私の大好きなコンラート・ローレンツは
例えばこうだ
ある日、庭に引っ張り出した寝椅子に
ぼろを引っかぶって昼寝していると
狼がやって来て
コンラート・ローレンツを食ってしまうのさ

「お ....
コンセントレイト。
混線と例と。
集中したい。
濃縮したい。

さすれば失踪。
そんで適当にする。

適当ショットガン。
撃ち殺すのは過去の自分。
適当ショットガン。
撃ち殺 ....
濡れた光を放ち
不気味なぬめりをもつそれは
触感を刺激し
全身を収縮させる

彼女は悲鳴をあげ
パニックに陥る

痙攣の営利な波は一瞬にして伝わり
心臓を震わせた

音叉の片側
 ....
白い雲を丹念にめくってゆくと
そこには地球があるのでした
青いのでした
私の指先についている雲をひとなめすると
口の端から一筋の液体が(ヒトの想いといふものではないか)
こぼれおちた

 ....
あらいぐま が
パチンコと女の話しかできない
ものを
おとしめる
げんどうを
とったとして
それは
どう
すべきかと
いうことは

やつは
あらいぐまだから
ひとではない
 ....
灰褐色の卵
縮む影
剥き出しの塊

公園の前の虹
あの花の名残
ノイズの音像
真実と虚偽

紅い唇
温い体温
緩やかな上昇
貫く手
又は
あの時

子供の手を引く母親
 ....
雲ひとつなかった

青い空に

裸の木々の先端たちが

根のようにのびていた


空を吸って根を地球にのばしてゆく

地球という孤島に、空という孤独に、


雲ひとつなかっ ....
部屋の中で
未だ見ぬ 桜の花びらを
眺めてた

外に出て
車窓越しに
春を 見つけた

柔らかく 温かい
そんな筈は 無いのに
想像させる

甘い恋と
寄り添う 二人の
未 ....
ふと目覚めた枕もとに
思い出がきていた

いつなのか
だれのものなのか
わからないのだけれど
波の音が聞こえる

思い出の持ち主がいないので
尋ねることもできず
わたし ....
風に揺れる愛らしい花たちよ

なぜ、そんなに散り急ぐ

想いは薄く遠のいて

足元に春の嵐

僕はいつか後悔するだろう

すぐに後悔するんだろう

はらり はらはら…儚い季節
 ....
もしも
私が家を借りたなら
駅から徒歩10分以内の物件を
借りたでしょう
大きな浴槽と
大きな便座と
デブには重要ポイントなのよ
だけど私の今の住居
(妻の実家です、つまり私はマスオさ ....
帳尻の合わない偶然に
喜べないのは当然
時効を信じながら
罪を犯すような
不確かな世界神話

目を細めようにも
ほっと出来ない垣根に
邪魔された隣人との
奇妙な空間は
 ....
雨が降っても
雪が降っても

嵐になっても
地震に揺れ動いても

戦火に焼かれても
津波に侵されても

ただ
そのままの姿で

大地は そこに
ある

そして
時がたち ....
どこまでも続こうとする坂道
喘ぎながら

繰り返される独り言のような呪文
聞きながら

やみくもにしがみついたあなたの背中
眠ったふりしながら

安いおしろいに混じった汗の匂い
嗅 ....
どうかあの人の
本当の願いが成就して
幸せになりますように

どうか私の
本当の願いが成就して
幸せになりますように

山あり谷ありの人生だけど
私は既に勝っている
一歩一歩が私の ....
愛された娘は
でていった
ちいさな鞄と
痛みを持って

途方もなく美しい世界に
挑むことをやめれば
いくらか楽にはなるだろう

愛された娘は
しっていた
なにもかもが
既に ....
 
