ようやく着いたかと安心していたが、よくよく見れば全く別の場所にいるようなのである。四階建ての白い建物が横一列に四棟並んでいる、というところは同じなのだが、果たしてこんなにツヤ .... 多くのスクウェアな図柄に囲まれて
負債を踏み倒しに行く
老獪な白熊一頭
笑顔には愛嬌
獲物を貪り喰らう凶暴さは健在

整った図柄の中央に
消えつつあるアルファベット
 三 ....
目を覚ますと、部屋の中に嗅いだことのある匂いが充満していた。どうやらドアの隙間から流れてきているようで、いつからしていたのかは分からなかった。目が痛くなるような甘い .... とりあえず何かしようにも
体に力が入らなくて
窓の外に映る景色を
ただじっと眺めてた

体がだるいよ だるだる
なんだか眠いや ねむねむ
お外は寒いか さむさむ
おいのりしようぜ なむ ....
世界が光でできているのを発見したのは

ヨーロッパの画家たちだったが

世界がブルーでできているのを発見したのは

ぼくの彼女だった


彼女は歩けばなにかを発見した

ぼくがよ ....
どこからか 変幻自在 似非喋り

*

近くに何ちゃら弁を話す者有れば
行って良く良く聞きながら真似
遠くに何ちゃら弁を話す者有れば
行けずとも良く良く真似ながら喋る

*

赤 ....
大嫌いな夜を抜けて
やっと出会えた朝
ひんやり冷たいだなんて
優しくないね
と思ったら
雨上がりが届けた甘い香り
ありがとう
金木犀が私を包む
優しく
レースのカーテン越し
うっすらレモン色の光が滑り込む
この横浜の匂いのする応接間に優しく奏でられるドビュッシーの調べ

朝の透き通った空間にピアノの一音一音が踊り、新しい一日の始まりを祝福する ....
カサカサ いわせながら
足裏に 季節を
感じる時
秋の音が
聞こえる
砕けた落ち葉の
紅葉の破片が
ばらばらになった譜面の
ひとフレーズのよう
こんなときは
ミケランジェリの
ド ....
冷し中華に
マヨネーズがかかってなかった
だから
ぼくは自殺しようと思う


理由なんてどうだっていい
ぼくが自殺したいのだから
それに
世の中には
ぼくの同類項がたくさん
 ....
桃色パンツはいてたギャル系女の子
いい爺さん(といっても60ちょい過ぎ)につれられて
いっちゃった

横浜の埠頭にある古びた倉庫へ
いい爺さんから3万円渡されて
ついていっちゃった

 ....
一本の線がなんか表現してさ
その突き詰め行き止まりも隠してさ
水も滴るいい男 水も滴るいい女ってさ

沢山卓さん見ちゃってさ
その一本意味調べてさ
見つかった見つかるわけ無いのに

震 ....
背中にくっついてるこれは

飾りなんかじゃないんだぜ



おっきくなってカモメになって

空飛び回って 世界一周旅行。



人間の間はたぶんいけそうにないなぁ

 ....
 
 
病院の待合室で順番を待つ
備え付けの椅子に座り
備え付けのテーブルに置かれた週刊誌を読む
言葉の意味はわからないけれど
挿絵などを見る限り
最近の出来事がなんとなくわかる
あれ ....
     あなたは生きて      私が死んでも     あなたは生きて      私が死んでも       泣かないで        あなたに     涙は似合わない         だから     .... 何でもない 声の つぶやきが
だけど今日も私の中から出て行く時
君の目に 今日も 探しだされた
美しい私の立つ街を見た 
私は街に 今日も流れ出さてはいないのだと 見た


濁ってい ....
私は憂鬱の時代を言葉の中で
無数の人間から握らさせられた 私は
金を儲ける 明るい頭のどこかにされた
時代の言葉のつぶやきを生きる そして
私は憂鬱の時代を生きる 人の悲しみの内側で

 ....
指輪をはめた手でゆっくりと書類を渡しました。
君は少し微笑んだような気がしました。
これからは毎日指輪をしていきます。
その哀しげな微笑みを見たいからです。
何も感じないのならそんな顔はしない ....
ともだち たくさん

