先生 この前のテストは100点だったけどBでいいです先生私先生が好きです。


ラメ入りの少年 惚れさせてしまうのは男どもばかり 生理も来ない


触れてとは言わない言えないでも触れな ....
まどろみて戦闘服のポケットの内なる闇で文字となり待つ


幼少時蝶を追ひ駆けあきらめた崖の上にてそろへ置く靴


砂山にトンネル掘りてやがて夜未だに指はつながらぬまま


裏山の茂み ....
幽霊もいない病院もうひとり幽霊じゃないきみとさまよう


麻酔薬月夜にぬれてこぼれてるコンクリートはすでにふにゃふにゃ


スタンバイされても困る手術室「メス!」ってあたしのことかしら
 ....
 襟元に水揚げのよい茎もたげ縛られるほどに艶やかにさき おにいさん。いくらそばでも遠いねえ 死にたいひとりをわけあう無言


お茶を出してはありがとう、なんて膿んでるわたしだけ日々のモノクロ


つまるわたし風がふいても音ばかりの海今日も匂うこ ....
一つだけ失くすことより得るものの少なさならばもっと失え



きつねいろチーズケーキにのせすぎたペパーミントのばかあほまぬけ



宇宙から何も来ないと信じながらレモンジュースを挽いて ....
安寧のごとき孤愁をわれは恋ひ 棕櫚の葉擦れに耳傾けぬ

うからとも会へず やからとも遭へず居て 海水のごとく満ちくる{ルビ鹹=から}さ

ものうげな雨 はじかれた飛沫はアスファルトを洗い続ける
喉から生で入ってくるわたしはこの海岸におう涙嗚咽   
 

病院の6階ホールで聞いている元X−JAPANのトシのバラード

ひとりきて歌うバラード精神を病んだ患者の癒しになるのか

病院や施設をめぐりボランティア活動するというト ....
テールのあいだに開く 欠落は親子別れをジョチョーして
正常な初潮はいつ始まったのか

サボウルの金属板に痛々しく ぼーっとしているね ぼーっとしているねとコンビニの親父が気を使う

扁桃腺の ....
楚楚として佇むつぼみ人知れず闇にこぼるる寝屋の白露 暗闇のライトに浮かぶ机の離島座る少女仄暗き右手



群青の影さす水脈の在りし日々世界は涙に蒼く翳りて



手術台横たわる我の開口部のぞけば霧の追憶と空虚



窓の ....
降火の手レビ記の鋭像を射る瀬砂
   saysな刹那のメモランダ無花

引火学マルスのする幕が簡易
        淫が因果す韻er6

端短歌 淡々炭化 耽加担
   カタカタ穿つ幼年 ....
罪の森きみの手を取り「逃げよう」と言った途端に僕も罪人


森のなか追いかけごっこふたりして迷い込んだねもうひとつの森


瓶詰めの蝶を埋めます木の根元「飛び立つものはすべて埋めます」
 ....
  からからと

  蝉は

  姿を消してゆく

  夜のおわりに

 ぽとり

 落つく

 砂浜に

 ひかる

 素肌のにぎわいが

 白くつめたい

 ....
太陽が熱いとカミュの異邦人読んでニヤつくもうひとりの僕


古本屋カフカの森に迷い込みレジのあなたを見れば毒虫


アンデルセンマッチを擦って飛び移る絵本に踊る炎の人魚


スウィフ ....
不条理と言ふには俺の若すぎて 八月の雨、雨具に染みる

ボサノバの流るる街区後にして いしだたみ踏むはやはらかき夜ぞ
真夜中の高速道路に背をむけて 密やかになく窓辺の {ルビ椋鳥=むくどり}  



晴天は、たくさん好きな人がいて、その人が死ぬと大声で泣く。




抜歯したあとでミスドの店員と腑抜けな笑顔を見せ合っている




関われる話題がないのでROM ....
試みて 小さな揺れる 白く塗れた あなたの唇に 触れてああ、あ 飛行船はるか下方に点となり僕らふたりは帰れないまま


「ふらわぁ」と君がひとこと呟けば辺り一面芽吹きだす花


明け方に鏡の部屋に迷い込み乱れ咲いてるきみの朝顔


花園で追いかけ ....
  いたむ目に
  また
  煙り刺す

  秋の空

