母が買ってきた食器を
祖母は押し入れにしまう
母はそれに気づいて
いるがなにも言わない

祖母はかちゃりとも音を
させずに食器を移動させる
祖母の顔は真っ白で
太陽の匂いもしない

 ....
つややかな髪の淑女は もう
データベースに満杯なので

ちっちゃくて可愛い少女は もう
お腹いっぱい見飽きちゃっているので

ノーギャラで胸元を広げる洗濯女に至っては もう
辱める気すら ....
あんなのはいんちきなんです
ということわりがきを

いちにちじゅっかいかくと
やはりいんちきだから
しんだらよかった

過大評価されているたべものは
ドリアン

やってることがいん ....
ガチャガチャガチャガチャ








 ....
  うつむけば、
  いびつな砂利道。
  ぼくは陽を背負う
  ぼくは染みてゆく影



  見あげれば、
  ゆらめく電線。
  ぼくは見つめる
  ぼくは透明なひとみ ....
僕のキボウたちよ
そんなに僕の周りを飛び交うな
僕には影が付き添っているのだ
君らの素敵な舞いに
僕は同調することができない

僕の小さなキボウたちよ
そんなにはしゃいでいるな
君 ....
君に好きっていった

公園で好きっていった
自転車を押しながら好きっていった
手をつなぎながら好きっていった
キスしながら好きっていった
キスしなくても好きっていった
太陽のしたで好 ....
ひんやりとあなたの背中
ねぇ こっち向いてと
云うことが出来ない
でもこの距離感が好き

洋楽を小さく歌う私に
あなたは「わからない」と告げる
別にいいのよ
たいしたことじゃない

 ....
愛はある

愛は重力のようなものだ

引力と遠心力と慣性の力

愛はある

愛は力だ

引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力

愛はある

重力とおなじくらいある

 ....
電車の自動扉から
春が吹き込む
そして夏が来る

アナウンスが夏を告げる
夏はにこやかに笑いながら
春を押しのけようとした

春はなみだを流した
アナウンスは夏を告げる
駆け込み乗 ....
暖かくなる。
いつしか温度は赤くなって、
白くなって、

また元に戻る。

くりかえし、くりかえし、
傷を癒し、また傷を負い、痛み、泣き。

亀裂をつくる。
溝をつくる。
 ....
あなたを泣かせたい
そんな意地悪な気持ちがわいてくる
だって
あなたのことで
こんなに心がざわめくから

いっそ
あなたを泣かせたい
だいっきらいと伝えて
だけど
あなたが私のこと ....
 
 
シロツメクサが燃える
その灰で僕は
無色の麦藁帽子を作った
誰も許してくれないから
まだ駅のロッカーにしまったまま

身体が長くなる
そんな様子を目視できる日々があった
僕 ....
青空が昨日までの
薄汚れて黒ずんだ
自らの皮膚を脱ぎ捨てて
新しい明日を迎えようと
両手をパノラマの
端から端まで伸ばしている


春になると一斉に
その体全身を花で包み
 ....
ひとはみな

いろんな正義をふりかざして行進している

決めつけるひとも

保留中のひとも

無関心なひとも

さじを投げたひとも

いろんな正義がまかり通る

そんな大通 ....
はじめてが
まだまだ
たくさんあるって
素敵

ドキドキする
ワクワクする
はじめて

先のみえない
楽しみ

途中の
緊張感は
つなわたり

がっかりするのも
また ....
新緑が鉱物系の緑いろだった

ここにも宇宙のからくりが隠されている

いや、隠されてはいない

現にぼくらはそれを見つめているのだから

ひとはみな

いろんな正義をふりかざしなが ....
食器も歯ブラシも下着も
全部使い捨てだったらいいのにね。

あなただって
{引用=
彼方から
彼方へと還ってゆく、おと
されて
なにも知らされず
秘めやかに処理されてゆく 、あ、
、あ、あなた、 を、
忘れられず
浮かび上があがった泡に
触れるたび産まれる ....
あの人の奥さんに会わせてと
強硬に主張したのよ
わたしを散々弄んでおいて
逃げるのは許さない

