゆるくぬかるます夢
モノクロの廊下の先にきえていく
ひかりを背負った僕の残像
何不自由なく育ちました。
ピストルの撃ち方だけを教わりました。
ガス室で呼吸ができないきみのため
....
あの夏のプールでずっと溺れてる 溺死するまでたぶん永遠
溺れる青、僕らの断絶、空、曖昧にdis・communication、沈む群青
週5日学生鞄に泡爆弾 すべてを咎め何も咎めず
....
君想う
夜空に光る
星屑よ
君に届けと
心神願う
陽の光指のフレームに切り取ると世界は消えて残る面影
携帯を開いては閉じリズム取り鳴らない音に膝が震える
夜道さえ静かならざる都市だからせめて黙って紫煙燻らせ
向こう側テレビに映る鏡像 ....
花散らす つむじ風とからっ風「花とダンスがしたいだけなの」
「本当は強いんですよ!でもこれが仕事ですから」って逃げちゃった
寒いから南に向かう北風さん「おいらだ ....
がさがさの唇が切れてしまった
まるで怪我をした芋虫のようだ
くだらないと言えばいうほどくだらない
ので、とりあえず電源を落とす
三行に分けて書
こうと決め
たの ....
花ひとついないのならばと僕を見る北風の誰に夢は吹く
現実を思いつめながらモツ煮込み指で子らの滑る箸つまむ
俺に財布以外の言う世の中はわけわからぬとわからぬ子ら
しもやけにわかること庭 ....
錆びゆくは錆びた空の下みな錆びて白を見上げる白の海鳥
器から器へ踊る手焼けただれなお幸もとめ笑みをいつわる
泥のなか流るる傷をひろいあげ ....
眼に焼きつけし昏き銀巴里アバンギャルドはノスタルジーに
あまりにも説明しすぎの四行を褒めそやす人嘲笑う人
無理解を嘆く人こそ哀れ也ただそのままにそう在るものには
四行を望むものには四行が聖域のよに立ち ....
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