博士の怪物が折り重なって手を伸ばし、四色の月を求める。
質屋で心を取り出す。意外な美しさに大金を払い買い戻す。
海が凍結し、私たちは海の彼方へ向かった。足だけが冷えた。
....
弾丸を
見舞ってやれば
片が付く
引き金を引く
只
それだけだ
ドルだけが
俺を裏切らなかった ....
米粒を
喰わずに今日も
酒を呑み
ぐるぐるのぱー
ぐるぐるのぱー
必要と
している同士
出会うこと
悩み学びつ
良いタイミングで
長月夜 冷えて心に 傘重ね
ふりさけみれば 寄る辺なき鳥
だらだらと
二人でテレビ
観ていたが
正座したよな?w
高山Xドン・フライ
『、、阿呆ばっか、、、、、』
....
「ここではないどこか」って場所 この世には沢山あるけど私にはない
唯一の救いのようにさよならをいう文のなかに誤字をさがす日
うそつきは大嫌いだっていううそを ....
手と指が触れあうためのそれだけのために旅した十代の頃
どこへでも行ける気がしたどこへでも去ってしまえるわけじゃなくなった
屋上のドアが開いていることを行かないくせに期待していた
空に ....
忘れない られないひとを一人きり
行方知れずに いつも思って
兄は云う 大事な愛との遠近は
距離がある分 法則に似て
わたしたち どこにも逃げる場所が無い
鏡のなかの ....
あなたの背ひとつひとつであるように私の背もまた私ではなく
陸からも海からも白はじまりて放りたくとも放られぬ日々
二階にはもう既に ....
還暦になりたる人の臓物はカーボンの色 朝すすり泣く
大気圧耐えるS字の脊椎は儚き生のエピタフに似る
年月を長き指にて掻きむしり爪老い侘びぬ月面映し
平穏は耳鳴りだよと腕時計外し目を揉む薄日の読書 ....
この空のどっかにマジで君も居る
それが理由だ
立つ理由だよ
液晶のくらやみがこわくて 誰か手をひいて 光よりもはやく
ナプキンでまぶたをぬぐう きらきらひかる夜の鱗粉 まぼろしさ
褪せた色がやさしいカーテンをしめる ふたりぼっちの夜がはじま ....
小谷城訪問の旅
そよ風の朝の坂本後にして白き雲ある道走りゆく
青い空身を清くしていそしみし神の道にも希望をこめて
かすむ山湖の彼方にひろごりて藍色の水うみを望むよ
青き空そよ風 ....
ネクタイを締めてる今も本質は
ガテン気質の早仕舞い主義
本日も
特に歴史に残るよな
事も出来ずに
日が暮れてゆく
ぶどうの実みたいにていねいにしてね 薄い皮膚のしたは滲んで
ためらいを波打ちぎわでうけとめて こぼれる前に飲み干す二人
えりあしに新しい香をしのばせて 季節のように抱き合う初秋
組んだ手を解いては笑いまた組んで ほろりと落ちる金木犀
讃美歌をうたわんとして妻見ればニッコリ笑っていましたっけ
夏の夜
電信柱
伝わって
家出果たした
ぺたぺた
よちよち
金網の向こう側だけ喘息の発作によく似た狐の嫁入り
夢うつつ 枕のうえには時空間 効き足の指が朦朧として(おやすみなさい)
遠くから地下鉄の音がやってきて 無理して遊 ....
さっきまで 笑ってた友 急にキレ 僕をえぐった サバイバルナイフ
殴られた 歯が折れるほど 殴られた 後は優しい DVセックス
あなたなど 選ばなければ 良かったと 自分を責める 怨念波紋 ....
よのなかの電波の網の中にいてお前の音だけ手探りをする
胸底にお前の喘ぐ声がする風の音だと限りなく言う
遥かなる街でお前が笑っててお前を抱いて眠ろうとする
赤と黄と朝焼け雲とくちびるを二人前ずつ欲しいのですが
こころもとなくなったから異国語を呟いてみる(気付かないでね)
ため息の量が午後だけ足りません枯葉の側に落ちてませんか
....
道無き道も やがて道 思えば人は すべて道 違えぬ意志を かくと抱き どの道この道 歩む道
*
ぼ く を ひ と り だ ち さ せ た ち ち よ
....
彼らにも自由はあってないのだろう 高層ビルの窓を拭く人
観覧車がいつか頭上に落ちてくる不安ではなく希望を抱く
道徳も
親の死に目も
棄てるから
ただ沸きに沸け
この二分ネタ
....
犯人(教唆犯)の 犯人(実行犯)にする 闘争劇 現地調達 みんなが主役
風の中 金木犀の香りして
会えない季節 四つ数える
その肌の 温もり 匂い 思い出し
会えない時間と距離つら憎く
オレンジの アスタリスクを ....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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