もしも、もしものことだけれど
ぼくに彼女ができたら
ぼくは回転寿しで、
絵皿ばかり食べようと思う
お祝いに
ビートルズのUKオリジナル盤を、
まとめて買おうと思う
ラバーソールは ....
ほらっ、ジュン、早く!
運転手さんを待たせちゃ失礼だぞ
それじゃあ、よろしくたのみます
おにいちゃ〜ん
レイちゃんの居場所がわかったら
連絡するから〜
小さく頷いて、ジュンはトラッ ....
頭の中で 鳴るんだ
音を飲み込む音 音を噛み砕く音
音を叩く音 音を破る音
音を切る音 音を捻る音
音を削る音
それらが それぞれ七色に発光して
カウントダウンが始まる
サーカ ....
エリカの部屋へ電話をかけて
ハイパーメディアクリエイターの芝居
続けてみたけれど
あの娘ももはや
興味なさそうで
そうそう付き合ってももらえない
用事がなけりゃ
連絡するな
そもそ ....
ほんとはね
で始まる話しは
電車が通過する風にとぎれた
あれって枯れてるのかな
ホームの外側の木を指す
一瞬
春の景色がふたりを包むから
黙って乗り込む
同じむきにゆられて ....
りんご静かに
さびしい時に、お友達から
手紙がとどく
さびしいんでしょう、
白い詩がすきなんでしょう
さびしい時に、お友達から
手紙がとどく
あけてみれば、
一枚の白い便箋。
あ ....
君を産んでよかったと思うけど、君を生んだことで君に終わりをつくってしまった
母が言う
....
たましいのかけらになったって
いつもいつまでもいまも
あなたのそばにいる
ふあんもかなしみもない
ハッピーエンドに
ふたりしてかならずゆけるから
十年まえ
....
二千円とタクシー代をもらったので
ガルネク最高!
テレビに顔が映るというので
ガルネク最高!
洗剤六箱とサランラップ五個で
ガルネク最高!
限定ものでお取り寄せなので
ガルネ ....
日差しのない日に どんなことをするべきなのか
私自身の体は 言葉も無くしている
見ていたのだろう 風の流れる様子を
人は ただ そこに流れているだけだった
色々な色の車を 見た
私は 涙 ....
真っ暗な闇なんてある筈もない
重しを引きずったまま眠りにつくということ
それは、直線的な光りをも閉じ込めてしまう
と、いうことだろう 。
マルタ島にはマヌエラという男がいて
野良猫 ....
荒く乱暴に削られた悲しくも不真面目な凹凸のある石畳は、煌めくルビーがさんざん泣いて叫んだあとのように、まだ温みのある紅い夜の涙でびっしょりと濡れていた。
蒼褪めた馬の首を被った人を殺したおまえたちが ....
死にたいと泣きながら繰り返す娘に
大丈夫大丈夫と優しく声を掛けながら
「でも今朝、君を殺す夢を見た」
と
言いたいのを抑えている
あたまが中途半端によくて
間抜けなところがすき
といって
みたが
あいさつを
かえしてくれなくなったことから
だめだとわかる
どのキーを押しても
同じ結果になるのだから
僕は選択しなかった
放課後の
誰もいない神社
君が迎えにくるまで
空はまだ青く
君の歌声のキーは
雲よりもっと高く
気 ....
ふと真夜中に鏡をのぞきこんだ。
眉間のしわは、わたしはそう思わないの勲章かな。
右にはずし、左へはずれて、ごろんごろん。
蛭にひるを吸われて夜を生きたしるしの肌はエノキダケみたいよれよれ白く ....
17年 生と死の間を行きかいしていた
広い川の岸辺に佇んでいた
花びらに埋もれていた本を手に取った
沈丁花の香りがする
自分という深い湖の底に沈んでいく花
そ ....
それは男が汚れた靴下を脱ぐ時
それは女がきついガードルを脱ぐ時
みじめに軋るベッドの上で
広い背中を白い手指が所在なげに抱く時
愛はそれぞれに
互いを壊し満たそうと足を引きずり
見栄えのし ....
小豆色のバスに乗る
車体の気配があまりしないバスだった
既に乗っていた人たちは
みんな別々な方向を見ているのに
誰なのかよくわからない
信号待ちをしている間に
道端の枯れた草花 ....
いままで
ボクは 夢を見ていた
ずっとわかってた
ずっとわかってた
夢の中では キミに 会えなかった
でも
もうこれからは
ああ これからは
いいんだよ
....
わたしの話はいつも飛びすぎだ、と
言ってくれた人がいた
そうだねとわたしは少し笑って
冷めた紅茶を飲みほした
わたしは自分の話をすることがとても苦手で
話しながら自分の肉体がもつれるのを ....
少しずつ腐っていく
少しずつ 少しずつ
「少しずつ」というありふれた一語のなかの
やわらかながらすの響き
少しずつ腐っていく
少しずつ腐っていく
かけっぱなしのオーディオ
ループ再生 ....
* 肌色を 少し開けば ピンク色
人間って不思議ですよね
人間に限りませんが
外側と内側って 随分と違う
普段は見えない自分の中身
中身って言うと性格を連想しますけどね
体としての ....
人生には 中間地点と 中途半端な 時期が有る
大人か子供か 男か女か 真面目か不良か
孤独か天然か 生か死か 悪魔か天使か
二つの言葉を 思い付く度
相反したり 造反したりの 繰り返 ....
光が届くまで、一千光年の夜
何もしないのと、何もできないのは別物
今日は何もしない夜
そう決め込んで迎える朝は
いつも後悔ばかりなのだけれど
新川 ....
頼むから悪魔にだけは
魂を売らないで欲しい。
多くの人が不幸になるから
多くの命が粗末にされるから
地上の楽園をつくろうよ
誘惑を振り切り
タバコを止めよう
お酒を止めよう
快 ....
悲しい。
良き理解者がいなくなる。
君には「自信を持って」
「感謝して」と言う事を
教わった。
共に泣き、共に笑い
楽しかったよ
時に怒り、時に喜び
寂しい
汗っかきの僕に
....
勉強するぞ!
偉くはならないぞ!
夢を諦めずに
実現してみせる。
ファイアー
金持ちの株主が
発信するテレビに
洗脳されず
わが道を行く
ごく限られた人が
幸せになれば
....
世界の果てに 椅子を二つ置いて
暮れつづける夕暮れと
明けつづける夜明けとのあいだで
いつまでも 話をしていよう
横はいりなんかしてないのに
ちゃんと並べと咎められたことがある
トラウマになってしまったのか
また文句言われてしまうのではとオドオドしてみたり
私って気が小さいのかな
それからは ....
3104 3105 3106 3107 3108 3109 3110 3111 3112 3113 3114 3115 3116 3117 3118 3119 3120 3121 3122 3123 3124 3125 3126 3127 3128 3129 3130 3131 3132 3133 3134 3135 3136 3137 3138 3139 3140 3141 3142 3143 3144
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
8.58sec.