iPod nanoを買った
僕は音楽をイヤホンを使って
フルボリュームで聞くと
身体の真ん中、丹田の下から
頭のてっぺんまで通路が開き
身体の中の気が噴出する
この気には二種類あって
ひ ....
ははにてをひかれて
いえをでていく
ぼくがかぜを
ひいたことにして
びょういんへ
びょういんには
ここちよいくうきがながれていた
まちあいしつで
いきてることやしに ....
雛菓子をつまむ指先の
その感触は
母さまの温もり
ひとつまみ
もうひとつまみと
雛の飾りから拝借する君の
{ルビ当=あ}て{ルビ所=ど}ない{ルビ戯=たわむ}れは
長き ....
私の娘に出会ったら
どうか伝えておいてください
何一つ伝えるもの残すものはないのだと
ただそれだけを伝えてやってください
私が道のそこかしこに置いた石に
あのこが躓こうとも
教えられよ ....
土手の切れ目が1本のラインに見えるから
平らになってる地面ギリギリまで 後方にバックして
50m走でそれなりに女子に褒められた 足の速さをもって
ホップステップで 夕陽に煌く川面に行ってみる。
....
多少の不自由こそあれどそれなりに充実して過ごし。
面倒なことは投げ出して、逃げ続けようどこまでも。
平均台でバランス取ったら中心線からよれないようにぶれないように。
そんな風に過ごしていって大体 ....
おまえがねむらなくても
かわりはいくらでもいる
といって
すいまがおとずれます
ああ、ねむることも
いきることなのだと
ゆめのせかいで
きがつくことができたなら
....
聞きたいことはやまほど
心の中で復唱
本人を前に
フリーズする思考回路
息の合わない電話
誰か修理してよ
私の頭と心
....
語るべき理想は何であったとしても
人に何も語ろうとはしない
いつであったとしてもそれは確かなのだろう
私自身であったとしても
誰であったとしても
それは きっと その場所にあるがままなの ....
今日も目を閉じた
夢の中で 私は
私の望んだ誰であれば良かったのだろう
流れ続ける この 幻の中で
多くのものが 消えていた
思い出さえも だけど
今日は自分の誕生日なのかすら ....
がんばって
いきてるねと
ほめられたかったのだ
すずめは
こめをぬすみに
ちかづいてはにげていく
ひとなれしたはとなどに
なりたくなくて
わたしがシャープと言えば
きみはフラットと言う
いつだってそういうことになっている。
わたしはあがり調子の躁状態で
うきうきとよく冷えたビールをあおる
きみはどん底に停滞して
苦虫 ....
世界中で170万人が死んで行く日々に寝たり起きたり仕事したりする
170万人が死んでいるから生きているのかとかそういう自覚は無く
かと言って140人ずつ増えて行く人間を育てる気も無いまま
眠たい ....
そして3ヶ月経ち
もし誰も小さな声なき声の歌に耳を傾けないなら
緊急地震速報のアラームをギターで鳴らす
という笑えないイタズラをして目を合わせジュテーム!
愛しているぜと笑いかけよう ....
昨日までは
元気だったんだ
すいすい泳いでご機嫌で
私を追いかけ
ちょうだいえさ!
はらへった!
って。
なのに今日は
なんだかのんびりで
草むらでゆぅらゆら
してるもんだから
....
いやいや作る節約のためのお弁当
しょーもない話ばかりの同期
お局たちのでかい態度
1日中見るPC画面
なんのために生きてるんだろ
なんて、
今まで考えもしなかったようなこと
....
こころの中に
一つの家を建てよう
どんなに激しい嵐にも
どんなに揺れる地震にも
決して消えることの無い、一つの家を
地面に膝を落とす、日も
涙の絞り落ちる、夜も
....
父親の圧迫骨折が悪化して
日々の介護の不安に
瞳を曇らせたまま
嫁さんが布団に入った深夜に
密かな寝息をたてはじめた寝顔を
そっとみつめて、心配事の全てを
癒してあげたいと思 ....
惚れたあなたは華美な方
触れたあなたは空虚な方
偽りのあなたは可哀想
どの人も思い出にしまい込んで
優しいあの人に甘えて
愛したあなたを今でも愛してしまうのは
捕まってしまった ....
かすてらのように
やわらかく、甘い
唇
あかちゃんの布団
小さい手で
つかむもの
乳房
切れかかった乳首
Stand by me!
月夜に立ち上がり
旅立つ
疲れたら休め ....
もう一度
夢を
見せておくれ
輝いている
生きている
嬉しい。
守って
あげたい
感動をありがとう
シャボン玉
ふくらんだ
希望も
ふくらんだ
夢が一つずつ
消えた
シャボン玉も
消えた
風船が
ふくらんだ
恐怖心は
しぼんだ。
いつの世も 偶然などない
儚きものたちの まやかしよ
在るのは 必然のみ
何を抗う いまさらに
己のみが生きるためか
闘争は 愉悦か
飾る誉れなど ....
名ばかりな小公園の
一角の砂場にできていた。
こどもたちが 遊びでつくった
なだらかな丘と
干上がったみずうみがー
(どんなゆめを描いていたのだろう)
それを眺めて
老 ....
満員電車に
揺られて揺れて
月の明かりの
通勤帰り
霞む眼よ
車窓の景色は
夢現のなか
闇夜に溶ける
捨てた人生が
未練となって
今も引きずる
情けなさ
携帯片手に
駄文 ....
今も変わらず
お前は其処に 在るのだけれど
私はお前の開き方を忘れてしまった
お前と語らう固有の光のような言葉を話せなくなった
お前は其処に今も 居るのだけれど
「こんなに……!」という ....
黒い肌を湿らせて
君は風邪を引いた
誰も知らない韻と
ピントの呆けた瞳
太陽が君を濡らし
友達の乾いた呼吸
深く俯いた僕には
小さな花を咲かせ
呻いた君が見えた
液化する非対称なわたしは
ずっとめまいがしてる
皮膚に火がつく
人なのに塩のにおいがする
午後なのにくじらがいる
音が破裂している
呼吸呼吸呼吸呼吸呼吸呼吸
呼吸呼吸 ....
「モンゴル」
トルフト族の住む
モンゴルの地
あてやかな衣装して
踊る娘達
朱を顔にぬり
帯をしめ
砂地ゆく
ラクダの列
箱に詰めし荷は
常日頃の品の ....
いちばん大事なことは何か答えるのはむつかしい。
例えば愛は大事だけれど愛だけではなんだかなぁ。誰に向けられたどんな愛かも問題だし。
でも愛だけっていうのは凄いかも知れない。いやそんなの有りえるのか ....
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