水滴を鏡に落とし異世界の虜となりぬその未亡人

遺伝子の螺旋ドレスにして踊る女の口はひたすらに赤

水銀のぎらりを飲んでみせるからわたしと一緒に歩いて下さい

丸ボタンひきちぎっても ....
アメリカで銃をフトコロいれてても フアンは取れないモノなんだよな 空中に放り投げたる自転車の車輪の下の花びらが好き


背景として描かれる枯野にてかんざし拾うそれはゆうやけ


水没す古代遺跡の燭台にふたたび炎が灯る邂逅


風邪薬ばらまく園児裏山 ....
ゆうぐれにボクは涙をたれました オレンジ色はひきょうなもんだ もうすぐ嫌いな気持ちがなくなる

くやしい くやしい くやしい
目を閉じて目を閉じないで目を閉じてそんな器用な真似はできない


手応えを感じているの?ラケットにガットも張らずに打ち返すきみ


舌を出し振り返るきみほらそこに妖精みたいな花が咲いてる
 ....
自爆するいきものだから喜んでスキップ踏みます地雷も踏みます

自爆してまた生き返って自爆してトムとジェリーの悪夢みたいです

自爆して地縛霊になってみたくって地雷を探す朝もあります

餡 ....
うどん粉って、耳たぶを噛む感触、照れ隠しのひらがなの発音

うどん玉ぶつけて君を差別する鼻だけ長い蛋白の僕

夕焼けに喉を詰まらせ思い知る逢えない夜のうどんの長さ

うどんにはあまり興味が ....
ラインストーンふた粒はがれた日のようにさよならって言ったほうが勝ちなの



彼氏くらいいるんでしょってモノグラムの財布撫ぜてるひとに問われる



ゆめのなかほんとうの家族に愛される ....
  校庭の桜並木花吹雪に見惚れる君に見惚れる僕


  若葉萌えて黒髪の乙女自転車ノーブレーキ危機一髪


  君が読んでた本の栞場所を変えた犯人僕ですごめんなさい


  雨の日の ....
眠ってるそうではなくて沈黙よあなたを葬るながいまばたき


肉食の僕を嫌いと言うきみもすでに世界に捕食されてる


夜遅く広い畑に穴を掘り埋めるという名の行為を見てた


寄り添って ....
魚の核のごとくつのるもの鳶色の街遠い野原


あざやかな稲妻のように殺す街 行き交う人みな 音の群像になり


ちっぽけな硝子のようなわれのかげ黄昏握るナイフの沈黙


水晶の祖国の ....
石炭を掘りし祖父らの手のひらにひとすじ青き川の流るる


コーヒー店ここにあるぞと言う父の初恋よぎる遺伝子の夢


をさなごと眠る畳に健やかな妻うつくしき秋の遊具も


弟は真夜中銀 ....
この部屋のおくにはいってこないでよ(あのひとだけは許されるけれど)

ただすこし、濁ったことばに背を向けてすべてを拒絶していただけで

そのあとは さんかくすわり、鍵をかけ 誰かを待ってい ....
ぷりりんとチョコの入れ物売っているフォークの先に突き刺さる月

ヴァイオレットきみの口笛残酷に金魚のエサは二粒三粒

鍵盤は白黒白黒白白黒カレーライスに蜂蜜入れる?

ふざけてるふざけてる ....
大雪が降ったら降ったで雪かきに見せかけながら遊ぶべベイビー 朝でなく夜でもなくて目覚め悪く夕陽遮る白天井

全身を駆け抜けてゆく閃きは貫く光冷えた弾丸

裂かれた身夢での出来事ではあれど痛む身 頭 “戦争ごっこ”

