風の中 金木犀の香りして
会えない季節 四つ数える
その肌の 温もり 匂い 思い出し
会えない時間と距離つら憎く
オレンジの アスタリスクを ....
紫な気分がつづく5日間
青い週末 雨降る心
*
ただでさえ細い目をもっと細くして
笑うあなたをずっと見ていたい
花嫁も吾もひとしく歩みたるひがんばな土塊ひきずりて
もくせい香るとき既に夜は明け娼婦は未だ微睡める少女
若き人妻に招かれたる昼食おりいぶの葉小さく黝し
真顔にて小太りのをとめ差し出せ ....
バベルの塔 天まで高く STORY 軒を貸しては 母屋取られる
天国を
餌にあなたを誘い出し
ひとりぼっちの
家路が
キツイ、、w
天路歴程 世間虚仮 金出ずる くにより金が 入るくに
触れられぬ光のようにそばに居るそばに居るのに遠い宝石
濡れ髪をそのままにおく季のうちに夜の声きく朝の声きく
灰という名の舟のどに羽ばたか ....
どくどくと
中に出してたあの頃に
実っていたら
今頃は
怒りあれ もっと怒りを 母娘 墓場から アドラステイア 愛を込め
十二歳 ピエロを終えた 静寂の
虚ろ重なる 白い川岸
道端で
ギターと遊ぶ
ガキを見て
道場破り
ブルースハープ
一瞬でさらってくれたひとあふれ出すには少し遠い輪郭
背伸びしたささやか過ぎる罪のせい おとなになるを経験している
すきすきの思い出ぜんぶ消えてゆけきらいきらいが本当 ....
ひめそやす バラのおもざし my Alice みつめふたつめ マストはためく
昨日の事は忘れない 刻まれた君の言葉と シーツの皺と
温めるモノはありました でもこの手はずっと冷たいままでした
行って来ます そう言ったきりよと鈴虫は 悲しい音色でないた ....
いくときは
ただ乱暴におっぱいつかみ
真っ白になって死ぬ
真っ白になって死ぬ
たてよこと 2速蛇行の 雀の子 ヘソが茶湧かす 強気な憂き者
ストライプシャツを羽織ったあの人とすれ違うゼブラ サバナの風吹く
啄木のこころ親しくあたらしい
小さな文庫の小さな文字で
風あらしざらつく息の事始め
考えの糸あかるく保つ
自己肯定あふれるときにただ迷う
処刑の前のあきらめだろうか
正しいと思 ....
久々に
キスをしました
久々に
君は照れ、かつ笑ってました
日光がじりじり焦がすグラウンド あの夏の日がよみがえる熱
突然の訣別の日は当然で 気化して消えた二人の熱さ
紙のべて妻へメイルをおくらんと心の中をいざ調べみむ
夏は過ぎ涼しき秋に今在りて一人机に向かう楽しさ
花の絵のかかる壁静かにマーラー鳴り響く部屋
死にそうな真夜中過ぎのローソンで
『彼氏居ますか?』某店員に
月のない夜に盲いた鈴虫がすすきの原に星を降らせる
不意に雨
どしゃ降り抜けて
チェックイン
タオルをくれた
フロントの君
ウクレレに悲しい唄をうたわせて鍵を掛けたね 冬のはじまり
さようなら ただそれだけを繰り返すために頼んだレモンティーの味
さよならを窓にうつして発車する 出会いと別れがこの中にある
宇宙食がいっぱいあればいいのにね きっとどこかへ行けちゃうのにね ....
誕生日に友にもらった筆入れから上目づかいでムーミンが見てる
数式の行間からのささやきを待ってるだけよ解けないんじゃなく
「棘抜きで魚の骨を残さずにとってあげたい」そんな恋文
....
熱いってそりゃーそーだよこんなにも熱があるのにオレを頼れよ
追憶の
ブレザーすがた
放課後の
音楽室で
カーペンターズ
幼さをテトラポッドの棘とげに爪先立ちで残してきた夏
木漏れ日から乱調の秋降り注ぐ エンブレムなんて破り捨てよう
遠き日に屋根へと投げた乳歯が今落ちてきたよう昼の初雪
ふく ....
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