ことばにする前に果てしなく傷つけられていた 
もうことばにできないと思った 伝えることができない 
「意識」の前に死ぬことば
 「意識」した瞬間肉は裂け見えない血が ....
あの扉の先にあった
何かを
僕は知らない
君に教えてもらっても
ピンと来ない
そのまま
それは永遠に
それは悲劇か?
山彦が聞こえる地点
呼吸がしづらい
悲しいのは嫌だな
....
いやなこと あった
だから いやなこと
書いた 紙に そしたら
いやなこと 書いてたの
見つけた 昔の
いやなこと 思い出した
けれども もう それは
すごくいやなことじゃ なかった
....
心が急いてしまう時
ペンを片手に
思いを 散りばめたくなります
鏤める
変換したら
こんな漢字が 出て来たけれど
私は 書けません
今は こうして
勝手に 文字を
描き出すコ ....
母だった
はじめは法律をやっていたんですね
それから近代日本文学
漱石を中心に
世阿弥に出会ってしまった
わたくしに
こどもがいれば
出て行かなくてはいけなかったのに
亡く ....
なんかもうおっぱいのことしか考えられない
何か書こうと思ってもすぐおっぱいのこと考えちゃう
あと路上でオナニーして逮捕されたいとかね
俺の頭脳は日々確実に劣化しているんだよ
はっきりとそういう ....
風俗に行った思い出を糧に
オナニーをする虚しさを誰が
分かち合ってくれるというのか
いや分かち合ってはくれないだろう
分かち合いたいとも思わないがね
下世話にもほどがあるからその会話
シャイだったあの娘がビッチになってた
俺の知らない間にいったい何があったんだ
ビッチになるならもう少し早い段階で頼むよ
もっとお互い融通のきく時期に頼むよ
せめてあと二年早かったらよかったのに ....
頭の中に外国の映画でみたような木陰
この中にいっしょに
連れて行ってもいいという人
カーテンのゆれる具合とか風のそよぎとか
そこにいって休む
やっぱり人間なので
見えなくなることは ....
虚飾が頭痛の原因
南斗水鳥拳で切り刻んでやるから来いオラ
何だこの技って元斗皇拳に決まってんだろ秒殺で死ね犬 ....
ジャガイモは茎をとるのが手間なんだそうだ
とにかく人手がかかるから枯れ葉剤を使ってるケースも多いそうだ
つまらねえ話だと思わねえか
そうとうつまらねえ世の中だよ
まるでオレみてえじゃねえか ....
酔った
さむいなかひとりで自転車をこいでかえってきて
ひとりで発泡酒をのんだ
酔って
気がついたらばっちり化粧をしていた
どこに行くわけでもないのに
せっかくだからこのままどっか行こうかと ....
生きていくための強度が足りない
ということは
状況の好転にすら
たえられないという
ことで
まず
善意に
たえるだけの
力がない
容易に悪意にうつる
ものを
うけとったときに ....
むかしもいまもそうだ
の・ようなもの
家族ゲーム
メイン・テーマ
それから
そろばんずく
・・・・
黒い家
・・・・・
椿三十郎
・・・・・ ....
あたしの家は電車でふた駅だけれど
そして背伸びをすれば見えるのかも知れないけれど
ここは遠い外国だ
あたしは外国に来てしまいました
ここでは花も変わった名前で違った風に咲く
それからあたしに ....
風のある夜更けの
犬の遠吠えを
耳したのは
いつのことだか
もう 思い出せない
木枯らしが
枯葉をサラサラ
いわせて
どこかに
連れて行く
地図から消え失せた
どこかへ
曖昧に ....
昨日の夜 僕の心は揺れていた
あの子の呼び声に呼応して
僕の心は濡れていた
どしゃぶり賛歌
満たされたんだ
色あせサンバ
幸せなんか
地震が響く夜 僕の鼓動は揺れていた
あの子 ....
月の光がここを通る時
あの人が死んだ時間を教えてくれる
あの人は笑って死んだ
十年毎に教えてくれる
月の光は優しかった
ちょうどいい時間に
光に吸い込まれ去ってい ....
がんばりすぎる君
そのがんばりが
むくわれないと泣かないで
小さな一歩が大きな一歩へ
たとえ今が そうでなくても
君が歩いてるってことが
当たり前じゃない
そうでしょ?
がんば ....
君たちはそれなりにプライドを持ってるから
僕もわりと安心してられるわけなんだけど
もっとも最低な場所では
もっともっと常に警戒していなければならないし
いざとなれば人を陥れたり ....
銀の白
白の銀
――白銀
冷たい空気が身を切って吹き抜ける
言葉を放てば
それがまるで
意思を持ったかのように
白く淀む
風と共に走る
遅れて確かな足音が
心地好く耳に ....
複雑に絡み合う糸を解くことはない
聴こえてくるだろうか 心のうたが
雨降る浜辺で君が手渡した あの白い貝殻
君は忘れてしまったのだろうね
いつも 私が持ち歩いていた ....
美談にしたいテレビの
当て外れてあまりにも
ありきたりな障害者の日常
からから笑う全盲の友
平気で私の弱点つく
あんたほんとに弱者なの?
お前よりは強いかもねと
いう君のとても大きな ....
ピンクのウサギが跳ねている
なんだかとても楽しそう
そうか
僕が来たからか
ずっとひとりだったんだね
誰かを待っていたんだね
あぁ
僕もずっとひとりだったんだ
そうだ
....
たくさんのさよならが、きょうになる
あしたはいつも、かなしみのうえのひかり
だれもいないそらのした
なまえのないうたが、またひとつ
じめんにしみこんでいく
ぼくらのとちゅうには、うちゅう ....
祭りの中を絶望しながら歩いてる
まことに不謹慎で迷惑ながら
祭りの中を絶望しながら歩いてる
こんなはずじゃなかった
絶望してるから一人でとぼとぼ歩きたかったのに
まさかの祭りに巻き込まれて
....
風が無い季節に
病葉(わくらば)が落ちる
眼に見えない時間が
自分の掌から零(こぼ)れ落ちて行く
突然訪れた季節に」
黄色の銀杏並木は
幹まで落葉で覆われ
道行く者の足を ....
現実から逃げてしまう。
自分よりも空虚な空間を見つけることに
フォーカスしていて
無いものねだりばかりで
最近、自分を見失ってる気がする
いつからか自分で得なくなった?
....
ぞんざいに揉まれ
熱湯で煮出した
雑味だらけの茶の味に
ツタの剥がれた哀れな球場を思い出す
共に朽ちたかったのだろうに と
勝手な想像で
乳白色した壁を哀れむ
茶は雑味だらけで
熱さは ....
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