一匹の餓狼になりたき心あり烈日の日に影一人往く
琴の音は
松虫のごと
りんりんと
みみをなくして
琵琶のみなもと
緑一色
野伏せりて待つ
忽ちに
雲に掛かれる
月の晴 ....
周り皆自分の敵に見えるけど未来の友となるやもしれず
ここ調度この前やったと分かるのに思い出せない悲しき空欄
「全力は尽くしたはず」と言い聞かすそれでも不安は私を巣くう
....
歯ブラシをくわえたままで操作するパソコン見つめ時は動かず
明日というどんより雲が垂れ込める時の隙間に恐怖覚えて
来ちゃったよついにその時ぎょろりんと視線感じて背筋凍って
真夏にありて
人ありて三三五五と群れておりイングリシュ・ガーデン
妻と来にけり
夜がきて大輪の花咲きにけり妻の手植の夕顔白し
百貨店妻と二人で選びたる白きサンダル福音のため
夕暮れて疲れて座るこの部屋に冷茶一杯呑むにふさわし
向日葵とコリンスの咲く妻の庭目覚めてその前にしばし
妻出勤駆け出でて見おくりぬいつものごと坂はしりぬけ
きづいたらキーをたたいてる
書くこと なんかないのに
よくわからない
ぼくのまえにあるこのみちは
じぶんだけのみちなんだよ
きみのじゃない
生きている とは気づくけど
死んでいる とは気づけない
なんででしょ?
「この深い泥の中から拾い上げた錆びたマイクで自己紹介です」
胸と胸を押しつけても重なれなくて 鼓動の数は決められていて
灰の舞うプラットフォームを走りだせばほろびる前の ....
幸せは 笑顔に向かって やってくる 心の笑顔 磁石になって
純粋に 想い想われ 広い空 透明な息で いっぱいにしたい
大丈夫 大丈夫だよ 確信の 種を植えつつ 水やり生きよう
玉きはる
いくよの夢の
月なしよ
つきぬいのちの
こころとてなく
諸々の
太陽の許
我々の
蒼褪めたる琴
一切を洗 ....
ばかなの?と 機械にしかられ 目が覚める
今からなにか
やってみようか
解説:ニコニコ動画に挙がっていた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7624638
....
夕暮れて昼寝の妻の寝姿をいとしく思う今日という日を
夜は更けて語り合いつつすぎゆきて二人で起きて寝酒呑みけり
妻と共庭の食卓かこみつついつも話して笑う一時
風が吹く光さす朝の庭にも聖書レビ記数章を読む
青空に白き雲が漂いて低き声にレビ記をたどる
早く起き床を拭き干し物をかけ二人してとも働きにけり
今もなお 薄桃色の 美しさ この目に居残り 頬に広がる
花の香を 蒸し暑い風が 奪い去る 今もかすかに 鼻をつきつつ
春すぎて 季節は青みを ましていく 春の夢中に おきざりにして
....
コピー紙に墨滴らせよくのばす青黒い旗を得るためには
書き留める 心の動き 五月雨か インク滲んで 心細げで
ぽっかりと 開いた空洞 埋まらずに 八年巡り 響く雨音
空見上げ おぼろに光る 輪郭を なぞってみたい 月夜に酔って
....
「ばかみたい」愛を決して云わぬ君恋する人はみんなばかだよ
またねえ、と元気?と涙とハグ夜の改札前に無数のせつなさ
注文は好き・憎い・好きのトリプルで君とふたりで来たサーティワン
....
だいすきな
人がたくさん側にいて
私はそれで生かされている
見たいんだ
きみのあなたの
その笑顔
それだけでもう
心あたたか
書きたいと 思っていても もう無理ポ ああ、自由に 書かせてほしい
満開の桜並木を葉桜に変えようとする意地悪な雨
月光を秘かに浴びて書き綴る今日一日の嫌なこと日記
病気とか日々の悩みやストレスをすべて飲み込む青い大空
地に落とす影さえ君に恋をして夕暮 ....
衝動に駆られて打ったメール文字 やっぱり無理ね つぶやき消去
マニキュアを ぬる宵明日を ばら色に 夢に描いて 指先キラリ
太陽の 恩恵光に とどまらぬ 必ず明日も めぐる希望と
....
ふしぶしにふと表れる愛しき妻の持つくせ声と姿に
夢をみし水晶の王冠と妻を表すしるしのダイヤ
妻の絵がもう一枚できる日が近づいている文月半ばに
遠ざかる妻の車を見送りて我がうちにある妻新なり
今朝もまた妻の歌おば作りいて妻は心の支えと中心
妻と吾在らしめている神と主はエホバ神なり主イエスなり
雨のあと光さす路濡れていて妻の帰るを待ちているなり
妻は明日休日ならば連れ立ちて何処へ行かむ夏さかりなり
子と妻とクリスチャンの集会に楽しき時を過ごしし昔
意味のないものは必ず白い部屋散らかる玩具に目を留めるの
がらくたを寄せて集めて作られたひどくかなしいいきものたちは
赤い目を握り潰してもう二度と君は見ないと約束するよ
....
つい昨日君と歩いたこの道で「おはよう」なんてメールしてます
祝福の夢を見ていた気がします されど心は寂しいのです
良い夢の後はどうして寂しくなるのでしょうか泣きたいのでしょうか
明後 ....
疲れたり向日葵畑に寝ころびて夏に負けない元気をもらう
指きりが僕の人生支配する子供の頃の大きな約束
その前に決められていた雨上がり言葉をひとつ少女は知った
ひそやかに水は逆流していると富を嫌った国語教師は
ペンギンと乗れば寂しい 24時25分に出る終電車
いましがた呼び合いました。 ....
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