単身赴任の父ちゃんが、
短期休暇を貰って帰ってきている日、
ぽつり ぽつり と温かい犬が降ってくる
灰色の空から降り落ちる黒い雨とは好対照に、
青い、とにかく青い空から、
主に茶色、のコーギ ....
ウッピーヤッピーハッピー
前進あるのみ
困難に立ち向かい
運を味方につける

腹に力を入れて
踏ん張る
背中から炎が
揺らめく

理系は中身で勝負!
若いうちは体育系
中年は文 ....
胸が痛いのに
胸のありかがわからなくて
ところどころに穴のあいた
記憶の袋をさがす

堪忍袋が破れても縫え
破れても縫え
そう書かれたお寺の黒板
ながめてあきれてた
制服の私

 ....
平野に拓き敷かれた田園を縫う
屏風状の防風林や団子状の間伐林
赤屋根のサイロや家畜小屋
立ち停まって修めなければいけない
長い時間を内包する風景を
すっ飛ばして疾走する旅行者の
過ちの時速 ....
ロッピーありますかロッピーはお持ちですか?って毎朝毎朝うるせぇんだナチュラルローソンの山下(キレイ系かつコワイ系。もし結婚とかしたらこづかいの最後の一円 .... クラウディ
きみのなをよぶ

ひとのように
いのちのように

あめがふりそうな
そらはいつも

クラウディ
ぼくのなをよぶ
 
 
橋の上で兄は星を数えていました
すぐ横で私は橋を数えていました
星は数えきれないほどたくさんありました
橋は私たちのいた橋ひとつだけでした
何度数えてもひとつでした
それが兄と私 ....
最近入店した笑顔の素敵な男のひと
洗い方は丁寧なんだけど
細長い指先からほのかにただようタバコのにおい

最初は気のせいかと思ったんだけど
どうやらそうでもないようで
せっかくのシャンプー ....
ネギのみどりが並んでる
稲の子どもも並んでる
人のつくるものは
やっぱりきちんと並んでる

てんでに生えた
雑草の花は
すきな場所で咲いている

私もすきにみている
今日は晴れの春 ....
人影のない交差点 繋いだ手を静かに離した
黄昏に染まる街の中で 僕は一つ嘘を吐いた

寄り添い歩く二人の影はいつの間に長く伸びて
気付かないふりをしてただけ でも本当は分かっていた
 ....
あらゆる事象は往々にしてひとつの地平に閉じ込められる。

*

時間に切れ目を入れるようにして生活が綴じてゆく。

*

猿の脳みそを吸いだした。

*

斜視の女が窓のす ....
さいごのロボット

僕は生まれた 世界が終わった次の日に
きっとそう プログラムされてたんだと思う
壊れた研究所で 目を覚ましてすぐ歩き出した
きっとそう プログラムされてたんだと思う

 ....
アールグレイの薫りが
そこはかとなく漂う部屋に
雨のそぼ降る初夏の午後
「水にならなければいけない、氷になるため、黒い液体の注がれた水槽に、地球は浮かんでいて、回転すると、ぬれた部分が夜になるから、ここで、産んでもいないのに死んでいて、生まれてもいないのに殺されていて、わ .... きみの投げた小石の波紋は小さい……のかも知れない

ぼくの発したひと声は
きみにとっては不可解……な言葉なのかも知れない

輝ける明日なんか来ない……のかも知れない

きみの涙はたったひ ....
今はね
ヒトノチカラを
信じてみようと思うの
これまでは違っていたけれど

そうしたら
変わると思うの
この空気の流れも

何かと一緒に
はるのあらしが
ふきあれている

まだなまえのない
そらがつちを

かみなりでおどし
かぜでまきあげても

いのちないものが
なおここに
  語り無し
    愛想無し
      希求無し

  まよいご
    ちっぽけ
      へたくそ

鍵の中に封じ込めたすべて
遠のいた視力では
なかなか捉え得なかったも ....
ブルー!
ブルー!
ブルー!

なんて見事な青一色なのかしら!!