  誰か気づいて
  夕立ちの人



   仕方なく
   灯すほのお
   と

   苦い液

   吐 ....
夕暮れに花を選べばひまわりが遠いどこかでうなだれている


草むらの茂みに隠れ咲いた花ひとりの兵士 目は閉じたまま


ゆっくりと開いてゆくの花びらがだからわたしは滅んでゆくの


 ....
屋上にスカート揺れてあとは空ばかりが残ってしまう学校


渡される廊下で後ろ振り返るきみによく似た少女が今も


出来すぎた出会いに怖れ隠せない手を繋ぐだけ見つめあうだけ


影追っ ....
汗くさきシャツも血みどろの手もなく夏は終わりぬ八月のさなかに

うすあおき裸像をきざむ人のあり風土を捨てた身なれば軽し

父母よごめんなさいね双の手にかなしみのほか何も持ち得ず

白鳥はお ....
玉葱の 織り成す層の 隙間にて 光を超ゆる 群足(速)似非虫



有名無実が 無名有実を 凌駕する 学力低下 尾崎と みつを



ガムバッテ 全速力で 行き止まるか ....
ぶつぶつと汗ばむ肌に沸く灰の泥のように散る溶けて骨になる C2のボトルが夜の始まりでダストボックスに蝉の抜け殻


「きょうだけはけものにさせて」「けものならすききらいなどないはずなのに」


まっしろなシーツの上の波が凪ぐ 引き攣る指が津波 ....
歌声が
僕を動かす

なんて言ったら

歌う君はさ
信じるだろか
 ローリングする着陸機よピッチングだけはするなよ いざランディング
 懐かしい名前でふいに呼ぶ人のありそうで怖い乗り継ぎの島

 あの雲の影はほらそこ あの影の雲はあの雲 青い青い海
 雲は皆 ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
破壊活動[group]ピッピ45*04/9/12 18:21
OURDARKPLACES本木はじめ404/9/10 19:42
To Cure A Weakling Childish So ...804/9/10 0:20
残暑佐伯004/9/9 12:49
コインランドリーみい5*04/9/7 23:02
さよなら僕を[group]ピッピ904/9/7 0:33
孤愁霧笛0*04/9/5 7:10
ドライボッコ004/8/31 18:21
傘がない天野茂典104/8/30 22:24
トイレット少年少女山内緋呂子404/8/29 19:43
夏過ぎるしろの半襟別れ告ぐ佐伯104/8/28 4:00
炭化青色銀河団104/8/28 1:19
メモランダム六崎杏介404/8/27 15:41
瓶詰めの森本木はじめ1604/8/26 19:16
からから折釘304/8/26 4:41
name本木はじめ4*04/8/23 16:17
八月の雨霧笛1*04/8/22 22:02
48しゅのひとひら佐伯2*04/8/21 1:32
カンパリ(comparing)ピッピ8*04/8/19 0:44
触れてボッコ204/8/16 20:51
HANGINGGARDEN本木はじめ9*04/8/16 20:41
たばこ 五首折釘504/8/16 16:57
INNERGARDEN本木はじめ1104/8/15 20:40
DOWNMEMORYLANE11*04/8/13 21:06
八月のさなかにみつべえ504/8/11 13:09
似て非なるクリ0*04/8/6 2:41
白い糸ボッコ104/7/29 14:45
小さな死ピッピ1004/7/29 0:11
ウタゴエ松本 涼1*04/7/28 0:00
ヤママヤーの海と空から小池房枝504/7/27 23:03

Home 戻る 最新へ 次へ
337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 

【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.67sec.