いつかアーケードで
カツアゲされた
ひとりで映画を見に行くところだった

ぼくはぴょんぴょん飛び跳ねると
どうしてもポケットで
なんかの欠片がカチリと鳴いた


きっとさびしい生い立 ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
家族といっても母とふたり

小さな箱のような部屋を
小さく切り取ったテーブルに
向かい合うことは少ない

たとえば小さい頃は鍵っ子で
学校から帰っても一人
母は生きるために働くことに懸 ....
雨上がりはなつかしい果物の匂いがする。ポケットからひとつ取り出してみる
小さな白い球体は瞬く間に羽ばたきながら何処かに飛んでいった 。

君の胸はまったく空っぽで、 手垢だらけのハンカチ ....
俺の足はでかい
29.5cm
甲高 幅広 5E
アメリカンならぬ
ジャップの身としては
ほとんど
フリーキーなレベル

反面
あそこはとても小さい
最大勃起時でも
7cmしかない ....
暗闇から
じっと見つめる
二つの赤い光

凶人の目か
野獣の目か

心を見透かす光
僕はもう丸裸さ

好きにするがいい
僕には爪も牙もない
逃げ出す翼もない

優しさのひと ....
 消失に見えて 絶えず繰り返しているもの
 見えなくなったと見せかけて
 心には根深く残っている
 が 全く其処になかった……或いはないものとして
 処理されているもの
 そう処理され続けて ....
 君は僕の手のなかで息づき育ち
 あどけない眼差しを世界へ……僕へと向けていた

 余りにもそれが無防備で いたいけで
 愛おしく 慈しんで
 叶うことなら 僕は君を盲目的に
 手のなかに ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある

あーちゃん

息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった

今度はきっと
女の子だ

そう決め ....
くちびると舌でつよく吸った

おまえからの写メを見つめてる

あかい地球につながってゆく

漂ってあかい地球に浮かんでる


かるく閉じたおまえの目

くちびるが

ちいさな ....
みんなから信頼されなくてもいい
正しい行いが出来なくてもいい
本当の真実が分からなくてもいい


神様
おれを暗闇に
一人置いていかないでください


おれの心の中を
乾 ....
あの夏の終わり
それぞれの心に鍵をかけて
僕らは別れた
積み重ねた思い出は
壊すことも
ましてや忘れることもできなかったから
鍵をかけて封じ込めるしかなかった

ふたりで泣いて
さよ ....
  .
きみの瞳の奥にはぼくがいる
ひざを抱えた小さな男の子がいる
裸で寒さに震える細い肩きみの深い
瞳の底にはまだ誰も行ったことがない
  .
きみの瞳の奥には男の子がいる
入ってはい ....
黄色い目で
君は何を
群青色の瞳で
赤紫の紙きれで
君の瞼は
何を物語るのか
教授する瞬間
受注する瞬間
承る瞬間に
私に夕暮れ
子供に生唾が
唾液のように垂れる
氷山の氷が
 ....
 
 
あのよからやってきた
こどもがひとり

このよのしくみを
しりはじめている

あのよへいった
かつてのこどもも

しりはじめている
おなじそらのしたで
 
 
蠢くunknwon 18になったら
黒いロングコートを買うと決めていた
ファスナーを勢いよく
心臓まで引き上げて
これでまた
心にひとつ鍵をかけた

冬になるとみんな
前かがみで、早足で
なんだか街はい ....
かげもひもちからになって
ちからもむもながれていけたら
そのままおまえのためにえがおになれたら
通り沿いにガラス張り
湯島のちいさな洒落たカフェ ペグ
オーナーの娘だろうか店員女性にときめくわたしは
「おはようございます。玄関マットの交換です!」
の発声加減については役者なみだ

マ ....
湿った薄い乳白色をぶちまけた
希薄な空を透かして
柔らかで頼りない日差しが
射し込んできている

激しく荒れていた海は凪いで
波濤は遙か沖合に退いていった

濡れた砂浜に腰を下ろして
 ....
この地球には何億人といて
1年は365日って決まっていて
毎日が数億人の特別な日だなんて
みんなを祝っていられないし
次第に誕生日も祝われなくなっていく

