雨を切る車の音を聞いていた 眠られぬ夜ひつじにも飽き

かくれんぼしてるわけでもないのにね、見つけて欲しい。ここにいる吾

落葉の季節眺めてはっとする 散らないで、まだ青い一枚

{ルビ故 ....
終わってくものを追いかけ、すり抜けるもの繋ごうと逃げていた{ルビ吾=われ}

桃色のうろこ雲、空一面に 腫れたまぶたをやさしくなぞる

新しい空を見上げてなんだかもう(これでいいや)と風に舞う ....
消えていく生きていたいとタイト地のスカートめくるわ廓のかどで



弾丸の発砲された瞬間の感度を刺激焦げ付く体温



街金にきらめくボトル灯る火の影だと知って頬をあてて


 ....
Metalic Glay ノ 宙 ニ コザカシキ 電波 トビカヒ 気ガチリ止マヌ



薄暗キ 時ナガレナキ 地下室 ニ Noize 聴キツツ 睡ル Pneuma



人生 ハ 平凡 ....
木漏れ日がもしも零れて落ちたなら
        享けとめるためまつ毛をカール


ハリウッドの女優気分で歩こうか秋色緋色の絨毯の上


空高く群れる羊を追いかけて風の尻尾を捕ま ....
雨あがりのましろな空にまぶしすぎるオレンジ色の朝日が浮かぶ


アスファルトの舗装道路の凹みなる水たまりより涌き出でし太陽


五年間履きふるしたるスニーカーぬれた歩道にきしむ靴音

 ....
破裂する宇宙服からこぼれ出すはるかな草原駆けゆく少女


一片の光は遂に熟れ過ぎて落下してゆく宇宙の果実


むらさきの虚無が飛来す青空の上で吐血す宇宙飛行士


太陽のひかりときお ....
油断して、つい恋の歌詠んでいる。{ルビ三十一文字=みそひともじ}に仕組まれたワナ

「ぁいたいょ。」ハヤリ言葉に馴染めない。会いたいのなら全角で言え



{引用=川柳を書きたかったのそれ ....
夕焼けに気づかないまま過ぎてゆく 道ゆく人の暗い横顔

あんな{ルビ表情=かお}するようになる必然を怖いと思う 立ち向かう前

ニュートラのままでアクセルおもいきり踏んでるようなままならぬ日々 ....
手が二つ入る背広のポケットに 父は誰をや隠したりけん

夜泣きする猫抱き上げて窮屈に 慰められず謝罪する父

台所一人立ちたる母 一人湯飲みの口を無心で洗う
永遠に続いてくはず。不確かなふたりの日々を疑いもせず

真夜中の“着信あり”は君からの聞きたくもない別れ話で

さよならと言ってしまってよかったの?自問自答の朝日が昇る

この恋のリセット ....
独り寝の永いカキネを乗りこえていまほらわたしここにいる 







          
 
