息白くずっと頭を下げている
あなたのハゲは私がつくった


海水で血液製造するために
従業員を急ぎで募集


タコの血は青いんだって静かだな
たかが生理にいつもドッキリ


牛 ....
遠い君 思う瞳に 鶴映り 帰っておいでと ため息混じり  きみが言う「愛してるよ」は うすっぺらい

      「ごめん」と言わない 心ないきみ
悪縁を捨てたく風呂で体じゅうこすりまくって血だらけになる

鏡に映る顔は父の同じ年より白髪としわが多くて

来るはずのない幸せを次の年こそはと祈り
迎える零時

幸せという言葉のカタチを ....
遅刻する夢を二度見た水曜日の朝 メイクの続きは会社で


寝癖が直せなかった悲しみを窓にうつして電車はホームへ


氷の粒を瞼に閉じ込めて今日も強く生きてゆけるように


今日はボー ....
佛蘭西の乙女の血潮
時雨のごとく降り注ぎ
帝都酔わせる

ヴォジョレーがどんな味かと問われれば初物失った{ルビ娘=こ}のため息

純愛を無くしたショックさえ忘れ口説きたくなる紅い劇薬
琵琶の湖は 都の命つなぐ甕

神が落とした ひとつぶ涙
はなうたは君が生まれる前の曲 プロポーズへの答えに代えて

When I'm sixty-fourそれはそう遠くではない約束のうた

「あの歌の後でポールは別れちゃったんだっけ?」とか気にすん ....
○ 落花生の殻の温もり手のひらにかさりこそりと遠い日の鳴る



○ 寝付かれず旅の光を反芻す日焼けの跡も消えかけるころ



○ 三つ子の眼に土手の緑は果てなくて夢に飛び来るあの日の ....
楽になれるなら朝一の電車に連れていってもらおう彼岸へ

初電で寝る化粧はがれた少年の華奢な中指そうっと撫でる

ホームに広がる吐瀉の中から「虚しさ」が手を出し足首つかむ
君が手に持ちたる使い捨て傘の中にモミジの葉の二枚見ゆ 左手の傷癒えし迄一週間疝痛に堪へ消毒をせし  水銀の示す数値は風邪気味の君の言葉だ逃がしたくない

 起き抜けにトーストを焼く君の音たゆんだシーツのシワをのばせば

 右を向くランドルト環目に据えて黒いスプーンがまぶたを食べる

  ....
好きだよと簡単に言えぬ関係は
やさしいけれど温もりがない

触れたいと思った事は罪ですか
伸びたこの手は空を掴んで

笑いたい時に限って一人きり
部屋に響いたコメディーキネマ
ぼくはもう
君の
なんでも
ない
なにか
遠い思い出
虹色
なみだ
天高く時が流れて人忘れ
分かってきたのは 哀しさだけで

ひと希むぼくはひたすらひと希む それだけ長い 一人でした

少しだけ嬉しい事がありまして 
そぞろな気分持て余してま ....
引越しのトラックの行く先なんて分からないけどここよりはいい

なにごともないって顔でしあわせはふわりとやはり消えるのですか?

無責任な顔ばかりが嬉しげにティッシュを愛のように配ってる

 ....
ほんとうに汚い世界だと思うけっきょくあるのは偽物ばかり

いきてゆくいきられるだけいきてゆくたのしむようにぼくらはできてる
花折れ峠より朽木(くつき)へ

空曇り心も少しくもりなり今朝朽木へと出発したり

晩秋は冬か秋か定かならず寒暖の差大きかりけり

うとうとと車の後部にもたれいてミュージツク流れる

霜 ....
無いものを描いてベランダ吊るしたら明日はきっと涙雨です
機能しない体温計の水銀はわたしの胸の中身と一緒
質問を垂らしてみたら何重も波紋が踊った恋人の明日
ないているわたしが理解できないと声 ....
エスペランサ、希望という名の覆輪のピンクの薔薇は超巨大輪