今日が君のSpecial Day ....
試されている

嫉妬や妄想を試されている

それがたとえ現実であろうと

すべては宇宙のものまねなんだ

実体ではないのだ


これが頭だけの理解でないのか

試されている
 ....
新しい名前を探す
けつえきいろのてのひらは
ひらひらと音を立てて
コンクリートの上をのた打ち回る

{引用=(あの子が死んでわたし、
新しい名前がつくの)}

あの子の
体の
一部 ....
鴉のひとなきで
晩秋の弱音をはく西空
   ほんのり浮きでた梢には
       わくらばがすがりつき
   ぼんやり沈んだ北風は
       ひとの声をさがす
なのに 
   行き交 ....
見わたす夕空は
{ルビ菫青石=アイオライト} {ルビ藍晶石=カイアナイト} {ルビ天青石=セレスタイト}のモザイクです
君の微笑みに
さびしい火がともります
ああそのせいか
君の黒い外套 黒 ....
波。
人の波。
空は青空。冷たい風が髪の毛をふわふわと撫でる。
なのに目の前の海は台風に襲われているかのように荒れている。
泳いでる人。笑ってる。
無表情を装っている。一匹狼になろうとしてい ....
 電車のホームに自らを叩きつけるようにおりた白い紋白蝶は風に吹かれて響くように揺れながら嵐のように揺れながら蝶のように美しく軽く軽やかな足取りの女の黒いヒールの爪先に踏み潰された。
 朝の光のな ....
あと二年経てば 世界が終わる
運命の日 十二月二十日
指折り 数え続け
嬉しいな 嬉しいな
2012年 待ち遠しい

対して未練も無いんだから
有限実行してくれよ
崩壊する世界眺め
 ....
俺は『ねこバス』
ミャーミャー
鳴くだけじゃないぜ…

君がピンチの時は
いつだって
駆けつけるぜ…

どこに居るか?
そんなの知らなくても
俺には分かるんだ!

おでこに書か ....
私を追いかける影が
夜の音を奏でながら
二つ一つと距離を壊す

崩れそうな私がささやく
「もうそろそろ
 殺してもいいでしょ?」
私には出来ない まだ出来ない

私を優しく包む闇が
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
カツアゲはだいろ110/11/22 20:37
愛するひと恋月 ぴの31+*10/11/22 20:36
家族の時間ベンジャミン9*10/11/22 18:38
ボルカ氏のポケットアラガイs3*10/11/22 18:22
ギソク 三日月の章ハイドパーク4*10/11/22 16:23
赤い夜うずら豆3*10/11/22 15:16
さようならの横顔きりえしふみ4*10/11/22 14:42
神の似姿2*10/11/22 14:35
あーちゃん森の猫14*10/11/22 13:19
あかい地球吉岡ペペロ6+*10/11/22 11:31
異常乾燥寒雪110/11/22 10:27
もう一度ミスフライハ...6*10/11/22 4:29
晩夏Giton1*10/11/22 3:08
何か荒れ果てた番田 2*10/11/22 2:51
同じ空の下で小川 葉210/11/22 1:16
螺旋の底でtam010/11/22 0:46
チャイコフスキーアズアミ310/11/22 0:19
_十二支蝶010/11/22 0:07
PEG乾 加津也15*10/11/22 0:04
そのあとでkauzak3*10/11/22 0:00
Special Day相羽 柚希010/11/21 23:14
テスト吉岡ペペロ110/11/21 22:51
高揚りこ7*10/11/21 22:03
時のしぶき信天翁010/11/21 22:02
冬の高台にて塔野夏子5*10/11/21 21:26
ガラス水槽の中にて01110/11/21 20:36
叫びなき2*10/11/21 18:41
2012SEKAI ...1*10/11/21 17:56
ねこバス顎長三日月010/11/21 17:42
優しさで殺してきみのてを110/11/21 17:09

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