手を離して得られる豊穣さもあって
電卓から加算の記号を外してみる。


ゼロから始め、その終わりがない無限を終局点に見据えて
得てして努力と比例しない努力を費やし、雀の涙でも加算してく。
 ....
にくしみを
やさしさに

かなしみを
あいにして

ありは
いきている

たとえ
ふみつぶされても
さよならからはじまる物語は全部つまらない
無言と有言の境界線を綱渡りのように泳いでいく
沖縄、という地名があって
沖縄、という場所があった
そこで世界の一番はじっこは
青い、ということを知っ ....
高校生活のころ
湿気高い、と書く癖で
わたしの詩だと読みあてた人は
乾というキザなネームが合わなくておかしいと笑う

 貴方には才能があります
 がんばってください

一晩中ふるえてか ....
積もり積もって壁に
わだちが残されている。
破裂したタイヤは
ツナギを着た若い作業員が運んで行った。
躊躇いがちに灰が落とされる。
それと一緒に砂埃を含んだ風が
ショウウィンドウについた手 ....
しろい紙のうえで、
こごえている、
星や、銀河はここからはみえず、
きのう脱捨てた靴下のように、
夜がくたびれている、
出勤途中 視界のはじっこに なにか映る
それが なんなのか確認した
たんぽぽに似た花をつけてはいるが もっと野性的な草
その生まれたばかりの やわらかそうな きみどりいろの若葉でもって
僕に道 ....
職分田と永業田と口分田のちがいを
知らないし知りたくもない
あとなんか
つかれた
9時以降は生産的活動ができないくらい
つかれた
今日キャバクラへ
行ってきました
(鎌倉とキャバクラ・・・ありふれてるけど許してね。エヘッ!)
最近初めて知った店へ
今日のあの店は
お客が少なく
女の子の数だけは十分過ぎて
源氏山から ....
それでも君は
真正面に瞳を据えて
行く手を遮るものに
立ち向かうのだろう

恨みもせずに
拗ねもせずに
飽きもせずに
前へ進むことだけを
考えるのだろう

降り注ぐ光のままに ....
  疲れたら
  もう
  眠ったらいい
  重い荷物を
  置いてくればいい
  うす明るい
  夢の中に



  行こう
  夢の中に
  沈めてしまおう
   ....
夏の甲子園。
全国高等学校野球選手権大会 決勝戦。

北大路高校 対 羅生門学園。


エース三千院が好投しております。
9回裏。
羅生門学園の攻撃 二死ランナー無しで
バッターは3 ....
ひかりを見ただけなのに

もう冬でも春でもなくて

春に近い夏に通うようだ


胸が弾かれたようになる

嫉妬や失望の時みたいに

胸が弾かれたようになる


ひかりを見た ....
雨が降る

苔のにおいが舞い上がる

蝉は まだ土の中

終わらない夏を待っている
雨と雨の間に岸があり
岸と岸との間には
ひたすらに薄暗い海が続いている

鴎はその青さのあまり光となり
灯台のあたりを
喚きもせず 揺れる

週末の地下鉄に
エンゲージリングを拾う
 ....
芸術はきれいであってはならないと
太郎は言った

批判を受けないようなものを
作っても意味がないと
言った人もいる

同じことかもしれないな


ご要望の高いものにお応えすれば
 ....
どうしようもなく悲しい世界になってしまったなあ、
つらいことばかりが浮き彫りになっていく。
ニュースキャスターは落ち着いた口調で教えてくれる、
世界の終わりに合図はない。サイレンは鳴らないよ ....
頑なな人よ
しなやかさへの悪意を持ったのはいつからだっただろう。
それの恣意があまりにも叶うから?どんな虚しさも笑ってしまうから?
それがあまりに無関係に関わってくるから?
放埓に駆け回ること ....
僕はどうやら頭が狂ってしまったようだ