偏頭痛 止まったまんまの ....
トイレットペーパーにでも巻かれて汚物もろとも流れ去りたい

風引いたっつって休んだ子はきっと心も風邪気味なんだろう、なんて

あーーーー
早く帰りてーーよーー
もういいだろー
ウンザ ....
姉さ姉さ 何故に我が前 生まれやる

我が姉ざれば 憎まざるらむ


曼珠沙華 折々重ね 心埋める 

未だ剥がれぬ 彼の人の香
満ちる熱四十天泣!朱を着ませり
  血に咲く花の甘い蜜言

風牽いて赤砂巻き上げれば天使舞う
  青い鐘の音に脈は倣う

黙肢から胎音刑により磔に
  乞い人は皆凍る火教徒。
  六法全書も、聖書も、教科書もいらない。

 「仲良し」と書かれた、絶対的のシールをたくさん作ろうか
  それを、世界中にペタペタ。
  そうしたら、世界が仲良しに、なれるといいな。
 ....
声はあらねど{ルビ = }
{ルビ鋲=びょう}が呼ぶ
あ{ルビ = }
非常階段より{ルビ多=た}だ三歩
あああ{ルビ = }
あ{ルビ = }




波白く汚しおそれつも止ま ....
魅せぬまま涙流せどいたずらに恋咲散るは綺麗さ故か 兄は崖ましたに見ゆる睫毛越し美意識以前の黒髪を抱く


弟が洪水前夜飲んだ水うしなわれてゆくものがけだるい


姉をさらえば十億年弥勒に届かぬ短き長さ噛み砕く


妹の髪梳く流れ見て ....
ポトポトと 上から何か 落ちてくる 

天国にいる 君の涙かな
天使って いえる顔じゃ ないけれど いいじゃない? 仮名ぐらい。 変色を免れていたあの日彼が歌集に閉じた水色の蝶


傷ついて体操座りで一千年蝶の呼吸と風化を見てた


美少年微笑している美少女の水晶体の奥でこはれる


もういちど橙いろの明るさに ....
(絶望している女の子に)
☆物語の捏造までも企てて世界の意味を欲してやまぬか
☆がんばれ、と言いたくなくて、死ぬな、とも言えないけれど、君が好きだよ

(ゴスロリファン談義の最中に)
☆ゴ ....
オトナにはなりきれなくてコーヒーも砂糖とミルク入れてしまうの

オトナにはなりきれなくてお刺身もワサビをつけて食べられないの

オトナにはなりきれなくてバーボンもコーラで割らなきゃ飲みきれ ....
他ならぬこの僕自身の
僕だけの
僕だけにしか出せない声で


祈ろう。
誰かにではなく。
冬空を眩く包む
月暈の下。


路地裏で泣いていたもの
 ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
貝殻骨佐々宝砂905/2/9 2:15
じゅうしゃかい。GENDOU005/2/8 7:36
SENTIMENTAL COUPDETAT本木はじめ18*05/2/7 20:06
夕垂GENDOU2*05/2/7 7:11
忘れ形見佐々井305/2/6 5:21
SUNDAY本木はじめ8*05/2/3 22:26
一月雑詠山田せばすち...005/1/31 13:12
うどんのりっと(里都...305/1/31 0:19
さよなら、人魚汐見ハル605/1/31 0:03
箱庭詩集嘉野千尋4*05/1/30 20:19
優しいひとへ本木はじめ11*05/1/30 1:25
夕方青色銀河団105/1/29 15:54
冬のほほえみ本木はじめ6*05/1/27 10:50
とじこもる鈴本 蘭乃105/1/25 22:44
それも案外難しいのよ[group]ふるる10*05/1/25 9:39
ニセ雪かきたいにぃぼい...3*05/1/20 19:33
Wake Up at 6:00 P.M.2*05/1/17 23:54
短信:2004.1.17ポチットナー...1*05/1/17 15:40
姉さきとり405/1/17 3:57
Cold六崎杏介005/1/14 13:15
シール消しゴム105/1/11 23:09
そこまで埋めていくやなし105/1/7 3:07
恋咲ユメミ リル305/1/6 20:40
四重螺旋本木はじめ305/1/3 1:06
天使005/1/2 20:12
私の名105/1/2 20:10
第六世界本木はじめ805/1/1 0:34
雑詠12月30日まで山田せばすち...204/12/30 9:49
「オトナになれない」(子供騙しのモンキービジネス!)604/12/29 1:54
暮れゆく日々にポチットナー...004/12/27 14:53

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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