燃えろ
枯れた老人のように
燃えろ
脂身のった中年のように
さよなら
親切
さよなら
思いやり
下降はしない
硬質な平面 ....
やり過ぎは、やらないことに等しい
神経症の人はそれができない。
常識はずれ
自分を常識とする人
人間そんなにやわじゃない
死にはしない。
どこか衛生観念がおかしい
資源を大切に
....
ゆっくりと寛ぐ
夕食後
時間がまったり
流れる
ジャズの音
エレキ
ブランデー飲んで
楽しく
笑って
泣いて
怒って
忙しい
俺はゴキブリみたいな愛し方しか出来ないが
....
疲れ果てたボトム
寝てばかりいる
トップヘビーの毎日
不安定だ。
あの娘の誕生日
何上げようかな
今日嘘つかれた
すぐ分ったけど
皆が声を掛けてくれる。
心を開いて話してくれ ....
結婚してください
って、
言ったの
私
(弱音は吐かないよ、
君が不安になるからね。
ぼくがしっかりしなくちゃ
ぼくが、しっかりしなくちゃ。
君は自分が正しい ....
老人は空を見上げて言った
こんな時でも 地球は回る
こんな時でも 朝日は昇る
こんな時でも 鳥達は飛ぶ
偉い人は虚な目で言った
こんな時には 空気を読んで周りとの協調を忘れず ....
わたしは、ぬけがらです
わたしの中身は かつて鳥篭に押し込み、鍵をかけ、どこかへやってしまった
だから、わたしは ぬけがらです
今日も わたしはわたしの存在理由をさがして ....
私は人を信じました
猜疑心の布に幾度も包まれようと
その度に他人事の宇宙が
その手で結びを解いてくれたから
あと何回私は始まるのでしょう
もしこの薄い皮膜の内側に
たったひとりの自分が ....
何かが欠けていても 気付かないフリして
それでも満足して 日々を過ごしていた
すべてを受け入れず 拒絶していれば
簡単に終わっていく 単純な世界
隠してたキズアトが 浮き出す
“もし ....
ふいに車庫にさえずり響く
つばめかえって春の訪れ
よくかえってきてくれたと
冬の家族の顔がほころび
ふいに気まずくなってそらした
言い争った口と口
希望の羽ばたきは力強く
古 ....
うららかな日和の空を
しっとりと羽化した蝶は飛び去ってゆく
音も無く今の所
無音を聴いて浮彫にする
みずからの姿を
飛び去ったそよ風に映す
風光る風の色
沈黙の兆しは遠雷 ....
皮を剥いて洗おう
アソコが臭わないように
思い出す
夏の日
3日風呂に入らなかった朝
皮を剥いて洗おう
汚れが残らないように
思い出す
夏の日
イカ臭かった夜
悲しみは皮の裏に ....
花に言葉をあてはめて
託すその指を
可憐というのでしょうか
遠くをみつめる少女の
瞳がなにを映してるかを
案じた老女はひそかに
流した 海へ涙を
魚になって
泡になって
泣い ....
A 世界最大規模の雪山山頂に白猫横切る
B 雪崩、そして雪崩 一瞬速く
C 白猫のジャンプ(落下のような)
D 太陽と重なる影
....
わたしの奥にあなたがいるの
あなたが知っている扉の開け方
あなたの嘘が
わたしのこころに深くささって
そこに木がはえて
大木となって居座っている
あなたの嘘は
わたしのこころ ....
*
暗くないんだって *
何度言えばわかるんだろう
―*
〉エレクトロニクス 〈 エレクトロニクス *
(曼陀羅に浮かぶ釈迦は横になっている)
*
宇宙にはこんなにたく ....
我々は日にちを表す言葉を長きに渡り使用してきた訳であるが、本日2011年4月1日を以
って「日日」の言葉の意味するところが従来の昨日になり、「日」の言葉の意味するとこ
ろは従来の今日に改正される ....
失った物は何かと問い質す
神経痛と疲労を抱えながら
呷った酒の数を指折り数え
頭を掻き毟ってみる
ひたすらになんとなく
幸福というものを考えてみた
瞼や脳裏に浮かぶ笑顔があって
その ....
しんさいご
しばらくみなかったひとが
かえってきていた
しんさいまえと
かわらず
もうふいちまいで
えきまえでねていた
ひびわれた
ろじょうで
わらうしかなかった ....
脱皮する
ブレザーは自由を解放し
スカートと花開く
赤い蝶が花に止まり蜜を吸う
さよなら、高校生
僕は明日に羽ばたくのだ
東北訛りのひとは
酒飲みで 酒に弱く
東北訛りのひとは
腕が短く便所がながい
東北訛りのひとは
笑いながら 泣き
東北訛りのひとは
鬼のように やさしい
東北 ....
{引用=きみはぼくのこども
ぼくはきみのこども
こどもあつかいしてね
こどもあつかいしてね
ばかってわらってね
えらいってほめてね
おとなになんなきゃいけないなら
こどもあつかいして ....
{引用=粉々になっていく夜。
くだかれていくね、
散り散りになる朝。
そうして舞う昼、
さらさらという音。
照らされる夕暮れ。
消えるひとつの灯り。}
やきにくくったら
することがあるじゃないかと
いやらしいおやじたちが
いうのだが
しんせんなにくを
やいてたべるだいしょうに
あたらしいのちを
にくをうむこういを ....
{画像=110331225208.jpg}
太陽に手を当てて
陽の光を集めてみる
春の力が
僕の冷たい手のひらに
集まって来て
力が集まって来て
風を肩に当てて
春の音 ....
いつものように夜を歩いている
星の瞬きをながめながら高台からくだってゆく
車や帰り道のひとと二三すれちがう
街のあかりは傾いている
最初の信号に出くわすと
すっかり道を歩 ....
むかつく
むかつく、なんて、
うつくしくないことばだろう
もし、このむねのせつめいのつかない破綻を、
正確に、
かつ精妙に、
表現できることができるなら、
むかつく、
....
誰も批判しない箱の中
ぬくぬくしていて気持ちがいいよ
でもね、世界は
箱の外でまわっているの
天の川は決壊しました
あふれた星屑は
流れて地上へ旅に出ます
口を開ける ....
罪悪感を感じる、
生きていることに。
楽しむことに、
幸せを感じることに、
鼻歌を歌うことに。
でも。
いいじゃない。
誰の分だって、かまわない。
天寿を全うするま ....
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