路地裏の向こうに見える高いビル陽の当たらない古いラーメン屋
正月と聞けば寒さが増す気分大寒波来る今年の始まり
日本語を聞き慣れている日常に異国の言葉新鮮に響く
年末は賑やかだけどでも ....
いんたーふぉん鳴らしたでしょう?あまてらす(あれは偏光性のまなざし)
{引用=インターフォンが鳴って、あなただってだれも言わなかったけれどでもにおいでわかった。あと目のちかちか。ドアを開ける前 ....
……2014年8月9日……
真昼間の雨の鴨川ローソンで 買った傘だが5分とモタズ
グッピーの水槽を背負った少年 海まで行けば夏の心中
天井に空いた穴ぼこ数えてた 町の総合病院 緊 ....
生命を守る行動呼び掛けに高一女子の有無を確認
幸福は匙で掬ったアイスクリーム みつめていても溶けてしまう
おぼちゃんが健気に培養してるのは昨夜出したて私の精子
ラメ入りのようにテラつくその肌が何かを出してそうな気はする
様々な微弱酸性試したがアソコの汁がすごく良かった
すぐ寝る生き物は僕だが
なかなか寝かせない生き物は君だ
指での数え方って国によって違うんだ
だから彼女の本当の歳を教えてよ
気ずくことばかりでは疲れてしまうので
きずかないことを想う ....
青空に洗濯物のはためいてハミングすればさわやかな風
さまざまに形を変えて雲は行く見ていて飽きない空の劇場
ヒグラシの遠い呼び声懐かしい記憶の森へ心は帰る
炎天下汗をぬぐえば向日葵も{ ....
弾む声良いことばかりあった夜あなたの愛が私を誘う
慎重に神経質になりすぎず素直に自由に今を満喫
暖かい部屋から外に出たくない粉雪見れば寒さが増した
近所からたくさん慈姑頂いたお節料理 ....
蝉時雨の中に 「ただいま」を探す 「おかえりなさい」が言いたくて
夕空に ひぐらしの声 吸い込まれて 夜になれば 花火に変わる
きみを眠らせない夜の筋書きをにぎっているのはわたしだって
この星のいちぶぶんでいいんだよね微熱を微風がさらうならば
きいてるの?きいているのかいないのかえふぶんのいちにかぜはゆら ....
眠れない夜の隙間にとけてゆく名前を呼んでカムパネルラ
エアコンと冷蔵庫の音が響きあうここが私の夜の帝国
土曜日の夜は長いと靴が鳴る行交う夜のラブソングたち
憧れた花の都の片隅で ....
人が蚊のごとく命を落とすので早く季節が変わればいいのに
ようするにユートピアだね
僕の手を意味無く君の爪が掻くとき
どうしようもなく湿っていて
かなしいような交差点の中心
ねえあの話ほんとう?
潜水艦技術の進んだ国に行くの?
....
すがすがしい あさのよろこび ひる歌い ひる歌ったよろこび よる思いだす
坂道を 上ることには 意味はない 上る自分に 意味がある
悩みとも
言えぬ心に
恥ずかしさ
抵抗すれば
力湧き出る
あら哀し
たばこへの率直を置いてみるならばおまえがこの世に居なかったなら
泣きながらマスターにでも絡みつつ飲める体を持ったとしたら
嫌煙家を広場に集め尋ねたい他人に迷惑かけてないかと ....
おしえたくないけどきみだけにおしえてあげるうそでもおしえる
みたいものないけどみえてしまったみたいなことにみたされてゆくみたい
ひっかける気もないというとっかかりひっかかる気は ....
そろそろの 頭良いとは言えなくて 賢いくらい 心を探る 収穫なし
海外の旅行先から来る手紙その国示す情報いっぱい
真っ白な雪の世界が広がって桜のピンク早く見たくなった
宇宙へと出て行きそうな勢いで力強く跳ぶ羽を持つ生き物
夕暮れが発展途上の街染める ....
妹が
昔撃たれた
この道で
弟の口
泣いて塞いだ
....
あますことなく陽気な容器にはい!ってわたしたち足し算、ひかないで
ミミにキレた理由をきくひともいないから、いくつものきそ(く)をやぶる
うるうるっとたてたクチビルとんでもないと ....
叙情詩を書くのが趣味と面接で言わないように釘を刺される
エリオット暗唱してる背後からビス足りねえ!と罵声を浴びる
二人行く
聖書雅歌ふとページをめくりフレイグランスとありにけり
今日の空薄曇りにてありにけり二人して自動車にのりゆく
つきははやみなつき終わりふつきにや入りアジサイは咲く
少女 ....
暑いとはいわぬトマトの涼しげな頬に紅さす今朝の顔
中味は見えないスイカは呆けた顔をして叩いてもほら知らん顔
おいしいトウモロコシにコガネムシの幼虫半分っこする
見てみてこれは甘唐辛子そのとなりの ....
サイレンを塞ぐ手のひら 許された騙りを口に含み 流した
「過去ノコト気ニセズキミヲ愛シマス」 「キチント知ッテ出直シトイデ」
終わらない 誰かのための美しさ 立ち居振舞い ....
床の中ポツリと光るエアコンのLEDがわたしの月
テラ銭の換わりにSuica使ったら捕まらないって本当ですか?
麻雀も点棒タバコと交換しその後換金したら合法?
品のない言葉発するわたくしの真の姿は課長代理補
昼休みあるいはウンコ最中にスマホ覗いてウンコ書き込む
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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