こよみに合わせた薄着で
知らない人たちに囲まれておとなしくする
大人のふりした靴のヒールに
マフラーをほどいた首元に
過ぎていく風は、まだ肌寒い
わくわくしなさい ....
芽の出ない種に水をやる
花が咲かない鉢を見下ろす
隣の芝は相変わらず青々茂っているけど
繰り返すことで報われるならどんなにいいだろう
腐らずに走り切れる人はすごいねと
褒められたのはまだ歩み ....
アルパカパカパカ、三パカパカ。
合わせてパカパカ、六パカパカ。
アルパカバカバカ、三バカバカ。
陰口サイテー、六バカバカ。
アルパカカパカパ、三カパカパ。
入れ歯がズレたよ、六カ ....
いつものように 教室までの階段を
タンタンと駆けあがってくる君の足音を聴いたとき
先に来て 私物を整理していた私の心臓が急に高鳴った
ポッと頬が染まったろうと客観的に感じた
客観的にというのは ....
朝
青空のなかに
すべて
揃っているのに
一つだけ欠けている
つぎの朝のために
ぼくは
生きてゆける
あなたを俯瞰している
数百キロ離れた高速道路のうえから
日差しだ
寝息だ
静謐だ
寝巻だ
匂いだ
体温だ
掬いとる
なめてみる
髪の毛と肉と ....
むかし
むかし
あるところに
それはそれはたくさんの
こどもをかかえたおうちがありました
おじいさんと
おばあさんと
おとうさんと
おかあさ ....
)誰もいない磯辺で釣りをしている老人がいる
餌は野菜の切れ端だったがクーラーの中はいっぱいだった 。
( なにか釣れますか ?) 」ガードレールを跨ぎ岩場に近づいてゆくと、クーラーのひと ....
明けない夜はないのだという言葉は
果てしなく長い夜を過ごしているときには
何の役に立たないのだということを
知っている人はあまりいない
と、憂いている人は少なくない
もしも眠れないまま
....
古新聞を 枕にしていた
全て 人間として行く場所は 決められているのだ
ああ たぶん 人間というものは幸せにはなれないだろう
群衆をなして女子高生が脇を通り過ぎていく
なんとなく そこ ....
何万人死んだって種としては生きながらえている
だからこれは種としての悲しみとは言えない
種の悲しみというものがあるとするならばそれは
生き残った種たちの妄想にすぎない
だから何 ....
石ころなげた
頭がわれた
いたいいたいのとんでいけ
抱えられた帰り道
痛みは涙に変わらない
心の痛みを思い出す
体の痛みは忘れても
何が痛いかわからない
....
失敗しても 明日は晴れるや
めげても泣いても 明日は晴れるや
穏やかな青空に 心は晴れるや
つたない文章しか書けなかったけど
傑作は 明日生まれると信じて
晴れるや ....
{引用=どんなに遠くを見つめても
そこは一面のブルースカイ
「青」は
けしてきれいな色じゃない
少なくとも
けしてきれいなだけじゃない
無邪気に微笑んで
悲しみを忘れるために ....
「南瓜の煮物ってほっとする味ですよね」と言った女が居たんだけど、よく考えてみるとこの発言はとても嫌な感じがした。
小市民的な健全さとバランス感覚をアピール、しかし自分に不利益な振る舞いはせ ....
{画像=110327223341.jpg}
薬を整理するだけで大変だぞ、と言う
手には赤や黄色、白色の
錠剤が20個ほどばらばらあって
手で握っている
色々分けて、朝昼晩の3回分にす ....
笑われたから
撃つ
ゴムで
ひとさしゆびを
前につきだして
おやゆびを
ひきがねにすると
とぶから
撃ったら
頭部が爆裂して
吹き飛んで
四散して
しぬから
龍因果さ ....
春が来る・・・
全ての鬱屈吹き飛ばして・・・
俺らの限界チョー超えて・・・
あまたの敵をうち滅ぼしてさえ
思えばいろいろありました
予期せぬピンチもありました涙の別れもありました
魅せ ....
ちょうむすびも
おりがみもない
とおいところで
そのこはまだ
だれもしらない
てあそびしてる
おかあさんが
だれかもしらずに
露が蝋燭の揺れる光を閉じ込めて凍りつく刻
オリンポスの崖の左下
珊瑚の馬に乗って
パンデモニウムから一人の歌い手
ローブを靡かす
痩身にビロード
ファルセットで風をも泣かす ....
君の包容力以上に ぼくの欲望以上に
この飛翔は力強い
その羽ばたきは 常識の追従を許さない
だが
舞いながら上昇し続けた その最後に
君がいたとしたら
この体は そこを死に場所にするだろう ....
{ルビ昏=くら}き 罪の中
あなたと 云う名の
{ルビ断罪=ひかり}を 追い求めていた
淡き {ルビ痕跡=まぼろし}の
あなたの {ルビ諒恕=やさしさ}
この身に 灼き付けて 生く
....
運河に問う明日は
ろーとれっくみたいにばろっく
レンガ敷の柱廊を歩く
夕暮れのおれんじに溶け流れた
おるがんのね
流動的なぬくみのまんなかを
浮遊して
わたしは夕 ....
空はあたらしくてあかるかった
すがすがしくって淡くって
ほのぼのとしてあたたかだった
あなたの匂いがとけていた
まんなかにつらなる街路樹が
もこもこと夕日を浴びていた ....
恋人の片隅で私は
命を紡いでいたのだろうか
知らぬ間に
さみしいとはまた違う所に
引っ越してきてしまった
「マイルドセブン、1カート下さい」
ツタヤへ行って旧作を1週間 ....
三年間、
何かに一途に
打ち込む者にとって〜
それが耐えられないほどのあいだ…
出来ないだけの
アクシデントに
突然見舞われたとき〜
その悔しさは、
絶望の思いとなり…
....
この星は太陽にとっての駅なのだろうか
疑わず
次の便を待っている
何かの手違いで
一日ほど遅延しても文句は言えまい
夜風と目が合った
....
カラスと
クロツグミの子
君は
何を思っていたのか
自分の国の政府に対して
疑問を感じていた
目立ちたいのか
他人よりも上でいたいのか
なぜ
強がるのか
威張るのか
....
目をつぶればきっと
涙がでるとおもうのです
泣かずに
眠るにはどうしたらいいですか
思い出される昨日のうたに
抱かれたまま眠りたい
目覚めないよに
君は泣くこともこらえて
前を ....
忘れられた休日に
ひとりコタツでPCに触れる
くそうクシャミが出るから
ティッシュで鼻をかむ。
寂しい3月なんて嫌だった。
携帯電話がつながっても、会えないなんて。
今しか ....
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