焼き芋の包まれている新聞紙かすかなインクの匂いも食す

くくられた新聞紙の椅子の上あごひげという名の猫がくつろぐ

ちぎられて水にひたさればらまかまれほこりにまみれて新聞紙逝く

世の中の ....
楽しいと笑み浮かべ血一滴の波紋は目の裏に散る。 ヒース生ふるセルトが荒野ほがひなす
蕃神女王ブリトン去れり
風尽きてかなしい凪の闇のなか夢を忘れてしまいたくなる 松の木に敬礼を(ぼくにちからを)灯台守にコーンスープを

気の毒なひと、といわれて気の毒なひとであったと知る十二月

もうみずに変わるまぎわの雪片をしんしんと抱く窓になりたい

掃除機 ....
うちの猫、しりませんかという看板、わたしの好きも探してほしい

その、こころ、いただきましたという予告、付箋ひとつで君からとどく

お迎えにハムスターがくる夜は、既存依存の弱さが強いものだ ....
夏海で初めて泳ぐ子供たち海は苦手と微かに呟く

山間に囲まれた町静寂な空気が流れ目立たない町

好きな場所で君と過ごした数時間黙っていても気持ち伝わる

雨粒の一つ一つは生きている協力し合 ....
ばあちゃんに買ってもらった吸盤に春の匂いが吸いついてゆく

ばあちゃんに注がれてゆけ夕立や汚い虫やその他もろもろ

ばあちゃんをへし折ってゆく夕まぐれどこまでもどこまでも独りだ

ばあちゃ ....
ロオレライ魂きはるともまがつ歌
聴かましものをライン波立つ
耳鳴りよとおい世界の渦巻よ花降りやまぬ春は まだか

吐瀉物もわたしだったということを忘れてしまいそうになる朝だ

動脈のあたりに鴫がたっていて今年最後の日曜日、はれ

ひとつずつやりたい ....
【寂寥】

ふくろうの骨格をみて少しだけ悲しくなったハイウェイと森

やせこけた我の心の貧しさよ地をはいさまよう腕の細さよ

全身を氷漬けして大砲で発射後すぐに赤く弾ける

憂鬱がおへ ....
シャッターの
陰で
あんたと





しりとりを
した
あやかしの雲を衣に昼の月
追ひて追はれぬひとの影かな


英京のたよりに遺す夏ひとつ
心おなじきかりそめの時


そのかみの文をうち捨てながむれば
君なくみつる月にもある哉


 ....
元旦にお雑煮のなし蜜柑なしされど思い出{ルビ遥遥=はろばろ}{ルビ響動=とよ}む


元旦にお雑煮のなし蜜柑なしされど思い出晴れ晴れと詠む
世界一バカなあたしを受け入れて世界で二番のバカになって もう二度と目覚めないかもしれないし愛をいっぱい載せたオヤスミ 薬指惹きつけられて迷い込みみそ一文字の迷路くるくる コーヒーの冷たいものを冬に飲むわたしのつむじは左巻きです 朝霧をわけてさまよふ黒き森
みれんの心花と咲きたり


都めぐる大路にあまた車なめて
君と見しかな百合の聖像


夕さればリラかをりたつ楽堂に
終はらざらましいにしへの曲


 ....
白菊のもとに霜おく朝ぼらけ
わが庵さしてひと訪はましを


小夜ふけて霙ふるなりひとり寝の
宿に荒れにし板庇かな


涙川凍る夜寒のわびしきに
心も知らで霰ふるなり


埋火の ....
時雨ふる鳥羽のわたりに駒とめて
うき身のほどをいかにとぞする


唐衣涙にそむる袖しぼり
深草のさと時雨ふるなり


返りごとなきぞかなしきね覚めかな
逢坂山に霰降るらし

砧う ....
あまたある想ひをなべてうち棄てて
など夢にたつ君がおもかげ
西向いてテディと布団にもぐる夜その方角に父の墓あり


三十分電車にまかせ揺られれば宙は星星ケチらないのに


父さんの部屋の片づけしていればあれもこれもみな形見ばかり


渋谷駅ハ ....
雨が降る外でじゃなくて部屋のなかそのなかに居るたぶん心に


灰色の脳細胞に時々はもう栄養をあげたくなくなる


お財布にいつもお札はないことに慣れてしまってそとは晩秋


この音も ....
沈みゆく箱は女が幼さを捨てた羞恥の塊であった マロニエの蔭にいこへる老犬が
主のパイプふと地に落ちぬ
パーシークリスマス号に乗り込んだ いい年も過ぎた大人がひとり


到着時 乗り込んだとき 走行中 子供がはしゃぎ デジカメパシャパシャ


外装と内装 派手目 子供たちと鉄道マニア ....
お互いが婚約指輪用意してサンタになった聖夜のパーティー ケチャップと青のりかけたタコ焼きに金箔載せてクリスマス会 遠い日の朝焼けのなか笑む君に
贈る心の永遠のうた
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
新聞紙そらの珊瑚1314/1/10 8:46
「想像上の苦」宇野康平014/1/8 13:47
Farewell織部桐二郎014/1/8 2:08
夢を‥もっぷ214/1/7 1:41
十二月魚住蓮奈5*14/1/6 20:46
うちの猫、しりませんかたにがわR4*14/1/6 13:01
雨粒夏川ゆう114/1/6 8:13
ばあちゃん (remix)魚住蓮奈1*14/1/5 12:31
つたへ織部桐二郎114/1/5 0:25
2013→2014魚住蓮奈11*14/1/4 12:47
日常漏泄木屋 亞万4*14/1/3 23:20
初恋TAT2*14/1/3 23:10
夜思織部桐二郎114/1/2 7:43
元旦 2014[group]もっぷ4*14/1/1 18:34
世界一バカなあたしを受け入れて世界で二番のバカになって北大路京介414/1/1 11:28
もう二度と目覚めないかもしれないし愛をいっぱい載せたオヤスミ314/1/1 11:28
_もっぷ3*14/1/1 11:01
113/12/30 19:06
佳日行織部桐二郎1*13/12/29 6:31
残灯帖013/12/28 4:07
玲玉詠草013/12/27 3:44
Tristis est anima mea0*13/12/26 2:44
十一月のノートから2 (十首)もっぷ313/12/25 14:04
十一月のノートから1 (十首)213/12/25 13:48
「夜行」宇野康平113/12/24 18:28
La midi織部桐二郎013/12/23 22:47
私を解除深水遊脚1*13/12/23 18:36
お互いが婚約指輪用意してサンタになった聖夜のパーティー北大路京介213/12/23 12:44
ケチャップと青のりかけたタコ焼きに金箔載せてクリスマス会413/12/23 12:43
offrande織部桐二郎013/12/22 22:40

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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