あんなことこんなこととかあったねと笑いたいけどまだ無理かもね
つい先日わかったことだ板チョコは二人で分けたほうがおいしい
日曜はカレーの日って決まってて玉ねぎ相手に痛み分け ....
ベルリンの壁が壊れて産声をあげたわたしに世界が刺さる
誰とでもハローがいえる。誰にでもわたしのせいぎを「愛せ」といえる。
戦争をしらないこども ほんとうの平 ....
気管支に埃が住んで苦しいの 古い名前を呼ぶと咳き込む
まなざしが果実のように熟すなら 情も枯れゆき朽ち果てるのか
鰯雲 終い忘れた風鈴がからからと鳴る かなしいみたいに
雷獣よ
長飛丸よ
字伏よ
この槍を
とら
今抜いてやる
....
気がつけばいつもの妄想リツが嫁何回やっても何回やっても
高くばかり吹いていた風降りてきて翻る葛の葉裏の白さ
金も銀もまだ咲いてません少なくもこの風が来た道の限りは
せいせいと水色の空の低いとこに三日月そっとすくっと立ってる
西はイリ東はア ....
スタンドは
一人一体
さぁ抜きな
どっちが速い?
試すとしよう
....
ラストノート彼女の香りと音楽とルーズリーフの最後の一枚
引き出しの記憶の奥に「ユトリロの白」とだけ画家の絵も知らないのに
猫よ猫、抱き上げた目の奥行きよ、あんた脳みそあるんかい?ニャー
....
とおり雨」途切れた言葉のすきまからとおり抜けてく夏の体温
いままでも眠る夜だけ好きでした、きれいな呼吸だけ好きでした。
遜色のないヒトデみて切り花の手を取るように色をうしなう
ざんね ....
すきだよ、とあなたが言えばそれだけで あたしはてんしになれるのだけど
「うそみたい、うそみたい ねえ」涙目で星降る空の下に立つきみ
ほんとうは何も知らない僕のこと 夏が過ぎても好き ....
“これから”を知らないぼくがきみに書く最後のラブレターなのであります
大都会トウキョウのせいにしたいもしきみの余韻が消えてゆくなら
コンマ何秒の世界でまばたきの音まで聞 ....
針金を
蛇口に巻いて亡霊に
成ったお前が
今
目の前に
....
向日葵と背比べをして眺めてる庭の借景南アルプス
サイダーの中に視線が沈んでゆく 君の孤独は底をしらない
にせものの蛍の光に笑ってた ほんとうに笑えているかな
「なぐさめて。」そう言って甘い雨を降らせるこの街はまだやさしい
....
泣き止んで幼い心ともにあれ
小さな日々に戻れないなら
ゴム長を引っ張り出した夏の午後
君は来る来るあの日の傘で
戯れに一段上げた跳び箱を
君が跳ぶまで帰らせないよ
....
よそ行きの気持ちを全部詰めたから
カバンがとても重たくなった
どこからかきれいな歌聞こえたから
旅の予定をそっちへ向ける
青地図に行程表を書きこんだ
知らない街をたどる点線
....
判事の手から落ちたりガラス粉
森の極みに眠る彼の父
鳥の尾の翻る間に雲変わりぬ
雲の語りは地に届かじ
ミートパイ裂けり三角四角にて
暗き食卓咳き込む母親
忘れられた僕忘れ ....
私を叱った検察官と町で会う向こうは私の顔を忘れて
勉強の合間に聴いた音楽と外を吹く風重ねて聴いた
駅前を歩く猫がさっと走るそういう感情がふと湧いてきた
思想からさらに思想へとはしごし ....
爪にかけ剥ぎ取りし{ルビ雲脂=フケ}の塊に毛穴の痕のありて萌へけり
ご指摘に基づき改作
爪にかけ剥ぎ取れる{ルビ雲脂=フケ}の塊に毛穴の痕のありて萌えけり
HELPLESS
これがいちばん
すきな言葉と
君は砂場に
英字なぞった
キュンと鳴くこの胸の音聞かせたい
遠くからでも想っています
爪先から公然猥褻してやがる。
やわらかなピンクのサンダルがブラジャーに見える
いつまでも
ペンが進まぬ履歴書の
刑務所時代
どう誤魔化すか、、、
ありがとう数え切れない思い出をくれたあなたと共の六年
わが店とともに始まりわが店の終わりとともにピリオドの恋
ハルシオン
トランキライザー
アスピリン
....
好きなのか嫌いなのかと問うて見る心は正直「嫌いではない」
年老いて病んだあなたはきっと言う「ありがとうな」がせいぜいの縁
きっとまた良い男(ひと)が ....
わざとでも嫌な出来事思い出し離れて正解だと思い込む
手をつなぎ寄り添い共に年を取り和む日々など永遠の夢
最期まできっとあなたは我の道私はたまに思い出す女(ひ ....
みなみ風
母子を包む
蝉しぐれ
言葉をなくし
影を見つめる
くれないの
空に流れた
ヴォカリーズ
橋の上から
瞳を落とす
その名前
忘れたはずの
君の名は
ぼくにとっ ....
君だけに操を立てて只一つ恋焦がれるは命の終わり
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