わだつみの海に去りにし人々よ生まれ変われよ花ふる里に
沈黙で迎える我に君もまた沈黙で返す風の音揺れる
夕暮れが窓から見える通学電車同じガラスに君の横顔
....
はるのやまは
そのいただきに
じゅんぱくの
ヴェールをまとわずとも
うつくしい
痛んでて
荒んでるなら
勝負しろ
俺とお前と
どっちがそうか
こんばんわ
おはこんばんち
さようなら
ゴロッと床に
まるごと手首
ホームラン
銀河系まで
飛んでゆけ ....
友もなき日常つづるケータイに親指で打つ三十一文字
窓越しに葉の色変わるつぎつぎと巡る季節の今日という色
手をひろげ腕を伸ばせば指先に小さな葉っぱ吾は木になりたい
千代紙の ....
ディーラーと
警察を呼べ
今すぐに
フ ....
花屋にてお勧めの花聞いてみるピンクの薔薇が想いを告げる
僕と君付き合い始めてもう五年新発見は今もまだある
カーテンを開ければそこは別世界君と二人で作るこれから
眠る時僕の隣に君がいる ....
柔らかな赤いチューリップを花束に君を訪ねる昼下がりかな
ねずみ色の雲の薄墨に染められて山桜ひとり風に揺れている
木蓮の茶色く染まった花散れど今日はほのかにみどり葉見える
そのひとが
最後のひとで
ないことを
きみはそろそろ
認めるべき
赤い血で
レッドフラグを
ひるがえし
志すまま
旅ゆく君と
*{ルビ翻=ひるがえ}す…急に向きを変えて、
他・(反対)の面を現す
悲しくて
悲しいときは
悲しいと
言うべきですか?
ひねりもなしに
....
smell the sea
colour of the ground
which I've fallen
潮の音が君の波長と重なって
だから満ちては引いてたんだね
....
....
バースデーロウソクもなくケーキもなくひとり朝食に味噌汁すする
バースデー誰も知らないロウソクの本数見るのは我ひとりのみ
バースデー何も変わらぬ日々だけど何か変わるよな期待する日々
....
うす青は群青の背に程遠く 終わらぬ恋の浅はかさを見る
はじめから終わっていたと知りながら引きずるように肌をぬらした
すべてなどあってないようなものだから千切れた胸に世界を仕舞う
....
空っぽの
砂漠を指して
無垢な目で
『ここ ....
....
あかるさに開いていたのはこころでもからだでもなく精神でした
マニキュアが剥げちゃったから帰らなきゃ 爪のさきまであたしでいなくちゃ
ふりむいて、そのときにまだちゃんといて 先に終わるな ....
ぼけの花愛でたい花や花びらが枝枝咲いて桃色匂う
乳白の花びら開き散る前に姿とどめよ木蓮の花
山吹の水仙を手にひそり立ちナルキッソスの水辺を映す
....
偽りと
思うわりには
求め合う
無味乾燥な
光り滲んで
{引用=
朝露が、透明に落ちて、
ガラス玉、
ふりそそぐ、すべてのことに、
驚かないで
あの高台にたたずんで、
きみが眺めていたものがなんだったか、
それをたしかめるため ....
はるあさく みどりをまつは 黄卵と よるのせにさく ふくらみゆく月
ブルーだと
言えば悲しく聞こえるが
心配すんな
空もブルーだ
....
眠いんだ
だから設問
くれよそら
問題ダダン!♪
ミシシッピには?
....
桜満開
或る昼に三人連れ立ち花見むと田舎の方へと車はせつつ
春霞薄き水色ひろごる空にもう冬でない冬も懐かし
ラテン語をひと時学び古の言の葉おかしきその高雅なる
そよ風の吹く坂道 ....
ありがとね
ここで降りるぜ
今降りる
ではグッドバイ
ここでサヨナラ
....
どんだけ?とIAEA言ったから
四月十二はレベル記念日
東海の臨界事故やニガヨモギ
違うんだから蟹を食べよう
活き民の真赤な暮らし埋め ....
177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217
【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.55sec.