世界は落ちると 勘違いしている人がいる
日を吹く電気の中を砂利に映る食べ物へと
浮かぶめも ひっぱるくころの子も ここを
血の汗のある眺めに
愛のある無に

なみかぜ え そう
外れうく ....
犬はもう誰にも
愛されないの
自由を求める
詩人には猫好きが多いから
ところが私は
一見すると
セントバーナードに
そっくりな
典型的な犬顔だから
今はもう誰にも
愛されないの
 ....
カーボン紙に
まるめた銀色を
叩きつけたような
激しい空の下で
ぼくたちは
15回めの
約束のしかたを確認した
あれは
冬の日だった
たしか
冬の
寒い夜おそくだった ....
今日は母の誕生日。
夫がチューリップをかってきてくれて
写真のまえにかざってくれた

赤、黄色、紫、ピンクと
カラフルな春の花たちは
花瓶に入れた時はまだ蕾だったのに
室内のあたたかい温 ....
{引用=捨て猫だった
やせっぽっちで
瞳ばかりが大きいだけの
頬ずりしたくても顔が小さすぎて
両手のひらにおさまってしまうくらいの
けれどあたたかな体温をもっていて
まるで熱のかたまりみた ....
もう少し
視野を広く持ちたくて
川の土手で写生していた
目の前を一頭の牛が通り過ぎて行く
あれを描けばよかったのに
川の土手で都会の高層ビルを描いていた
そこで暮らす自分の姿を ....
空を自由に飛べる鳥をうらやましさで見つめる
羽ばたいても人の腕はむなしく空を切るだけ
風をつかめる羽根がこの手にもあったなら
自転車を両手放しで疾走する、コートの袖ははためいている
天を仰いで ....
はたちのころすっていた
くうきをおもいだした

そらやきのにおいがした
きみのにおいも

おいかけるために
ひつようだったのだ
すんだくうきを

おいこして
まってい ....
なくしてから気付く大切な物
薄々分かってるのに
なくすまで気付かない振りしてた

後悔する事分かってるのに
それまで何も出来ないでいた

そんなに自分を責めたら可愛そう
何もしてない事 ....
星の手触りがあるのなら

それは闇夜で繰り広げる光へのランデブー。

真昼の光線よりも恭しいから,すぐにでもできそうに

指先で感じる努力。


星の手触りがあるのなら

それは ....
道路工夫が道を掘る
アスファルトの下の土
道路工夫は土を掘る
それは電話ケーブル施設の為
しかし垂らすのだ、埋設するのでなく
ずっと掘る
ずっと掘り進む
1年後に文明の誕生
2年後に人 ....
あなたへ宛てた私の言葉は
文字になってしまったせいで
ひどく真ふたつに折られて
ポストの暗闇にゆだねられる

会えないひととの
こだまではかる、距離

夜半、玄関先の物音を待つ
 ....
いつのまにか足首のかたちが変わっていた
このところ続いてる春にしてはひくい気温のせいか

映画館でまぶたにふれたりだとか
苦いコーヒーを胃にそそぐように
うまくできないことだらけ
罫線がじ ....
 
 
ピキは犬ではないのかもしれない
犬だと思ってドッグフードまであげていたのに
買ってきた犬図鑑に載っているどの犬とも
その形状は一致しない
図鑑の犬はすべて四本足なのに
ピキは六本 ....
                110308



アナクロを恐れるなかれと
バーチャルな空間に躍り出たのが
隠れて正義の味方をする憎々しいヒールのプロレスラー
効果ありと審判員
一本 ....
男にとって

夏といえば
隣の女子の肌の表面積。
暑くてうなじがさらされていれば
そこから首へ
首から腕へ
腕から未だ完成知らずのくびれ未満へ
くびれ未満から足へは,休み時間に密かに確 ....
手のひらいっぱいの雨
カーテンを閉め切ったままだから
しんでいく影がよくみえた
たくさんたくさん食べて吐く
たくさんたくさん切って拭う
洗う
視る
たくさんたくさんたくさんきる
たくさんたくさんたくさんわらう
たくさんたくさんたくさんしる
たくさんたくさんたくさんわ ....
だってみんなはしぬでしょ、

