じいさんの
投げた入歯が
旋回し
ポリグリップの
待つ口腔へ
再稼働
反対派への
対抗に
坂口呼んで
アトミックドロップ
振付師の
モノをフリフリ
つけられて
4回転に
艶が加わる
熊撃ち名人
マタギの銀二さん
かんじきと蓑で
バイアスロン
体育の
必須 ....
本当に
死んだ輩は
....
ビキニ着て
必死で
ボール追いかける
自分自身に
疑問を抱け
ロンドンの
空港で
エロ本を買う
ベン・ジョンソンに
誰も気付かず
泣き叫ぶ子供の親は困り顔買い物中によくある一齣
本棚に並べた本が何か言う本の世界に誘う言葉
深海で泳ぐ魚は目立たない自分の道は自分で決める
恋をすることは迷路のようなもの深みに ....
憧れの
彼女の背後
回り込み
ブレストしてる
股間を凝視
張形の
バトンを繋ぐ
さわやかさ
女子
4×100mリレー
傷つける
のが得意なら
傷つけな
逆のタチなら
傷つけられな
....
給水所付近で
前に躍り出て
自分以外のボトル
ブン投げ
ヘディングで
ヅラがボールに
乗り移り
ゴール目指して
飛ぶ生首だ
伸身の
新月面で
着地するときも
アソコは
くにゃり屈身
やり投げは
獲物に当てて
ナンボでしょ?
審判員に
狙い定める
鳥の恋花粉の蜂鳥丸まりて睡る
蛇呑む棘の露草の水辺
遅き時計早き時計を追ふ
免罪符掲ぐ奇跡の
十字架に刺疵
暗殺の基督
生まれなき絶望をして死せり
レマ・サバクタリと叫び ....
安インク零して新聞紙の痣の上に蟻の集れる蜂蜜の匙
商工会議所の椅子に花籠置きてゐなくなり老婆は前世紀の夢を見む
葡萄樹に月光の降注ぎ汝との離別蝶が飛びて眸に呑まれゆく
引き裂 ....
地獄にも
....
模様を視て食べているのはカメではない
どこまでも迫ってくるのはカバーではない
月ならば僕が見えるかたっている棒
スタート前
名前をコール
されるとき
恥ずかしそうに
ワキ晒すきみ
入念に
処理をしないと
水着から
毛がはみ出して
まるでモズクだ
特撮に再入門はジャスピオン春田純一悪のスマイル
キカイダー博士の役で出ていたねハンペンも出たハンペンも出た
銀河魔女ギルザを誰が演じたか知るひとぞ知る知るひとぞ知る
マニアに ....
工場の螺旋を切る黄昏時の産業機械ばらばらに捻れたる彫像立たしめて
工業機械展に完璧なる円弧を描画せる美術家ありぬ機械の勝利として
電球の裡の研究室アメリカの腕が詩を書き原子時計と鼓 ....
「約束の時は何時になったら訪れるのでしょう、ドアを開けてあなたの来訪を待っていましたのに。」
洋燈を片手にナイフの蝶を羽ばたかせ包帯の腕解け跡形もなくなりぬ
頭部の空洞彫像の腕回し ....
インコース
ギリギリついた
くさい球
実はピッチャー
ウンコつけてた
身長に
差がありすぎて
お好みの
シックスナインは
無理だ
魔女たち
壊れたら
直し屋にゆけ
....
「歌集五年」(”tanka anthology five years”)
(1)A driving tour along the roads of the back land near Lake B ....
切り取った世界に色を塗っている自分自身で作った景色
花占い花弁たちがくれる愛薫りは言葉みたいに届く
庭に咲く紫陽花を見て微笑んだ梅雨も必要なのだと思う
今日も雨明日も雨と聞いて ....
顔立ちは
可愛かったり
するけれど
よく見りゃひげが
砲丸選手
天国の
ゲートをくぐる
練習か
市民公園
平日の朝
藍ちゃんの
揺れるバストに ....
抱き寄せるために
回した左手が
肩に届かず
女子自由形
中国の
重量級に
押さえられ
抵抗できず
もう好きにして
鬼太郎と
ねずみ男が
ラリーする ....
さきみだる
よざくらのごとく
うらはらと
なみだとともに
らんぶせしこい
紫陽花の色が変わってゆく様を観察してるきみに言われて
カラコンをしている違うきみの目に映る無数の紫陽花の色
思い出す豪雨の海辺で見た脚と深い紫いろの紫陽花
六月の ....
下らない詩歌ばかりだ
読者では
いられないから
....
ウンコして
流さないのは
嫌がらせ?
それとも誰かに
見せたいのか?
【作者あとがき】
変態短歌シリーズも99という大変切りのいい数に達し、めでたく終了の運びとなった。
言う ....
日本人
比べてばかり
顔色を
アメリカ人は
個性の文化
何事もなく
金曜が過ぎ
オナニーで
ホッと一息
TENGA泰平
気に食わない
奴にチョーパン
ぶち込んで
逗子駅員に
取り押さえられる
修身の
教 ....
水無月の日は過ぎてゆく夕暮のわが家の机上に茶を飲みている
抹茶立て出されし夕の居間にいて讃美歌ききつ身はすずしくも
トンイなるドラマ今夜終わりわが家の部屋にしあわせは満ちる
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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