聞こえぬように
溜息ついた
ほら 電車の中で

がたんごとんにまぎれこませて
ほら溜息

窓にかかるブラインドのような
ひとびとの曇り顔のせいで
みえない

あのこの優しさも
 ....
 野に咲いていた
 赤い花を
 むしんにむしっていた娘に
 わたしは言った

 かわいそう
 花さん、いたいいたい
 白い花さん、いたいいたい
 赤い花さんも、いたいいたい
 ....
マークに最後に会ったのは、
れんが通りのヴェジタリアンカフェで、
5本組みの魚肉ソーセージの最後の1本を、
ギンギラギンにさりげないラビットファーのハットのなかから、
鳩の手品みたいにセロファ ....
致命傷

バラバラに散らばった
透明な欠片たち

振り返らないキミの背中が
歪んで見えるよ

臆病な僕は
ただ立ち尽くすばかり

時がキミを過去にしていくこと
今から怖れている ....
すきなのかな

それは
淡い淡い
不思議な言葉
未知なる世界が
どこまでも広がる

すきなのかな

それは
甘い甘い
魅力的な言葉
夢の様な世界が
空高く高く伸びる

 ....
いいえ私は天秤座の男
なんでいきなり否定から入るのさ
(「あなたひょっとして乙女座ですか?」とか何とか訊かれたので
 それに対する返答からはじまっていると思います、恐らく)
あなたは遊びのつも ....
きうわおじいちやんと
いつしよにつりにいた
いぱいつれたのれ
よかた
たのしかた

きうわおかーさんとおねいちやんとしらないしとれ
らどんせんたーにいた
きもちよかた
またいくよ
 ....
... Ladies and gentleman,












 ....
  笑っているの
  泣いているの
  わからないよ
  手紙をかくよ

{引用= (雨が
 (雨で
 (雨に
 (雨を}


  立っているの
  震えているの
  声にだ ....
生きることで許してる

動かなければ死

存在しなければ死なないのに

持って行けないものばかり集めてる
ミーちゃん
雨はどうして降るのかな
雲や水蒸気のはなし
じゃなくて
ヒトが泣くからじゃないか
ってわたしは病気だから
そんなことを思ってしまう
ミーちゃん

水は将来 高価なものにな ....
神様を信じない

だけど道がふたつあったとして
救いのある方へ
ふりわけられたとき
感謝してしまう

私にも
なにかできるということかな

神様いるのなら
今日はありがとう

 ....
雪がこんこんと降り続いた次の日は
まだ夜が明け切らない早朝から
トラクターのエンジン音が響く
凍てついた大気では
空に昇る煙も、どこか力無い
そんな極寒の中で
現役を引退した男たちが
除 ....
メールをうつ
さみしいから
オンラインになる
さみしいから
パソコンをつける
さみしいから
死にたいという
さみしいから
オナニーする
さみしいから

君のこ ....
いまさらオーネットコールマン

意味不明の言葉の羅列が
たくさんの誤解を招き
バイト先の立ち食い蕎麦屋のカウンターのように
汁にまみれRu

言葉の羅列に色はないが
汁にまみれていたの ....
漂う時

 曇り空、4月の空
 春がいっぱい
 咲く花々
 一つ一つが
 あでやかに笑う
 乙女たち
 妻と私の庭は
 恋人たちで
 にぎあう

 ミントの束が
 テーブルに ....
朝、一番最初に知ったことが同僚の死の知らせだった
自殺か他殺か事故死か病死か
自室で死体が見つかった
ペットボトルから水を飲むとき
クイっと手を添えて顔を上向けるクセのある人だった
死ぬ理由 ....
雨の降っている朝だった
雷が近くでうなっていた
ときどき地がふるえ
木がゆるゆる揺れ
小学生が嬉しそうに道をいく
わたしはゆううつだったが
彼らを真似て
ステップを踏みながら歩いてみた
 ....
ゆうひかとおもったら
もうあさひだ