みんなと飲んで騒いでても全然楽しくない

女の子とふたりでいても全然ときめかない

僕はどうやら頭が狂ってしまったようだ

この世の全てに何も感 ....
空が褒める
山は照れる
山の火照りが空全体に広がっていく

朱鷺色レンズが激しく反射し
私は目を細めながら
喉の乾きに気付く

言い伝えでは明日は雨だ
綺麗な肢体を舐めるように見つめる視線
――私をどうしたい、
細い腕を天井に向けて虚空を掴む
見えない銀色蝶々

瞼を閉じて裏側を泳ぐ魚になる
憎悪で産み出した分身存在
青い水槽の中を世界 ....
弟の卒業式で
誰よりも大きな声で
校歌を歌ってやった

頭の固いやつだけど
さようならのために
いっちょ明るい歌でも
歌ってやるか

よいよい
それでも悲しいな
校歌しか知らない ....
ねえ大統領
自分の不安を解消するために
言葉を使う私がいます

ねえ大統領
雨の日に困っていたら
そっと隣にいてくれましたね

ねえ大統領
私はあなたの
国民じゃないけれど

 ....
自分自身であることが
いつも 意味などないのなら
私はどこかに逃げだしたい
だけど 立ちつくした 私は
きっと この思いも 私の手には持っていない


これは 夢のどこかなのだろうか ....
ちちがぼくを
からかうと

いじめられた
きがしたので

ははにあまえると
いそがしそうなので

おばあちゃんの
へやにいく

あまったるい
おかしをくれた

 ....
未来はきっと明るいと信じている
明日がどこから来るとしても
太陽はきっと東から
音もなく昇ってくる
まだ眠っている人を起こさないように
少しずつその光を強めて
朝を告げる

過去はとて ....
 ちょっと団子っ鼻
 でも美人
 詩人だし
 ちょい太め
 テレビで観ると
 太め
 太め
 汗っ掻き
 自著の紹介
 腋が開く
 カメラに向かって
 両手添え
 それ立てる時 ....
いつか
ひとになるために

かぜとなり
はなとなり

ときにはきみの
ほおをながれる

なみだにさえ
なりました
食と職
働いて食べること
ショクをもっと自由に

無と夢
一日一生
ムを呼ぶ睡眠

血と地
地縁血縁
チヂみだれ

哀と愛
愛する哀しみ
アイいれたがわず

詩と死 ....
冬が終わり、季節が春へバトンタッチする

強い北風が吹き終わると、それが春になる合図

寒さに凍えていた木々の枝枝に小さな、つぼみがひとつ、またひとつ生まれて

しだいに木々は青々と色づく ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
増えない電卓。電灯虫3*11/4/28 1:39
小川 葉111/4/28 1:03
さよならピッピ411/4/28 0:02
乾く乾 加津也21*11/4/27 23:37
[:weight]プテラノドン411/4/27 23:19
mugi5*11/4/27 23:01
雑草の指南2くさいきれ111/4/27 21:25
知らないし知りたくもない6011/4/27 21:24
ぴんきりでね[group]花形新次011/4/27 21:18
涼風nonya13*11/4/27 21:01
夢の中草野春心611/4/27 19:40
9回裏 ツーアウト北大路京介8*11/4/27 18:59
春に近い夏に通う吉岡ペペロ511/4/27 18:58
Rainsyuon211/4/27 17:56
神はまた遠く茶殻111/4/27 17:40
ナントカナオトはわかっているか眠り羊011/4/27 15:17
NEWSゆうと111/4/27 13:45
しなやかさへの悪意kiri011/4/27 10:44
カルピスyamada...111/4/27 9:34
つるし雲subaru...4*11/4/27 9:30
outAKiHiC...111/4/27 6:34
さようならのための明るい歌まきび011/4/27 2:30
intermediatemizuno...111/4/27 2:26
ユー番田 211/4/27 2:17
いれば小川 葉111/4/27 1:54
あかるいみらい木屋 亞万2*11/4/27 1:44
藪木二郎1*11/4/27 1:42
いつか人になるために小川 葉111/4/27 1:26
字音シホ.N1*11/4/26 23:33
藤村 遼太011/4/26 23:14

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