ひと山に切り離されし髪の毛の時の長さを横目で計る

これ以上ないってほどに慎重な手つきで髪を洗う君。その耳たぶに揺れるピアスが

リセットの仕方分からぬ不器用な私にできるひとつの手段

必 ....
もう何も信じられない気がしてる天気予報も君の涙も

貼り紙でボーカル以外を募集して出来たバンドが オリコン誌にて

ジャックしたジャンボジェットで東へと最新型の夜明けを買いに

家庭科の美 ....
独り寝のうみをザブンと打ち捨てて我は遠くの彼方にこそあり 。

  
噛みしめた砂に零れしひとすじの涙は見ないことにするから

震えてる広い背中が小刻みに お休みしよう強いあなたを

肩を抱くことさえできず君の部屋そっと出て行く帰路は土砂降り


雨音がか ....
薄墨を流したような目の下の溶けるマスカラ 涙じゃないわ

難しい顔をしながらバーボンを語る男に惚れてみた夜

たまに出す声が真紅にそまる時 青白き夜明け 雲を見ていた

トレゾワの香りを君 ....
死?も鎌砥ぎに出す夜なればカルモチンとて修治は死ねず

私の名を呼ばずして荒波に沈みし女給はシメ子なりしか

紅の扱きをもちて枯れ松に縊死企てし鎌倉の夜
カーマイン、スカーレットにマゼンタの三人の魔女空で焼かれた


瑠璃色の勿忘草はまみどりに染めたの白をあきらめたから


人魚にも羽はあったと焼け跡の肩甲骨をさわった指で


当たり ....
冷房のままで空き地に棄てられし軽トラックが消えた秋の日


足首に薔薇のいばらをくくりつけあなたはをどる秋と告げれば


ほとばしる滝の飛沫の花びらを浴びるあなたの背骨が欲しい


 ....
ささやかな感慨もなく手を合わせ
わたしは今日も死体を食べる
たぶんぼくはぐちゃぐちゃのどろどろのけつえきのかけめぐるたいないのはじけるだろう


傷口を更に深める部屋を出てぐいっとひらく赤い雨傘


ドライヤーで髪を乾かすときに目を閉じる あなたの ....
秋風が当然の{ルビ様=よ}に頬を撫で、しまっておいた想いひきだす

衣替え そろそろせねばと思うのに、また身に纏う去年の恋を

“秋”という文字が勝手に“飽き”になる変換機能がわたしにあれば
 ....
発音のやわさ/かたさの調節をするボリュームがぼくのウエポン


またおもちゃの階に止まらず去っていく ジョージ・ブッシュのエレベーターは


サッカリンキャラメルの色 後味を忘れた君とぼく ....
2階建て、駅徒歩5分、良物件。ふたりの日々をここで始める

とりあえず引越しソバは大事だと取り急ぎ湯を、みどりのたぬき

少しだけ心細いねまるでここ ふたり閉じ込められたかのよう

未来へ ....
秋ですね 松茸入りのお吸い物
        金木犀が優しく香る
灰皿で甘く焦がされゆく髪に いつか去り逝くこの身この世を ていねいにかみひこうきを折るあなた
歌うわたしのとなりにいつも
目が覚めてまぶたばっこし腫れていた。その{ルビ嘘=わけ}繰りつつフッとため息

やりきれぬこの1日をやりきった。澄んだ夜空に微笑んで泣く

君と吾と 接続詞さえ遠ざかり、決定的な別れのにおい
 ....
はらからの反対語ってなんだろう。実はずうっと考えています
日本語の何を愛好するんだろう。やっぱりずうっと考えています

我はシサム我はヤマトンチュ国の名は知らない彼女のカイビガンだよ
西はイリ ....
こんなにも切なく強く愛されし“愛しのレイラ”に妬ける夕暮れ

いつまでも男の子でいたい君。BORN TO BE WILD、背伸び、横顔

父と母、若かったころ聴いていたキャロルキングを私も君と ....
早朝の新しい街フラフラと酩酊の吾と泥酔の君

ヤケ酒を甘いミルクの味に変え、溶けゆくようなマイナス思考

いつまでもバカでいようぜ俺たちは。今朝の誓いの刹那のきらめき

“青空が目に刺さる ....
トランプをきるのがうまい手品師の名刺がころころ変わるのはなぜ?