ともだち ぽかぽか

みんな すてきだよ

みんな ありがと だいすきよ


まっすぐな瞳の向こうに

何を見据えているのかな


渦 ....
犬は犬のジーザスを愛でろ

鶏は鶏の身の丈に合ったローンを一生涯振り込んで暮らせ

猿は真っ白になって日々スペルマを飛ばして ....
ひとりで生きてきたわけではないけれど
あなたがあんまり 自分のことばかり話すものだから
なんだかほとほと嫌気がさしてしまうのです


あなたが昔をほじくればほじくるほど
責められているよう ....
 フォルム

カント・フロイト・エピキュロス
それは遅れてやって来る口唇期
いや十数年を隔てて再発現する恣意的口唇期
恋人達はみなジークムント・フロイトの愛弟子
今や心理学では眉を吊り上げ ....
知らぬ間に
今日と明日の境目の
白線を越えていた

部屋にメイプルの香り
焼きたてのパンを置いて

朝にこそふさわしいと
あなたは横向くけど
このままいればもう
朝なのですよ

 ....
雨。
ソープ通いも濡れる街角。

五千円札を大切にね、って、
ずっと前に遊んだソープ嬢に別れ際に言った。
吉原まで歩いて行くと、
途中に樋口一葉の記念館がある。
「たけくらべ」を思いっき ....
今まで吐いてきた嘘は数知れず
自分を護る為についた何て言い訳に過ぎない。

お前は嘘が上手だから、振る舞いだけでも良くなさい。

誰かが言った言葉。

嘘に嘘を塗っていたら、真実 ....
どんなにお金が有ろうとも
どんなに貯金が有ろうとも

お金何てシュレッダーにかけて見るも無惨な姿になったならば

それはただの

紙屑だ。

そんな紙切れ一枚の為に人はどれだけ働 ....
 
 
理髪店に備え付けられた
平方根の中で眠る犬
その耳に形のようなものがある
店主はただ黙々と
軟水で精製されたハサミを用いて
僕の髪を切り分けていく
その間、僕は不慣れな手つき ....
寒くなる前に大掃除を済ませましょう
さぁ、{ルビ掃晴娘=サオチンニャン}空を掃いて

スターダストトレイルはそのままそのまま
こまやかなそれらは流れ星のタネ

飛行機雲もそのままそのまま
 ....
ドラえもんノーサンキュー
どこでもドアはいらない
いつでも一組みポケットに
折りたたみの窓を持っているから

ほら見てご覧
ここは風衝草原
ほらあの夕陽に光る水面
あれは街跡湖

 ....
ぼくがいなかった夜と

ぼくがいなくなる夜の間に

とてもきれいな夜がある

素敵に暗くて、静かな夜がある

ポチャン、と魚が一匹跳ねて

それきりのような

夜がある
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
●●●●の回帰リンネ210/10/10 14:54
小さな正義……とある蛙8*10/10/10 14:40
リンネ210/10/10 14:15
ふむふむSEKAI ...2+*10/10/10 13:41
水色と光の天使たち吉岡ペペロ510/10/10 13:19
ハスキー藤鈴呼1*10/10/10 12:54
金木犀朧月510/10/10 11:40
朝の詩ヒヤシンス1*10/10/10 11:38
秋の音フクスケ1+10/10/10 9:11
わけ寒雪010/10/10 9:02
桃色パンツ[group]花形新次2*10/10/10 6:05
だってさクロイソラ010/10/10 5:09
カモメになりたい女子の言い分サワメ110/10/10 4:55
光景小川 葉510/10/10 4:35
あなたは宵風110/10/10 3:25
あの色番田 210/10/10 2:42
暗雲の中で流れる110/10/10 2:41
錬金術西日 茜5*10/10/10 1:27
すあませんポー0*10/10/10 1:20
どうぶつ奇想天外TAT2*10/10/9 23:43
相似する遺伝子涙(ルイ)010/10/9 23:29
長編詩 陰茎 (審美学的観察と考察の試み)salco9*10/10/9 21:58
夜の茶会朧月210/10/9 21:54
台東区の女はだいろ1+10/10/9 21:38
雪乃110/10/9 21:25
お金010/10/9 21:12
海峡たもつ810/10/9 21:06
ほうき星掃天プロジェクト海里1*10/10/9 21:02
ひとりぼっちスイッチ110/10/9 21:02
つむら310/10/9 20:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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