と言った声がにじんだ


ことばに縋ればことばに溺れる
ひとに縋ればひとに沈む
覆せない日常を受け入れれば日常に窒息し
空気は望むことでしか手に入れら ....
軽やかなのか 駆けて行く
何月のウサギか たったか たったか
そうして今年も
平年と同じく たったか
夏から秋へと走り抜けられたのか

ウサギは気まぐれだった
季節の段差を前にしたのか
 ....
きょう、季節の帳簿は冬に逆もどり
北風がふき 雪が
山のほうからちらちら飛んできて
冬のいかつい手が コツコツと
貯めてきた春の貯金を 
ごっそり帳簿からかっさらった
開きはじめた菜の花も ....
絡みついた埃を払わなければ

たとえ
形を与える古びた木枠こそが
自己を飼いならし
自己を守る防波堤だったとしても

私はこの地平を走りゆく

衝動は抑えられず

声を発すると
 ....
携帯電話 充電器持って
逃げ惑ってる 逃げ惑ってる
アンテナの立たないところで ひとり立つよろこびを
踏みしめて 踏みにじって 街の雑踏に消える

樹海は一体どんなところ
樹海は一 ....
なぜ生まれてきたのか
そう問われると
とても悪いことをしている気分になる
なぜ盗んでしまったのかと聞かれているような
なぜ殺したのかを尋ねられたような
質問の正しさが怖い

なぜか
 ....
咀嚼した
ことばを
吐き出せないでいた
ゆうべ
君に向かって
ガラス越しにキスをした
みたいに


あ、てんしょん


知らなかったよ
飽和した
夜に浮かんだ月ひとつ
な ....

シフォンスカート・パフスリーブは夢のように広がり、
肌を透かす、
脈打つ。

五線譜に咲くメロディ、
finに向かっていくつも上昇、
リズムは必要ないか。

病を持つという、 ....
私はすっかり
私の慰め方がじょうずになってしまい
ひとり ということに慣れてしまいそうなのか

産地直送ストレートりんごジュース
とかかれたポップが目に留まる
ラベルには
りんご園と青空 ....
サイテーおじさん
サイテーおじさん
おじさんかんぱちはらえれほれり
ねえちゃんちびりぬええももだ

アレアレアリャリャめいわぬじい
すからべへのってしびりいちびり
みけれてもけってええわ ....
よわいものよわいもの
つよいものにはわからないよわいもの
つよいもの
かなってみるかなわからないよわいもの
よわいもの しあわせに
おこめがひとつぶ
なみだにながれてありがとう ....
泳ぎ疲れた感情の波
あお向けに浮かべば空

現実に押しつぶされないように
限界まで吸い込んだ
息をゆっくりと吐きながら

だんだんと融けてゆく

僕は今
一番おだやかな表情で
月 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
こだま十二支蝶211/3/9 9:12
犬はもう誰も[group]花形新次3*11/3/9 8:09
True Blueホロウ・シカ...2*11/3/9 6:43
天上の母へらぐっぱ011/3/9 5:37
なかないいのちベンジャミン511/3/9 3:03
視野小川 葉311/3/9 2:15
空樹木屋 亞万2*11/3/9 1:26
小川 葉5*11/3/9 0:33
会いたい…@ショコラ111/3/9 0:20
星の手触り電灯虫0*11/3/9 0:11
HE - LLLOW!salco6*11/3/8 23:29
あのポスト( 2010 )たりぽん(大...6*11/3/8 23:05
らん熟アオゾラ誤爆211/3/8 22:47
愛犬ピキたもつ811/3/8 22:47
空樹あおば3*11/3/8 22:33
青春謳歌電灯虫1*11/3/8 21:54
アメはるな011/3/8 21:53
水水水(2007/3/6)211/3/8 21:50
16歳011/3/8 21:48
たったか駆けるのだったかN.K.4*11/3/8 21:29
春の音寅午811/3/8 20:50
独り言hossy111/3/8 20:15
青の他人ゆうと0*11/3/8 19:23
世界が始まらないことを願って木屋 亞万3*11/3/8 18:11
アテンション プリーズかんな4*11/3/8 17:06
クレマチスという彼女に関する七つの考察きくちいいこ311/3/8 17:05
りんご園朧月111/3/8 15:14
サイテーおじさん[group]花形新次1*11/3/8 8:16
よわいものアラガイs111/3/8 5:47
「そして静かに融けてゆく」ベンジャミン1*11/3/8 1:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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