しずかなときが
ここにある

いきている
いまもどこかで

たいようの
ゆめをみてるひとが
 手術室を溶かしたような色の、底の見えない湖へ知らない女と入水する夢をみていた。泳ぐつもりだったのか溺れるためだったのかはわからないが、女は幸せそうな顔をしていて、おれはそれを見ていたくないがために、 .... 誰もいない部屋で
私ではないと… 目をこらしている
一人だった… 言葉をなくしては…
誰とも 声を 私は交わさず…
出ていこうとする… 一人ぼっちの世界だった
東京の冬
その中に小さくあった
僕たちの冬
踏切の音に
時折降った雪
「三回降ったんだっけ、雪」

人が人の思いを
お互いに舐めて
踏切の音が
消えてゆくこと
に期待して
つん ....
こんなことでドキドキして


わたしはバカですか


カバですか



高校生の時付き合っていた彼からこの番号に電話してとメールがきた


かけた


同窓会のこと ....
 典型

 もともとクリスタルだった

 もう今じゃ
 大地に還ったり
 海に還ったり
 無に還ったりして行った

 キャッチャー・イン・ザ・ライ
 グラン・ブルー
 キャンドル ....
瞼を開ける行為さえ億劫な日々
輝かない陽射しは夕暮れ

死にたくなる

全てがこの指の隙間から流れてゆく
あらゆる事柄が退屈で
私の心を埋めるのは絶望と空虚

私に生きている意味を
 ....
言われた方はよく憶えているように
一方的に別れさせられた彼の方がよく憶えているだろう。
きっかけは何だった?
彼に問われるのが怖くて。


関節は滑らかに動いていて、立派になった彼の振る舞 ....
彼女が一生懸命話そうとしているのに
その話すべてを受け入れるほどの体力?元気?こころ?気持ち?がなかった
イラッとして自棄になり破壊したくなるのだった
破壊したらどうなるのか
借金まみれのまま ....
陽射しに微睡む君
まるで猫の様だとからかうと
小さな猫のぬいぐるみを僕に押し付けた

最近お気に入りのそれは
先日僕が気まぐれにあげたもの

眠り猫はいつも気持ちが良さそうで
日に日に ....
あの子にもらった 最初のメール
携帯電話を鞄の奥深くに沈めて
鞄を膝の上で固く抱きかかえて
午後十一時過ぎの 快速列車にもたれる

子供の頃に
家族みんなで大阪で遊んだときの   ....
戸籍に書かれている誤字俗字が蒐集されて
法務省から公式文書として通知されている
とは
なんて滑稽で凄まじいことだろう

戸籍に書かれた文字

書き間違った担当官も
その間違いが何十年も ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夕暮れ列車朧月011/4/26 22:12
つくりものめいた、花石川敬大15*11/4/26 22:07
T・REX/Nuzzolelse boogieはだいろ111/4/26 21:55
piece of...涼深911/4/26 21:32
りり2*11/4/26 21:07
天秤座の男[group]花形新次311/4/26 20:47
2年竹組・正くんズー2*11/4/26 19:55
太陽は猫に急かされて昇り、犬の死を知って沈む、、TAT3*11/4/26 19:38
あまね草野春心111/4/26 18:50
floweredmizuno...111/4/26 18:03
問い佐和411/4/26 17:21
不信心朧月211/4/26 16:53
年寄りの住む村見崎 光8*11/4/26 15:34
うつっぽくするくせがなおらないki4*11/4/26 15:01
何を今さらオーネット……とある蛙12*11/4/26 12:32
漂う時生田 稔311/4/26 12:18
訃報アキヨシ311/4/26 9:58
雨の日の朝マフラーマン5*11/4/26 7:02
太陽の夢小川 葉411/4/26 6:48
踊り子トマト魚屋スイソ9+11/4/26 5:01
ルーム番田 111/4/26 2:35
東京の冬に点々とつくあしあとの泣き顔植田心也011/4/26 2:31
バカかカバくゆら011/4/26 1:45
バブルたちの残響藪木二郎1*11/4/26 1:28
EndingAKiHiC...211/4/26 1:20
語らい電灯虫3*11/4/26 1:03
応接室吉岡ペペロ711/4/26 0:59
眠り猫の行方茅野ゆき211/4/26 0:21
夜行yumeky...211/4/26 0:05
無意味で有意義なものkauzak4*11/4/25 23:40

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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