「逢いたい」と「逢えない」をただ繰り返す。「逢える」にならない花占いを。
この靴が元気にひっくり返ったし。明日は雨だし。君には逢えない。。
コンビニで立ち読み。今月 ....
お伽の夢見てユング花の園
フロイトナイフが胸切り裂く
文芸の日々の修行はヨガ行者
職人芸に憧れている
雷の詩的霊感 群青に
脳神経 ....
我が君は歩くファンタジィーと呼ばれつつ
零れる瞳に白い雲映る
作りたし幾何のごとく美しい
ファンタジィー学 君とのおしゃべり
人間の縫い ....
月の下 あなたを思う 花の下 またねとつぶやき 小さく手折る
・
木曜日
予備校の前で君と会う
MEGADETH止めてイヤホン外す
・・
君が言う
「スパゲッティがたべたいよう」
スパゲッティはありませんよう
・・・
水曜日腕を振るったごちそう ....
100通のメールで朝が始まった普通の日々は幻となり
自由さへ求められない社会だと衝きつけられた「お疲れ様」
ココア姫マショマロ枕抱いてねる優しい人になれますように
サイダーの中に無数の星がある消えないうちにお願いしよう
黄金のリンゴジュースが飲みたくて急いで帰る夏から秋へ
....
全集の端本一冊手に取って
歴史の重みの手の平に ズシ
輪廻なる部屋の窓開け曇天に
白鳩らの群翔を見る
雨降らし中国製のブルゾンを
....
なめくじはぬらぬらと涙の痕を引きずってひと夜の殻もとめ。
待ちあわせは雨の夜アジサイの葉の裏で絡みあう恋のそれからの、
まぶしい太陽にツノ伸ばしヤリのよ ....
原爆で蒸発するのは肉体だけ?
目撃した我らの希望が死す
管理する!おまえの心マニュアルで…
がんじがらめの言葉と動作だ
精神の直立歩行で ....
キミを思ふ覚えなき気持ちかな悪しき夢にもキミは現る
故郷再訪
車窓より比叡の山に霧立ちて緑濃くなる朝十時
傍らの妻は平家の物語読みつつわれは景色をおいぬ
五歳より三十五まで住まいせし京はなつかし心はやりて
春景色浮き立つ志賀は通 ....
八重桜愛で
歩くスーツの肩寂し
早く帰って ビールのみたし
夕焼けを背負いペンギン故郷を想ってるのか腹が空いたか
マッチを擦るようにシュッとネクタイ外しひと夜の夢を見るあなた。
眠れない夜のからだを冷やすあなたのつめたいことばが欲しくて。
いたずらな指先でディナーの前の ....
夕暮れせまる
妻帰るを待ちて庭を掃くスイトピーにオレンジの蕾
夕暮の部屋に流るる讃美歌は淋しき心を明るくす
夕食の準備すっかり出来上がりあとは温め食卓にのす
影を踏み続ける悪役になり切れないきみのヒールなかかと。
書こうとすればするほど加工している気にもなるいつか実る木もあるのに。
このこころの鈍いいしをただ磨き ....
おれってこんなにおまえら女のことが解るんだぜ!という不愉快な不理解。
おちんちんの気持ちだってちんちん解らないよ勃起はしてるけど。
イエスだから濡れるノーだ ....
さしすせそ。
させしそすそさそ。
繰り返す囁き声の中で眠る
何もかもなかったかのよう春の雨桜をきれいに片付けてゆく
包まれて幸せそうな若緑。
人差し指ですくっ ....
別れてもあなたがくれたメッセージ記憶の中で影響力持つ
路地裏の官能的なポスターに僕ら重ねる恋愛旅行
陽の光まだ胎児には見えなくて母親の愛光となりぬ
雨の中口づけしても流される感触だけをその場に残し
打ち間違えたこころ読み返し間違えた指先をふかづめの刑。
閉じて仕舞ったこころの暗証番号ことばの端々に織り交ぜて。
心臓から遠く離れたこころで手をつなごう(ま ....
ぬぎすてる
春の衣の
きらきらり
ひかり散らすを
むねに刻んで
ああ あんなぜ太ももの方が爪よりながいのかしら
東京の晴れが泣いてる公園のブルーシートの青さに負けて
窓越しの隣の家のベランダのタオルのさくらのピンクのドット
蜘蛛の巣に桜はなびらひっかかる馳走だね蜘蛛よお酒が飲める
....
日曜の午後
卯月昼桜の下に居眠りて醒むれば片がはらはらと落つ
崇福寺その建つる跡訪えば青きもみじ葉陽に映えており
二人して山寺訪ねその路の浅き流れのそばに休めり
春の日の狭庭の ....
愛はただよい。ただよいにけり愛ならばただ酔ひにけりただの{ルビ媚薬=びやく}に
ふれるならあなたのまぶたしたさきでふいにふられるふあんのまえに
ふれるなら舌でふれやうそのは ....
鉄砲もこでまりもなくかなしけれれろれろなめるかをも鉄砲も
きりとおしはげめばつゆにくもゆきはゆきてかへらぬはつしものしも
六本木きんだんきゆるとちとちにとちの実とちの木ろっぽんはへ ....
昼間寂しい一人遊びにかまけ、疲れて眠る夕御飯抜き
君の名を間違える人も居るのだと初めて知る月曜の朝
永遠は在るかもしれないと少しだけ信じそうな火曜日の昼
週末の約束さえも複雑な迷路に落とした水曜の夜
明日が来て世界は ....
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