自分の立ち位置など
興味はないと感じていた
今 何故かしら
想起する自分がいて
渇きがおさまらない
頼るものを持とうとしなかった
闘いは己とする ....
{引用=
指の先で三日月が伸びる夜
まるまるふとった空に
ふぁんたじいを映して
げんじつが困ってしまうような視線で見た明日の
嘘
熱烈な
*
光を集める目のなかを
飛 ....
書き付ける
僕はどこに行った
愛する人に恵まれた
嫌われ者の自分なんてなくてよかった
そこにいさせてもらえれば
楽しかった
満たされた
飲めば飲むほど乾いてく
僕から遠 ....
日没、砂浜に迷い
野良犬の
鼻先真似
ひくつかせ
虚を探り
塩粒の混じる
匂いは
血液を沸き立てる
唾を吐き
熱を冷まし
人なら ....
「有害な空気を生み出す煙突のようだね」
そう呟いたのは、他でもない私の心でした
体内をぐるりと回り行き場を失くした有害物質は、ため息と共に吐き出される
透き通った冬の空気
吐いた息は煙 ....
赤ちゃんの泣き声は
ボールの跳ねる音に変わったよ
近所から聴こえてくるピアノは
どんどん上手になっていくよ
かつての同級生は
苗字が変わっていたよ
子どもは大人になるんだね
....
二人で寝るには小さいから、
大きい枕を買おうか、と言うと
小さい方が近くになれると
平然と言えたキミ。
そんな小さな会話だけでも、
キミの想いは大きく伝わるんだ。
西日の差すベッドに横たわる
突如虚無感に襲われ
足元に広大な奈落の
淵にかろうじてゆらゆらと
立つ私が実在する
現実ではないと思いたい
そんな思いとはうらはらに
....
ダイスを転がして運命を決める
でも出た目が何か決めてなかったので
僕は都合のよいように解釈する
何回振っても薔薇色の未来
そんな運命を望んで
でも不思議と1のぞろ目は出な ....
霧氷を知らない 海風の町に
ひと夜の冬化粧
許された 雪の舞う月の夜
すべてを白く染める 悪のような力で、
あなたの寝室の灯かりが消える
僕は自分であろうとして
逃げ出 ....
すっと け
はれつおんがきえていく
バランスくずしてなしくずし
なしくずし
ゆずはちみつ
かんどられたサワー
なまえを
よろしく、
あとでまたはなしましょうよ
とうして
....
嘘を塗り固めるために
心にもない言葉をたくさん抱えて
俯きながらあなたに贈るよりも
たった一輪でもいい
あなたの心を捉えて放さない
そんな
ただ一つの言葉を
心のポケットから
....
背中に翼を背負うことは
はばたくたびに涼しくて
さみしい
甘栗をひとつつまんで
お口にぽい
秋のしるしに鐘が鳴る
君の爪の色はいつからそんな色
くちびるは
いつからこんなにやわ ....
ねえちゃんもうすぐ誕生日やで
姉は私を まっすぐ見つめてそう言った
歳なんぼになったん?
と私
知らん
そよそよした風吹かせて姉が言う
そんなん知らんでええ
隣のおじいちゃん ....
ある日70メートル離れて後を付いてゆく 。
ボルカ氏の散歩は奇妙だが目的地はちゃんとわかっているつもりだ 。
ゴチャゴチャした秋葉原の街。ぐるぐるとまるで空っ風のように旋毛曲がりに通り ....
音楽室の幽霊
僕は臆病な幽霊さ 人間をおどかすのが仕事
今度の配属先は とある学校の音楽室
夜の学校は暗くて怖い だけどひとつ良かったのは
大好きな楽器が 弾き放題だってこと
ある雨 ....
陰よ 陰よ 小さな穂をゆらして
ただただ とかしてほしい
力やうそはここみたいにありのままにひろがってはいないから
かげよ かげよ あの人を支えてくれ 守りたいだけなんだ
草原の何処に埋もれたかもわからない
{ルビ薄荷草=はっかそう}の薫りを吸い込めば
いつしか血の気は引いて来て
遠い過日に、栗毛の少女が立っている
もし、あなたがたった一人
追想 ....
目を閉じたまま
息を吐く、
空には
あの日映した星屑
こんなふうにしか
きみにあやまれず
こんなことすら
ひとめをさけて
指先に、星屑
冬のはじまり
(ひとりの人の裏側に
かけがえのない死者が
音の無い
息をしている・・・ )
*
浜に満ちては引いてゆく
海の呼吸の淵を歩む
痩せた青年画 ....
日常の、人間模様の只中で
自らを ぱっ と灯して
周囲の素顔を、照らしたい。
有馬二郎(英語: Arimajiro)は、哺乳類有馬目に属する動物の総称。有馬二郎科のみが現生する。
【分布】
北海道からアルゼンチンにかけて分布している。
【形態】
最大種はオオ有馬 ....
気付いたらまた この町へ来ていた
大人になるまで待てなかった
あの人のにおいは 海のにおい
私には いつも特別笑ってくれた
防波堤の1番端っこ 今日も誰も居なかった
いつもの様に あの人と居 ....
少し遅れているが、それはいつものことである。待ち合わせのレストランまで、バスに乗っている。乗客はすでにほとんど降りてしまった。もうそろそろだろうと思い、手元のブザーに触れると、無数の赤 ....
月が好きだということは
ひかりが好きだということです
太陽みたいにどぎつくなくて
月にあたってやわらかく
はねかえってくるひかり
そんなひかりが好きなのです
緑 ....
大きなまつぼっくり
拾い集めて
クリスマスツリーを作るの
おもむろ ....
時間の流れがゆっくりで
命を大切にして
水を大切にする
心を大切にする。
空気がきれいで
意地悪をしない
金の為に生きないで
生きるために生きる
よく働いて
嘘はつかず
物 ....
強くなったんじゃない
不安を隠すのがうまくなったの
それは何故かって
心の地図を見つけたの
きっと すぐに笑えるさ
そんな言葉の隠し部屋
防具も武器もアクセサリ ....
自転車で 頭上を流れる
白緑の葉桜が
天井をすべるように
すり抜けてゆく
サブカルチャーに埋もれた頭
日夜 感傷 自己憐憫の輪廻
気がつけば五年、気がつけば十年と
都合の良い解釈 オートマティック
気が付けば死
こんな人生も悪くない とか何とか ....
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