 
深夜、電話が鳴っている
誰もいない、何もない
とても遠いところで

そんな気がして目が覚める
電話はどこにも見つからない
安心して再び眠る

夢の中で電話が鳴る
受話器は ....
六本木芋洗坂にあるCLUB「PEACE」のサミーは
今年で33歳。もちろん黒人でカウンターで酒を作ってる
日常会話は平気だけど難しい日本語はわからない
フリをしていて
温厚でいつも笑いなが ....
深夜営業のサテン

ぼんやり夜道を見つめていた

店の明かりに照らされた冬のかっこう

面影がゆれて足早にすぎてゆく

幸福について考えていた


生きてゆく資格


そん ....
人は誰もダラダラと
洟が出て
人は誰も咳くしゃみ
繰り返す
ちょっぴり寒気して
体温計ったら
38度5分も熱があるだけ
人は誰も会社学校に連絡して
人は誰もただひたすら
布団で寝るだ ....
ばらばらでしょ?
顔も声も
ことばも胸も
こころも

仲良くなりたい
私がいて
出し抜きたい
自分がいる

愛を語る
私のそばで
いつでも
愛を疑って

そのうち
虎に ....
微熱を帯び逆光にかすむ夕暮れに
倦怠と人々は吐き出される
降ろされた日よけを通して見える
前と似た次とも違う底だった

何かに押されているのか
何に惹かれているのか
無数の粒子をもった可 ....
京都大学三千人
(というのは一体何の人数なのか君も分からないし、
 はっきり言って僕も分からない)
受験に疲れた予備校生がひとり
問題用紙を人知れず
まだ見ぬあなたへ届けてた
京都大学三千 ....
乗り換えを間違えた。
俺は、いつもそう。

あぁ、卵は、もう少しで孵化したのに。

アオハル・トランスファー。
アオハル・トランスファー。
眼を開いて、堕ちた先は。

列車に乗り ....
螺旋

自由を我らに

糊のごとく
血は青ざめて
はりつきしたたりつつ

プウとひと鳴りする
我らの鼻孔

棒のような腕を
這ってゆく物ら

朗笑

えがく
螺旋 ....
男はうろんな目で
メイビー・アイ・ラブ・ユー
と、どこかで聞いたようなフレーズを呟いては
またひとり
私をみながら笑っている

ギターをつま弾く彼の指は
長年の栄養失調のため ....
都心の通勤ラッシュ
経験がなくて
ちょっと怖いけど
どんな鞄持って行くべきか?
迷っている。
何時台をはずせば良いのか?
座ってゆきたい!
ウラ技が知りたい。

でもたかだか2時間の ....
上昇気流に乗り出した
全てが良い方向に向く
今までの苦労が実った
あとは真直ぐ前進のみ

愛し愛され
憎まれて
惚れたはれたは
後にして

スタンドアップ
ユアシャイニーハート
 ....
うちにうりぼうがきた
祖父が猟師から安値で買ってきた

うりぼうはかわいくて
姉と私はこっそり
うり うり と呼んでは
かわいがっていた

うりぼうは決して私たちの
声に喜びはしなか ....
鐘がなるたびに
とりがおちました
午後になると
西瓜をたべましたが
だれもが無言で
こんなにあおい夏が
ありました
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
コンラート・ローレンツsalco8*11/3/5 23:11
適当ショットガン。菊池ナントカ011/3/5 23:06
肉塊はまだ生きていて生暖かく光っていたhossy411/3/5 23:00
雲の裏側朧月511/3/5 22:36
ぐげがんがP6011/3/5 22:30
Loop andOz111/3/5 22:22
地球という孤島、空という孤独吉岡ペペロ1211/3/5 22:15
たけのこ藤鈴呼3*11/3/5 22:10
宇宙は膨張している/わたしのなかの小川 葉411/3/5 21:32
サクラ はらりスウ111/3/5 19:44
かなた[group]花形新次2*11/3/5 18:29
奥にある緑中山 マキ011/3/5 18:28
大地森の猫4*11/3/5 16:37
柔らかな化石nonya15*11/3/5 14:08
生まれ出ずる喜び渡辺亘311/3/5 13:33
any suspicious item(持ち主のわからないお ...はるな211/3/5 10:45
目覚めたもつ511/3/5 9:09
CLUB「PEACE」いとう2*11/3/5 9:08
幸福吉岡ペペロ411/3/5 9:02
風邪[group]花形新次5*11/3/5 6:31
ばらばらuminek...4*11/3/5 1:36
表層雪崩hossy211/3/5 0:39
予備校生ひとり[group]花形新次3*11/3/4 23:10
青春トランスファー。菊池ナントカ1*11/3/4 22:43
我らの自由にシホ.N111/3/4 21:51
ラバー・ソール関口 ベティ211/3/4 20:56
ペポパンプ4*11/3/4 20:17
すき焼きソング2*11/3/4 19:40
猪の仔朧月411/3/4 16:23
頭痛mugi3*11/3/4 16:02

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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