リードギター 弦を歯で切る 指で切る ベースも真似して 切れずに泣いた
おまいらの 心の琴線に 触れるだとぉ 冗談じゃねー ぶち切ってやる
たましーが あればなんでも ロックだ ....
秋空は透き通るほど美しく手を伸ばしては溜息をつく
銀の針に
雨糸通し縫い合わす
宵の衣の白さ哀しき
空揺れる
ブランコ振り子に
時忘れ
むかしと今を行きつ戻りつ
約束も出来ぬきみ待つ日も翳り
小さき溜息
風にさらわれ ....
一瞬のタイムマシーンである日付変更線を越える飛行機
あの頃は、と思い出すたび僕たちは大きな洗濯機の中まわる
気の利いた言葉浮かばづきみの笑みに複雑骨折してゆくこころ
つま ....
乾燥が吹くわけではない乾燥はドライヤーからにじみでるのだ
光源を通過しながら我々の地球ごときとそっちにのける
運動だきみがあちらにいくのならこちらのぼくは力学どおり
夕暮れに彼女の髪 ....
変動を予見する者微熱持ちひとはひそかに囁き交わす
自爆テロ現場に残る指先の紅あざやかに風を掴みぬ
メッセージカードいちまい落ちている楽屋にランプシェードの黄色
柔弱でありつづけるこ ....
眩しさの中にいるとは知らぬ頃 ひかる手足を隠そうとした
境界は線ではなくてざらついた手触りだった 校舎みたいな
放されて時間通りに戻るのは別に躾の成果じゃないんだ
夕暮れ ....
水槽に知らない虫が湧いているそれはそれとして夏は過ぎゆく
六甲のおいしい水を買い占めてもうすぐ君は火星に帰る
部屋中の精密機器は引き出しへ理工学部の多田君が来る
雨上がり気付かず傘を ....
蓮の花 庭で静かに 散りぬるを
かくも美しき ものぞと 眺むる
死に人の 紅き血を吸い 染まりゆく
桜の悲しみ 色にあらわる
純潔と 名づけられた 白 ....
朝夕の涼しげな風 身に受けて
騒がしき青春の日々 振り返らん
君と居て 思い出話に花咲かせ
散り往く落ち葉 瞳に写す
天の川流れて ....
背伸びして飲んだ{ルビ珈琲=コーヒー} 背伸びして聴いた深夜の米軍放送
本日のワインのようにおごそかに東証一部平均株価
満潮の時刻は過ぎてまた一人行方不明の遺体があがる
....
とりあえず、ではじまる朝の洗面所嘔吐している昨日の夢を
長いながい蝶のねむりをほどくとき薔薇の二文字のほころぶを言ふ
とうもろこし畑に無数の歯は落ちて兄弟喧嘩に暮れゆく夕陽
....
かた恋の
独り善がりの慰めに
きみの好きなうた口ずさむ
思い出も記念日もなく
日は過ぎて
こころだけが同じ温度でいる
繋がれぬ
きみの掌に思い馳せ
ひとり秋染む
....
かくなれば かくあるらしきわが 懸ひは きみはなくとも 我は 生きてく。
心から悲しいことがありますか?
ただ時々にブラックホール
{引用=何でもないことや
ふと通り過ぎる景色にも・・・
なぜか・・・
ごめんごめん。。
悲し ....
サツマイモもらった。ついついさっきまで土の中にいたサツマイモだよ
サツマイモ食べるよ。土から掘り出したばかり、今度は体に入れるよ
サツマイモ、アルファー化した澱粉の色かな。きれいなレモン色 ....
青涙(あおなみだ)
オモイデ混ぜて 流しましょう
泣いて 流して
カラになるまで
徒歩1分
貴方とアタシの 家の距離
ココロの距離は
あやふやなまま
ヨークシャーテリアのくしゃみ。夏の風。塩素の匂い。嬌声。虹彩。
深い緑。蝶のような。蝶のような。流水。涼風。深い影。
内臓。ガラス瓶。牡丹。薔薇。迷走。精錬。製造番号。
....
別れ際
君にてのひら にぎられて
キスかと おもえば
「じゃあ」と カラブリ
深海に響くサイレン 旋律のようなうねりはやがて波へと
呼吸ひとつ躊躇うほどの静寂に抱かれて眠る幼い嵐
海水に混ざれぬ雨が沈みゆく マリン・スノーの一粒として
なにもかも蒼 ....
通夜の晩、ぼくは覚えず
号泣した
かがり提灯
泡吹き麦酒
忘れてく?君の名前も星空も 綺麗なコトだけ知っているのに
そうやって淋しさばかり嫌うから笑顔も忘れそうになるのよ
切ないは口癖にしちゃいけないと思ってたんだやっぱ切ない
君いない夏 ....
手をつなぎ
歩く貴方の右頬に
チュウの衝動
おさえる夕暮れ
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声
親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた
表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」
四文 ....
ざっぱーんとコンクリの上に金魚鉢 ぜんぶぜんぶ流してしまえ
ぱくぱくと撥ねる蹴る飛ぶ何を待つ 君の意思ではどうにもならない
じりじりと焼けつくものは太陽と 見まがう誰か ....
青空ではさんで食べる人間味サンドイッチは夜空の口に
教科書の意味を持たない言葉らが飛び立とうとする深夜のふるえ
君のことだけで育てたまっしろな花は胸ごと焦がして枯れた
....
さいころで赤い数字を出し続け越後湯沢へファンタジアだよ
鉄道の速さでビール飲んでます 君と同じの胸焼けしたい
体表に雪をひとひら身につけて魚は出逢う 生臭くない
子供だった君は縄跳び ....
灯台で夜明けを待てばすこしずつ世界は回り海が生まれる
田園を静かに渡る鉄道のすべての窓に死者達の顔
寝室にまき散らされたビー玉の光のなかに夜が満ちてる
熱帯夜大家に黙りバスタブに ....
紫の灯りめがけて飛ぶ虫を 笑うあなたと笑えない吾と
そんな字がやさしさにだって欲しかった 高圧電流さわるな注意
君はいう 川面に映る街は幻 私はつぶやく 恋もいっしょだ
....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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