最近では稀なほど

こういう時は
お外に出たくなるわね

何も考えないで
人目も気にせず
走り回ったりなん ....
宵の頃から明け方まで
天の雪が静かに降りて
町ぜんたいが真っ白な
画布(カンバス)でおおわれる

朝になれば
小さな者たちが
家々から画布の上へと
皆いでて 息を吐き
それぞれの絵を ....
手を伸ばしても届かないって識っているからさ

ちょっとだけ黙っててくんない?


頭も良くないし、
難しいことから逃げんの得意だけどさ

とりあえず諦め悪いんだよね


手を伸ば ....
(ひとりぼっちがいいね
)と呟いたのは 星に煌めくみち潮が月に帰るころだった 。
先の見えないまま
夢を頼りに口ずさんでいた。

(今日も夜がさびしいね
)と呟くのは 陽を浴びて ....
虹の向こうがわのことを考えていた
蜂蜜を舐めながら歩く彼のことを
いぶかしげに眺めている
そんな自分も
周りからみれば奇異な存在なのだろう

滑り台から流れ落ちていく雨
水たまりを作らず ....
{画像=110509021539.jpg}


初夏の夜
二人公園で夜空を見上げていた
静かに揺れるブランコに二人
並んで座り
揺らしていた


暗い花壇では朱いコスモスが
強い ....
  空色の
  ポリバケツに
  堆積する



  首を
  寝違えた詩人の
  寝違えた詩



  綺麗で
  あくまで綺麗で
  読む気がしないほど綺麗だっ ....
週末、
普通預金から、5万5千円おろして、
土曜日にひとり、
日曜日にひとり、
可愛かった、お気に入りのデリの子を、
部屋に呼ぼうかと、さんざん思いつめたけれど、
水曜日に彼女ができた ....
小さな山みたい
すそ広がりのひと
わらってもその裏になにかが
ありそうな気がする

あなたの背中から
いろんな匂いがします
いい天気でも悪い天気でも
太陽が背景です

汗がひたいに ....
きみが ふふふ って {ルビ微笑う=わらう} {ルビ微笑う=わらう} {ルビ微笑う=わらう}

空から降る 金平糖みたい

あはは あはは って 笑う 笑う 笑う

綿菓子がね ほらほら
 ....
五月の空といいながら
空はどんより鈍色で
雲と空の境は淡く
地平線は黄砂に吹かれ
やはり視界の球体の内部
己の認識世界の端と端が
すべて曖昧な灰色グラデーション

その球体の中を
て ....
わたし、好きだった あなたのことが

今でも好きよ あなたのこと


でも、あなたはいつまでも夢を追いかける人だから

恋に興味がないのね そんなところが好きになっちゃったんだから 
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
家探し/宿無し茶殻2*11/5/9 23:28
アルマジロペポパンプ3*11/5/9 23:20
破れはぁと朧月411/5/9 23:13
salco8*11/5/9 22:28
ロッピーは今日も無いTAT3*11/5/9 21:53
クラウディ小川 葉311/5/9 21:46
カタツムリの家たもつ811/5/9 21:35
かおるひと恋月 ぴの27*11/5/9 20:37
春のウエーブ朧月311/5/9 18:41
1486 1...011/5/9 18:30
積木はるな311/5/9 18:26
さいごのロボットitukam...5*11/5/9 13:16
アールグレイの部屋れもん511/5/9 10:27
水サイド魚屋スイソ10*11/5/9 6:02
プロローグきりえしふみ211/5/9 1:38
ヒトノチカラ御笠川マコト611/5/8 22:38
春の嵐小川 葉311/5/8 22:35
喩え理来311/5/8 22:19
明日は晴れるかな酸素の枷011/5/8 22:06
カンバス佐倉 潮111/5/8 21:32
RUN!!涼深511/5/8 21:10
スーちゃんアラガイs3*11/5/8 21:01
青くない空の眺め方3*11/5/8 20:46
白いブランコの夜に / 暗闇に光るコスモスbeebee12+*11/5/8 18:59
捨てられた詩[group]草野春心13*11/5/8 18:35
夕暮れのことはだいろ411/5/8 17:58
ははおやの山朧月711/5/8 16:44
おひさまそらの とこ5*11/5/8 16:28
球体の内部……とある蛙611/5/8 15:33
1番くろきた111/5/8 15:17

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