HELPLESS
かつBREATHLESS
笑けるわ
いやかめへんで
来たらええやん
....
「頑張れよ」
なんて言わないで
人は皆
必死に生きている
吹雪いてた処も多かろ、此方ではこれが初雨。静かに優しく。
舞い上がった正月埃をほんの少しほんとに少しの雨が鎮める
恋人は何かの匂いのひとがいい焚き火の匂い潮風の匂い
失くした ....
あの人は
人の母だが女神様、、、
人 ....
おれはいま
だれかを
そっと
殺したい
ともだち
ぜんぶ
川にながして
きみとおれ
今と昔で
違う町
抱えた秘密の
手品を教えて
夕暮れは
盗人だから ....
夜と似た静寂をまちわびている 恋情の背にふる初雪よ
夢の続きをなぞるように傾いて空白のつめたさに日がさす
からからの空気のなかにいきものが 二人そろって息を殺して
タイガース
ホームラン打て
今夜打て
寝屋川市北
重田住設
別れたら
とんと読まなくなったけど
1Kの床
マーガレットコミックス
....
珈琲に角砂糖を溶かすようにひらがなにしてあまえていたい
うつくしいせかい あい そら すなのしろが わたしの中で代謝してゆく
しにたいとあいしあいたいのさかいめにおいてきているわたしの ....
....
こんなにも多量の糞が出るのなら
俺は当分死にそうにない
食当たり何を食っても粘土味
油あげ一枚で死ぬかと思った
自転車のオカンがスロープ落ちてきて
駐輪場で死ぬかと思った
....
たまにはさ
お前がおごれ
この俺に
ロープをおごれ
最期ぐらいは
おおマジか
俺は今更死にたいぜ
自殺したいぞ
俺は今更
....
スーパーで
おかずを買って
ふと足が
止まってしまう
雑誌コーナー
....
こんな日は
当てはまらない
五七五
はみ出た気持ち
素直な数だけ
文字数に
心変わりを当てはめる
ごめんなさい
としか言えないよ
あなたとは
もう逢えないよ
ごめ ....
トントントン。
どこかを叩く音がする。
トントントン。
誰かが必死に叩いてる。
トントントン。
今日もまた叩いてる。
トントントン。
昨日も叩いてた。
....
明けまして雪は降らずに暖かな陽が道に降る祝福のよに
冬の日の暖かい陽が柳の葉きいろに染めて水に浮かばす
鈴の音(ね)に猫は跳ね起き鳩は飛ぶ出社の前に神社へよれば
絵馬のな ....
道徳に
値札付けとけ
JANコード
切望の果て
果てのまた果て
優しさなら全部あげるから バファリンの代わりに 傍に置いてよ
何も言わずに ただ料理を平らげる 私はそれが嬉しかった
君の手は 無から有を 産み出して 無限の未来を 私にく ....
よろこびに
満ち溢れるときは
いつも独りじゃない
人脈をつくっておけば
いいのかな
独り長いと病んじゃうね
生き方に
言い訳せずに
ひたすらに走っていたら
独り転びて ....
白雪に赤い水飴垂らす頃 あの子は少女と呼ばれていたか
目の前を振り子がとおる 催眠を 迂闊に噛んではいけない指が
灰皿の上に広がる砂景色 嬉しかったね、呼吸すること ....
ザリ ....
ギターリフ
同じ音源
あの頃と
同じ音質
同じざらつき
陽光の糖度が上がり口のなかさらに甘くなれさらに甘くなれ
つぼみには蝶の群れただ渦の群れ細い林のざわめきの群れ
一本の指に龍の火かがやいて通路も爪もはばた ....
自らの終わり知らぬほど咆哮し余りし皮を刻み喰み吐く
引き摺るを引き摺りてなお引き摺りて男の無能ほとばしりゆく
洗濯機街の道は皆洗濯機洗うふりして光を奪う
....
嫌なこと月に翳して浄化する眠れない夜に行う作業
連なった雲を眺めて君想う愛の行方を知りたくなった
モザイクではっきりしない関係を演じ続けた疲れた二人
暗くなり屋根裏部屋で運動会赤組白 ....
九時前に坂本を出発曇りいて肌寒し厚着しており
年末の風さえ吹かぬ午後の道一つ越え京都へ行かむ
空腹を覚えつ辺りうかかがいて店などさがし並木道ゆく
曇り空車は多しわが心中これからのこと ....
もつれあう六度八分をもてあまし 外を見遣ればふりつもる雪
よぶ声のかなたに響くまなざしにあけゆく空の眩しさをみる
尖端の白きをつかみ撫でまわす手くびの技に鐘なり響く
空白をうめるが如く手を合わす かじかむ指にからむ願いを
初雪を
ふぁっさ!とつかみ
もきゅもきゅと
握り込んだら
手に残る芯
....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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