テーブルに咲かせてしまった薔薇だから血にまみれつつ手に取る醤油


この剣をここに刺しますこの剣はここに刺します あら不 ....
吾のことを はみだしおんなと ののしる やつ に 

教行信書 遣わし まつる 。
一瞬の美を知っちゃった君のする投資信託投資信託 関根悠介

☆未確認飛行物体一瞬の出来事でしたさよならでした(一瞬の) こもん

空に脚、描いて飛行す屋上で雀のなぞるわれの足跡(飛行) 守り手 ....
01.追伸。今朝はちょぴりっと寒いです。湯の温度は高めに。茶の葉より
02.うちゅうにさいたひまわりにのみこまれるでじゃぶああぁあさひがのぼる
03.(エフ ブン ノ イチ)ノ ゆらぎ ヲモツ人ヨ ....
真夜中の、窓辺凍てつく タバコ呑み ため息も混ぜ、{ルビ宙=そら}に放てば

眠れぬ夜、もてあましてる午前2時。動かない街、我はひとりか

本当は明けてく夜が怖かった。リセットされる私の孤独
 ....
彼岸華 ほっこりまるい 朱い華
       きっとその身に たましい抱いて
雷鳴にかきけされてく「さよなら」と微笑みながら消え逝く夏よ



画用紙の上でちぎれんばかり手をふるは向日葵それともきみか



欠けてゆく月も満ちてゆく月も紙一重に映す海鏡


 ....
我ひとり凛と咲きたるケイトウの立ち姿に見る揺るぎなき赤


夕焼けを映して林檎の色づいて食むる乙女の頬にうす紅


ひそやかな紅き花よと見惚れたる君のまなざし吾もまた乞う


い ....
唇が嘘をもらして震えたり 夏の終わりの蝉のようかな

強まりて心を荒らす雨音に 彼(あ)の横顔が身に降頻る

萩揺らす女(人)の鈴鳴る声を聞き 見失いたりひかれる君を
目を霞む薄く輝く月明かり 違うよこれはあなたの光



眩しくて もう眩しくて目を閉じた 貴方と月が区別できない

目を開けて 嗚呼どっちが愛しいんだっけ 嗚呼どっちも愛しいんだった ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
cut一代 歩4*05/10/11 3:01
ワールドワイド・ラヴシアン505/10/10 20:25
独り寝の 。 すぬかんなが...205/10/10 15:25
涙路一代 歩3*05/10/10 0:54
10月9日の2*05/10/9 4:40
太宰治歌集(になるといいなあ)山田せばすち...105/10/9 2:47
火日ソマリ9*05/10/8 18:25
early autumn本木はじめ805/10/8 15:41
日常の中で恐ろしいと思うことゆみ505/10/7 22:55
殻ー(XXXI)本木はじめ1005/10/5 2:16
秋4首一代 歩1*05/10/5 2:04
R18ピッピ405/10/5 0:20
新居にて一代 歩3*05/10/4 1:44
2005年10月3日[group]逢坂桜3*05/10/3 19:46
火葬一代 歩1*05/10/3 1:20
にねんまえゆみ205/10/1 23:57
スローフィナーレ一代 歩2*05/10/1 21:26
はらから/御中ではなく、言葉そのものに小池房枝14+*05/10/1 0:02
MUSIC LIFE一代 歩2*05/9/30 20:07
酔っ払いズ1*05/9/30 13:09
トリックスター本木はじめ805/9/30 11:21
はみ出し  すぬかんなが...205/9/28 21:15
現代詩フォーラム短歌部第二回いちごつみ歌会[group]ピッピ605/9/27 1:01
茶の味[group]美里和香慧10+*05/9/26 21:04
宵過ごし一代 歩3*05/9/26 4:10
ひがんばな逢坂桜6*05/9/25 20:13
夏のフィラメント 望月 ゆき15*05/9/25 15:08
照葉落合朱美14*05/9/25 1:45
悲しみ恋杉田蝶子205/9/25 1:32
夜色miky205/9/24 22:23

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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