妻が突然
海に帰りたいのと言い出した
あの日、裸足で駆け出したのは
お魚くわえた
どらねこを追いかけたわけじゃなかったの
なぜ今になって
しゃべりすぎたことを恥じるようにそんなこと ....
分かってる
分かってた
これは罪で
これは禁忌だと
それでも思わずにはいられなくて
愛してる
愛してた
たとえそれが禁忌に触れるとしても
例え己が罪人になろうとも
幸せだよ
幸せだ ....
白黒付けたい性分なの
物事の物差しに正誤しかなく
グレーゾーンが存在しないなんて
自分の首を締めるようなものだ
その白や正の基準はどこに表示されているのか
答えられる術は自分の中で他 ....
煙突の突き出た丸太で作られた小屋
男は荒砥、中砥、仕上げ砥をそれぞれ一枚抜きの板におき
刃物を研ぎ始めた
小屋の中には丸いストーブがごうごうと燃えている
小屋の一角には一昨日捕らえた鹿が横たわ ....
大人数のカオスより
少人数のパラダイスがいい
人の言う事を聞かないほうが
良い時がある。
会報に余白を作れ
仕事でやってない
君はお金を貰ってる!
外見で無い、中身だ!
Peo ....
微えみと なみだと諦念は
かげろう
あるいは
しんきろう
どこか とおくで 息していただけ
うううん ちゃんと
息 しているよ
だってこきゅうは どこかで 細く
続いているよ
....
切り撮らないで
って景色がいうから
そっとかえしました
すこぉしだけ触れて
ごめんね
私がいること確かめたかった
白かぶころりん
土の上まで飛び出てる
ふたつ並んで
雪の ....
「
()
目が覚めたなら
))う ふふ って
)笑った
窓にうつる/
/
(((((16分割」
)
睦月如月飛ばして葉月
十五夜お月さま見て笑う 私
十五夜お月さまに見られて笑う私
長月銀色の光の下
すすきと冷たい夜気 揺れる
流れるあなたと
流されて 私
根 ....
木枯らしが子豚のレンガを
吹き飛ばしてしまおうと
肺活量一杯に呼吸をぶつけてくる
その風の強さを外壁に浴びて
小さくくしゃみを繰り返す家の中
テーブルを囲んで家族で鍋
大した具は入って ....
取り留めない
震え続ける身体は
燃え尽きることを祈っている
短い時間を適度に温める
求めすぎ
飛びたい
君に進む想いだけで
何を叶えられるだろう
何処でも此処でも間違えて
焦 ....
あなたに逢えてよかった
あなたには何故か海の匂いがする
こすって
しごいて
叫び声を上げながら
生ぐさい
希望の臭いがする
町は今
眠りの中
あのタネをまき散らすのはあなた
....
涙は何れ枯れるって
あれはうそです
歳をとればとるほど些細な事柄が胸に凍みてきて
それには
深い傷痕の縫い目を自分に重ね合わせたり
生きものの
生きものたちの還る姿が地 ....
いいがたい秘密を
おしえることを
要求されたとして
スキル的に
無理
コンピテンシアス的な
なんか
キーを
おしえるとして
身体的に
教えるとして
才覚がいるから
バラ ....
つまがとなりで
ねている
ときには
いとしくてだきしめて
にくらしくてせをむけて
つまがとなりで
ねている
そのどちらでもない
よるも
夢をみた
二度とみたくないほど支離滅裂な、後味の悪い夢だった
だけど起きたら半分以上を忘れていた
・・・ね、人生だってそんなものだよ?
だれもわかっちゃいないんだ
これは大掛かり ....
晴れの日を迎えたふたり
彩る花は 少し数が少なかったけど
補って有り余る仲間達が
若いふたりの前に 代わる代わる現れては
シャンパングラスに 祝福を注いだ
まだ 始まったばかりなの ....
灯火のような色を夕暮れのオレンジ色の無人の通りに見た
橋でもない影は 流れていく 時間なのだ
人と自分を比較しながらなんとなく思っていた どこかで
なびいていたのは黄色い 旗たちだった
....
苦手だったフローターサーブ
ここ一番の試合で 緊張の時
ボールをポーンポーンと床に弾ませて
構える
ネットをじっと見つめて
呼吸を止めて
考えるのはいつも
自分の為じゃなくて
あいつら ....
後ろ向きに立っている
明日を背にして昨日と向き合っている
バックミラーに映る明日は砂の嵐のように
映像を映し出すこともなくただ砂塵を巻き上げている
地球は太陽の周りを回る
自らも周りなが ....
クラシックの呟きに
大気までもが
眠ってしまう
信号機の
明滅する夜にも
確かにいる
歩いている
星が流れる
星を集める
夜という鳥は
光るものが好き
採ってきた
星を
....
愛を語る人は一人身を笑う
一人者は愛を語る者を笑う
そして、愛を知らない者は首をかしげ
愛を知る者は、それを優しく見守った
何故、と訪ねれば
皆こう答える
....
101227
実りある時を
稼ぎ時と思いたい
足し算に飽きたサイコロ
賭博に手を出して
痛い目に遭うこともあり
さいの目に切り刻んだ膾を呑み込 ....
不束な花
場違いな靴
白い息
間違った誇張
網膜剥離
白熊の自作自演
7と2の間に
幾つかの違いがある
そして、
幾つもの違いがある
あるいは
無い
窓際で幽霊が月を見 ....
次元やらアオレンジャーが生きる定義
控え室で白木嬢にしがみ ....
確信犯の迷子 午後十一時
考えたくないから 抜け出しています
夜は優しいなんてだれが決めましたか
黒にまぎれているって思いこんでるだけ
認められないのはこの場所でも同じ
ただ居座っている ....
身分違いの恋
それは禁忌
二人の仲は引き裂かれる
敵同士の恋
その恋はロミオとジュリエットのように……
何時だって悲劇に向かうのさ
同性を愛す者
その数奇な思いに苦しむ事になろうとも
真実の愛を貫 ....
うさぎ
寂しくても寂しくても 死ねない君はまた
携帯を握り締めたまま 夜と朝の狭間で目覚めた
何かを待ってたことに 気付いたけど
新しい今日に辿り着いて 忙しく時計が回り出した
赤眼 ....
人に嫌われ
人に蔑まされ
人に傷つけられ
それでも平気
前に進むだけ
安住の地なんて
地球には存在しない。
ジプシーのように
旅をして回る。
音楽を奏でながら
居眠りを得意 ....
おじいちゃん
おばあちゃん
だいすきだよ
げんきでいて
たくさん食べ
たくさん笑い
たくさん泣き
たくさん辛く
お手伝いをしますから
共に息をしましょう
うちらの間じゃない ....
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