あの人に
頸を絞められて
バスルームにルージュで遺言
不安な気持ちは確かにあったの
そ ....
まてんろうが
かすんでいる

かすみをたべて
くらすひとが

あのあたりにも
いるらしい
極め付きは米山くんの死だった 。
例によって蛇口から滴り落ちる水が八分音符を刻んでいる 。

片隅の椅子に座ったまま
ひっそりと蝋燭を灯したような薄暗い部屋のなかで
女はむき出しの ....
萎れた煙草を
わずか、
ゆびの間に
数は残り、れい

夜風はかるく
ひと息つき、散る
体温で
雨あしは浮かび
雑音まじる
ラジオは流れる
なんどでも
つまり、つながる
ひと息 ....
思う言葉をなくした
何もしていない土曜日だった
今日もカラフルなため息を吐いている
駅前は とても 賑やかすぎた


何も言わずに
一人で夢を見ていたようだった
するべきことがあっ ....
テレビの音が
 ザー
です

うるさいです

私の体というモノはうすい胸です

なんてうるさい

雨の音が
 ザー
です


待ち合わせた場所ではじっと ....
判り易い合図を。
タイミングが計れない。


部屋の空気に残っている かつての感触が肌をかすめる。
視界の隅の品々が 小さく小さく思い出アルバムを今も綴っていて
はっきりと聞き取れないその ....
きみはずっと、おれにそっぽを向いてなにか、おれたちのこととは関係ないことに躍起になっている、まさか世界はおれを残してすこし構成を変更したのか?そんなふうにしか考えることが出来ない四月の .... まつ毛が
頬に当たる
頬杖をついて
ぼんやりしてる

お星さま
お星さま
教えてください

お月さま
お月さま
答えてください

私はどうしたいのでしょう?
私はどうなりた ....
眠れない夜 背中が寂しくて
孤独を愛してた 明かりは付けたまま
眠れない夜 人肌恋しくて
一人だけの部屋 明かりを消したのさ

ねえ誰か 薬をくれよ ガツンと眠れる薬を
ねえ誰か 薬をくれ ....
ふるえに
ふるえに
こだまする
蜘蛛の巣のむこうの
景の断片
どこへでも どこへでも


句読点
華やかな
何も無さ
息つぎのまの
何も無さ


とど ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
たそがれ朧月511/4/24 21:44
選考過程吉岡孝次011/4/24 21:43
過大評価されているたべものはドリアン6111/4/24 21:15
家があるなら帰って寝ろよTAT1*11/4/24 21:06
つつみ草野春心5*11/4/24 21:00
シホ.N411/4/24 19:33
すきささやま ひ...7*11/4/24 19:22
硝子の浴槽れもん7*11/4/24 15:53
愛はある吉岡ペペロ1011/4/24 15:27
五月斎藤旧6*11/4/24 14:13
ヘルツシュプルングセルフレーム111/4/24 12:38
意地悪朧月311/4/24 10:49
目視たもつ311/4/24 10:35
ぼくを捨てる朝寒雪211/4/24 10:21
まともたちの行進吉岡ペペロ1*11/4/24 10:12
はじめて森の猫7*11/4/24 10:09
新緑吉岡ペペロ111/4/24 9:31
使い捨てれもん1*11/4/24 9:19
春の雨高梁サトル511/4/24 8:00
ルージュで遺言[group]花形新次211/4/24 6:12
摩天楼小川 葉411/4/24 5:48
ひとり生きてゆく(ということアラガイs6*11/4/24 5:21
しけたつらふるみ011/4/24 2:36
透明な日番田 211/4/24 1:42
ひとよひとよひとにしなますみ6+*11/4/24 1:02
合図電灯虫1*11/4/24 1:00
フラットホロウ・シカ...1*11/4/24 0:36
りり4*11/4/24 0:34
眠れない夜SEKAI ...0*11/4/24 0:13
降り来る言葉  LII[group]木立 悟211/4/23 23:36

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