僕の一瞬でも
君にアゲルことはできないから
愛がミタイなら
僕の小指
アゲマショウ
不安になんて
させないように
そうだ
冷凍 ....
さかな色の、光が
夜の道を跳ねる
記憶にふる 蒼い雨の想い
街灯の光りは、やすらぎの
{ルビ七色=にじ}を生むこともない孤独に満ち
つめたい 明かりを揺らす
力尽き 腐植し始 ....
最後になんて…
言わないで…
僕は諦めない…
君が頑張ってる姿を…
また見れるって信じてるよ。
僕は諦めないよ…
諦めない…
母は酔って
元恋人に
生まれ変わったら結婚してといった
私の目の前で
かわいそうだから早くしんじゃえ
私はほんとうにそう思った
母の願いを叶えたくなった
母は まるきり弱い女にみ ....
ああ、この想いを言葉にしたい
のど元で止まっている僕の好きなメロディー
そこから出てきそうなんだ
まだ知らない僕の言葉たち
一回未来に飛ばしてくれないか
通行料は払うからさ
でも命削ら ....
山鳩、ボーボー
朝
嘘のように白々しい光が差し込む
その光が僕に影を落とす
不安になる
そして祈る
「今日は辛い事がありませんように」
多分いつもと変わらない日
....
瞳の奥に何を隠してる?
憎悪か
愛情か
いずれにせよ
僕のことだろ
嬉しいよ
誰にも何も思われないのは
僕がいないのと同じだから
鏡に映る今日の僕は
笑っているといい ....
言葉が語る悠久は
その中身を満たすことが出来なくて
時間がいつまでも空洞のまま
波打ち際で形を変える砂の
不確かさに似た悲しさを伴う
二人手を伸ばして誓う永遠も
伸ばした手 ....
どこまでも
靴下とは共に。
素足だと、ふるえる。
汚い靴下だが、
まるでくっついてくるかのように。
どこへ行けばいいのかは
わからない。
指が出ている。
人へするの ....
蛙が跳ぶのを見つめながら
小川の脇を歩いていった
トンボが飛んでいて
今日の景色は 神秘的でいて 美しい
私は煙草を吹かして
喫茶店の中で 眠る
古くからある 線路を 子供が通り抜けて ....
.
うんと硬いんだ
なめると苦いんだ
目を瞑っても
まだ浮かぶんだ
.
夢みたいなんだ
となりにいるのがきみだなんて
あり得ないと思う
きみといるのがぼくだなんて
.
....
まもなくアーチストは戻った。まだ呑み込めないわたしに、定まらない彼の焦点は、あかるい動揺を落胆でずぶ濡れにしている。
「わからんのは、柵を跳びこえた・・・馬の行方だ」
きみは手を創造した「手 ....
過去はなんのためにできるの?
私の歩いてきた時間は消えればいい
風景は残らなくていい
明日さえあればいい
悲しい気持ち風船にして
飛ばす空は想いでいっぱい
ぶつかるから落下してくる
....
愛されていないから
悪ぶっているのだ
などとは
二股の枝が裂けてもいえないな
悪だから
ワルなんだよ
立ったままなのに
寝転んでいるような気がする
耳の奥で冬間近の電線が
風切る ....
ははおやとまちがえて
だきついてくる
こどものからだから
わたしのからだへ
ちがかけめぐり
ひとつになると
おぼえている
こどものからだだったころを
un chaton noir trouver
un petit bonheur
jau été leve histoire superbe
Elle a compos ....
あの夜みたいに
とても静かな会話があったら
きっとキミは菩薩みたいに笑うから
僕は少し惚れ直すんだよ
あいも変わらず
街は変態共が闊歩していて
コールタールの雲から ....
屑だということがばれそうになったので
くちもとをかくすと
ばれない
ふゆはマフラーで隠す
ぶたがなやませる
ぶたなのに
ひとのかたちをとるから
めいわく
ぶたがなやませる
ぶ ....
カレーうどんを食べるなんて邪道らしく、
うどんはうどんで、
カレーはカレーで食べるべきだと、
グルメのひとはゆうけれど、
ぼくの大好物は、
カレーうどんなのだからしょうがない。
駅 ....
念のため訊いときたいんだけど
お前らって本当に絶望してんの?
お前らって本当に葛藤してんの?
貧乏だったり孤独だったり童貞だったり
なにかしらそういう事情があるんだか
まあ事情があるにしろな ....
俺は昔ちょっとチャー坊みたいになりたかった
ベンジーやチバみたいにもなりたい時期があった
髪をのばして柄物のシャツを着て穴だらけのジーンズとブーツ
咥え煙草で無意味にあちこち佇んでみたりだとか
....
{引用=あなたは佇み夕暮れにそまる}
(dal segno una corde)
{引用=いくつものさみしさをひき連れて}
(col legno tre corde)
{引用=わたしの小さ ....
一昨日の昼に雨ん中道を歩いていたんだよ俺は
したらお前、道端に路駐したイエローのシエンタな
そっから変な顔いろの悪いおっさんが声かけてきてな
なんかそいつ時計の営業やってんだけど発注ミスしてな
....
中学の用務員パンパカは
第二グラウンド裏手の平屋に住んでいた
戦争中はラッパ手だったのでパンパカ
短気な爺さんでからかうと怒り出すのでパンパカ
上級生の一部男子は面白がってかまっていた
かば ....
右に行き
左に行き
迷い彷徨う
ボジョレ片手に
ロゼは幸せ色
キッスをする
笑顔で応える
いい気持ちだ
クラリネットの音
トランペットの音
カスタネットの音
今日はお祭り ....
昔に買ったよれよれの服を着て
伸びきったぼさぼさの髪を揺らし
半年以上鳴ったことの無い携帯
意味も無く充電し続けている
ハイホー! 叫んで街へ飛び出そう
ハイホー! サンダルでアスファル ....
き、みが、くれたもの。
し、ろい、さんだる。
そ、とを、あるいても、
あ、しが、いたくないよ。
き、みが、くれたもの。
あ、かい、てぶくろ。
ゆ、きのなか、ころ ....
ハエがたくさん
俺の周りを
飛び交っている
いくら手で追い払っても
無駄なんだよ
減るどころか
どんどん増えていく一方なんだ
奴らは俺には分からない言葉で
喚き散らして ....
滑落の意識はすでに朦朧、自分の掌さえそうと思えない長い朝、白濁する視界に紛れ込む澱、文脈のない戯言が胡椒みたいに四散する脳漿、前頭葉から漏れ零れるものの温度は捨てられた小麦粉に潜むものの体 ....
紅葉の山々
渓谷沿いの道はその時々の赤
その時々の黄
その時々の青
その時々の緑
山の頂の先には
幾分くすんだ青空
道のRは気にならず
正面に最初のトンネル
トンネルを抜けると
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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