 強情な父にも歳月ふりかかり ポツリとつぶやく 弱音ひとこと

 幼き日 父に連れられ行く公園 涼しき口笛 吹き進む道

 口数の多き母にもうなずいて 男の生きざま 背で語る父 

 ....
ひと山に切り離されし髪の毛の時の長さを横目で計る

これ以上ないってほどに慎重な手つきで髪を洗う君。その耳たぶに揺れるピアスが

リセットの仕方分からぬ不器用な私にできるひとつの手段

必 ....
もう何も信じられない気がしてる天気予報も君の涙も

貼り紙でボーカル以外を募集して出来たバンドが オリコン誌にて

ジャックしたジャンボジェットで東へと最新型の夜明けを買いに

家庭科の美 ....
独り寝のうみをザブンと打ち捨てて我は遠くの彼方にこそあり 。

  
噛みしめた砂に零れしひとすじの涙は見ないことにするから

震えてる広い背中が小刻みに お休みしよう強いあなたを

肩を抱くことさえできず君の部屋そっと出て行く帰路は土砂降り


雨音がか ....
薄墨を流したような目の下の溶けるマスカラ 涙じゃないわ

難しい顔をしながらバーボンを語る男に惚れてみた夜

たまに出す声が真紅にそまる時 青白き夜明け 雲を見ていた

トレゾワの香りを君 ....
死?も鎌砥ぎに出す夜なればカルモチンとて修治は死ねず

私の名を呼ばずして荒波に沈みし女給はシメ子なりしか

紅の扱きをもちて枯れ松に縊死企てし鎌倉の夜
カーマイン、スカーレットにマゼンタの三人の魔女空で焼かれた


瑠璃色の勿忘草はまみどりに染めたの白をあきらめたから


人魚にも羽はあったと焼け跡の肩甲骨をさわった指で


当たり ....
冷房のままで空き地に棄てられし軽トラックが消えた秋の日


足首に薔薇のいばらをくくりつけあなたはをどる秋と告げれば


ほとばしる滝の飛沫の花びらを浴びるあなたの背骨が欲しい


 ....
ささやかな感慨もなく手を合わせ
わたしは今日も死体を食べる
たぶんぼくはぐちゃぐちゃのどろどろのけつえきのかけめぐるたいないのはじけるだろう


傷口を更に深める部屋を出てぐいっとひらく赤い雨傘


ドライヤーで髪を乾かすときに目を閉じる あなたの ....
秋風が当然の{ルビ様=よ}に頬を撫で、しまっておいた想いひきだす

衣替え そろそろせねばと思うのに、また身に纏う去年の恋を

“秋”という文字が勝手に“飽き”になる変換機能がわたしにあれば
 ....
発音のやわさ/かたさの調節をするボリュームがぼくのウエポン


またおもちゃの階に止まらず去っていく ジョージ・ブッシュのエレベーターは


サッカリンキャラメルの色 後味を忘れた君とぼく ....
2階建て、駅徒歩5分、良物件。ふたりの日々をここで始める

とりあえず引越しソバは大事だと取り急ぎ湯を、みどりのたぬき

少しだけ心細いねまるでここ ふたり閉じ込められたかのよう

未来へ ....
秋ですね 松茸入りのお吸い物
        金木犀が優しく香る
灰皿で甘く焦がされゆく髪に いつか去り逝くこの身この世を ていねいにかみひこうきを折るあなた
歌うわたしのとなりにいつも
目が覚めてまぶたばっこし腫れていた。その{ルビ嘘=わけ}繰りつつフッとため息

やりきれぬこの1日をやりきった。澄んだ夜空に微笑んで泣く

君と吾と 接続詞さえ遠ざかり、決定的な別れのにおい
 ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
10月16日の一代 歩1*05/10/16 3:40
夜明け2*05/10/14 7:51
騒ぎ夜捨て彦105/10/14 7:13
歌集【Virtual Happiness】工藤伸一305/10/14 6:23
プロムナード落合朱美14*05/10/14 6:09
歌集【オレンジ色の朝日】工藤伸一105/10/14 5:55
宇宙葬前奏曲本木はじめ1505/10/13 23:44
短歌川柳(邪道?)一代 歩1*05/10/13 2:14
リアルな壁4*05/10/13 2:05
他の女(人)杉田蝶子5*05/10/12 20:47
ペアジョッキ一代 歩3*05/10/12 1:08
独りね。 ⅱ すぬかんなが...305/10/11 22:37
僕の父炭本 樹宏605/10/11 12:58
cut一代 歩4*05/10/11 3:01
ワールドワイド・ラヴシアン505/10/10 20:25
独り寝の 。 すぬかんなが...205/10/10 15:25
涙路一代 歩3*05/10/10 0:54
10月9日の2*05/10/9 4:40
太宰治歌集(になるといいなあ)山田せばすち...105/10/9 2:47
火日ソマリ9*05/10/8 18:25
early autumn本木はじめ805/10/8 15:41
日常の中で恐ろしいと思うことゆみ505/10/7 22:55
殻ー(XXXI)本木はじめ1005/10/5 2:16
秋4首一代 歩1*05/10/5 2:04
R18ピッピ405/10/5 0:20
新居にて一代 歩3*05/10/4 1:44
2005年10月3日[group]逢坂桜3*05/10/3 19:46
火葬一代 歩1*05/10/3 1:20
にねんまえゆみ205/10/1 23:57
スローフィナーレ一代 歩2*05/10/1 21:26

Home 戻る 最新へ 次へ
315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 

【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.8sec.