新しく出来たショッピングモールには世界を意識した品揃え
学校の図書室に行き本選ぶ百科事典が並ぶ本棚
夏祭りどんなに文明進んでも昔ながらのやり方変えない
野良猫に出逢えば会話したくなる ....
同性の上級生を誘いたい夜は短いワンピースを着る
君の事を羨ましく思うのは僕が駄目だと思うからだ
苦しいという単語からひた向きに苦味を味わう忍耐を知る
伸び上がり枝を掴む柔らかな君の指先に咲いた桜
他人(ひと)の事 ....
手を繋ぐソーダー水に寄り添ってただ一粒の泡となるまで
流木に背中凭せて考える去年の九月で地球はいくつ
僕が寝ているときは僕の靴もつかれて寝ている
差し出した君の右手にどんぐりこぼれる秋のどか
馬鹿も休み休み言ったけどやっぱりぶたれた・・ ....
夜が陰る闇が歪んで砕け散る猛毒の花死の光産む
猫よりも猫撫でる君可愛くて猫耳つけていなくても好き
図書カード
フランツ・カフカ
蠅の王
いつもあんたが
....
ただ一つ百の英知に見せたくて専門用語をちぎっては投げ
強風に この身のタガをはずされそうで夜の毛布を抱きしめている
蓋のないボンドはいつしか固まって自己完結を目指しています
貝ボタンはずせばそこはあの海で潮の香りが満ちて広がる
風見鶏 ....
十月
くもり空台風近づく坂本の今朝のしじまの一切合財
拭き掃除いちおう終わりあとはなくギリシャ語とへブル語を
テレビには女性ゴルファー球を打つ木の幹のよう姿をすれば
....
単純に考えてこそ楽になる複雑にする考え方捨てる
朝がきて昼が訪れ夜になる暑さは同じ変わらず続く
何よりも無条件の愛美しい全てを創り出せる万能
願い事星になったかのように現実化して輝い ....
部屋の中君と二人で雨の音寄り添いながら朝を迎える
虹を見て君が呟くこの虹は幸せの色全部あげたい
本当の彼の心は純粋今の内面素直じゃない
絶対に言わないけれど運転をしてる横顔何度もチラ ....
出会い時目に奪われた君の顔自分の中で強い独占
大好きな彼の唇キスをされ抱き締められた涙止まらず
秋初め制服の上萌えカーデ彼可愛いと胸が高鳴る
紙を折り色とりどりに祈ります三角のかどはぴんとして
一膳の箸のすがたも美しく背筋を伸ばす五人のしもべ
夜更けすぎ昨日を連れて散歩する買って帰ろうコンビニ ....
さよならの時期を知らない振りをして私あなたを殺していたのね
もう二度と愛に傷付かないように私あなたと心中します
気移りをしたなら行って構わない影だけ私に残してください
味噌汁 ....
....
夢の中白い兎を追いかけて落ちて行きたい私はアリス
生卵よりゆで卵大好きよハンプティ・ダンプティ覚悟はできて
縁側で寝そべるおまえはチェシャー猫?のらりくらりと私をかわす
おかわりはい ....
街灯もない夜の海でいまさら月が明るい事に気づいた
霞む夜バイクに乗ってただ泳ぐ息継ぎ代わり歌を歌って
一人きりなんてほんとに当たり前凍える指はそのままでいい
クズで ....
はじまりのない迷路に居て終わらせる術はいくつも持って立ってる
これいじょう失えるなら幸いだ まぶたにこぼれる星さえも今
きりもなく、おそろしいのは 何ひとつおそろしいとは思えないこと
....
ふたりしてつくっていたのは絵ではなくかたちでもなく額縁だった
鈍痛をめくりあげると赤蜻蛉 あしたはどこか遠くへ行こう
喋る書く読む聞く論じる酔う吐く泣く 触れて寄り添う布は看ていた
「見えたって平気だもん」売り場のポップ 戦友みたいに強そうな布
月曜は嫌だね♪けれども頑張ろう♪ Same ....
美術館独特な雰囲気醸し出す地味な絵画は印象薄い
空高く見つめて探し求めてた答えを出せた気分になった
木漏れ日が僕を優しく包み込む胎児の頃の母親の愛
小枝持ち砂浜に書く愛の文字隣の君も ....
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている
揺れる穂は黄金でした身の丈を思いつめてた遠い瞳に
みる先にレンゲシロツメ微笑んでひとり上手と夕陽とシチュー
白い靴手放したのは誰ですか問われてのぞむあの日遠くて
まなざし ....
秋風に頬を染めあげ吾亦紅 小首をかしげあなたを呼んだ
かくれよう さぁかくれよう、さみしさがやってくるまえ眠りのなかへ
疲れたと膝を抱えるきみのそば あしたのそらの尻尾をつか ....
東京に透明な孤独あるものかされど孤独に色あるものか
手のひらで掬った恋を握りしめ救えぬ愛に舌を打つ
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