新顔の虫ミニバラを食害中。今度のやつはちょっと嫌いだ。

颯と薫る風を前にして満開はまだといわれても引き返せるか

天高く薔薇肥 ....
わがままなイヤホンコードの動きにもつながりたいって思うさみしさ


星空を糊でふやかして紙を貼り抱負を書くには弱い失恋


真ん中で割って肉まんを分けるなど ....
仕事から帰れば電子レンジにて温めるだけの愛のないご飯

寝る前に飲んだビールの空き缶に景気の悪い世界が映る
{引用=



ざいじょうをのべてときみにいわれたら どれもまだまだみすいだという
ぶらんこにのせてゆらしたげんざいが  ぼくをあだむにさしてくれない
ざっしからきりとるつみのいろどり ....
握力が蒸発しちゃってあかないの 飲ませてちょーだいポカリスエット


平熱が五度八分ってひくいから 七度二分にもキスにも目眩


あつくなる舌で転がす体温計 ピピピと鳴るまで風邪の味見


朝夕に二錠 ....
{引用=
いち



深海のエントランスがここにある(キスは壊れた鍵音がする)


ニセモノをニセモノとして愛しなさい 商店街は長すぎるけど


足元を見ながらいきてくしかなく ....
文明の進化の速度が加速度を
          増しに増したりビルに吹く風


しののめの空の色調見守って
          この一日の安寧を祈る


明け方の昏き部屋にて灯るのは
 ....
 
 曇り日の妻の花壇は彩さみし戸を閉めて机に座りけり

 トレモロという曲ギターで流るテレビ放送心をたたく
 
 今朝の家雰囲気はよし幸先よしだが人の心の空しさよ 
梅雨明ける片側に傾いているしかないんだね朝のシーソー

野球帽はすに被ってきみは行く夏炎天の田んぼの道を

風多き場所より早く秋が来てまだ夏の日の街をかなしむ

水門はただ待っている秋の日 ....
曇天の雲突き抜けて昇る体
          雲海の国は常光の風


そろそろと歩く街並み寂しさの
          つのる昏さに雲の降り来る


空昏い時の収穫夕刻は
      ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
下旬昼寝ヒルズ309/11/27 12:50
ミツバチ2*09/11/25 17:38
創書日和「謝」 告白[group]逢坂桜409/11/23 9:53
僕はあした37歳になる紅林309/11/22 21:57
カプチーノの泡のひげ七波309/11/20 16:56
ぼじょれーぬーぶぉー紅林009/11/19 23:46
平安ブルー 27[group]北大路京介5*09/11/18 21:24
漠然と永遠とか言うんじゃなくて30年後のヴィジョンを示せ亀井 花名2*09/11/18 11:24
眠れぬ夜都志雄509/11/17 19:02
初電紅林0*09/11/15 18:30
A-291*09/11/15 15:58
左手の傷攝津正109/11/15 8:54
水銀キッチン209/11/15 2:10
僕のパート、何番目?雨流れ。3*09/11/12 20:07
遠い思い出ふくだわらま...109/11/12 10:38
飾れない生活雨流れ。2*09/11/12 10:01
どこへ去ることもないけど覚悟してみるよきらく009/11/11 21:45
両手に泡立つ研磨剤。雨流れ。0*09/11/11 17:44
花折れ峠から朽木へ生田 稔009/11/11 14:29
水は紅あぐり2*09/11/9 23:54
薔薇とピンセット小池房枝209/11/9 23:48
いみてんしょん・らんぶあすくれかお...4*09/11/9 23:25
電子レンジ夏川ゆう309/11/9 18:54
ざぶざぶと わけいるなみの つめたさに にてたといきで ぬれ ...あぐり2*09/11/8 23:30
発熱インサイド2*09/11/7 16:03
誤発しろいろ10*09/11/7 13:23
しののめに安寧を祈るアハウ209/11/7 6:47
曇り日生田 稔209/11/5 8:40
八〜十月の短歌kaeru409/11/3 23:24
空 寒いアハウ209/11/2 15:44

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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