名前すら知らない男の下卑た声が、気持ちいいかとしきりに尋ねるけれど、私は引き千切られていく自分をかき集めるのに必死だった。手がもげて足がもげて、私はバラバラになって落ちていくのだ。上も下も真っ白で、 .... 細胞は古くなる
からからに渇いて
白い皮膚が覆う
脱皮できないあたしは
留まる罰も知らない

誕生日ごとに新しくなる
「おめでとう」の一言に
どれだけの意味があるのか
わからないまま ....
 アパートの鍵を失くしてしまって以来、人と会うたびに誰かが部屋を施錠する音が聞こえるようになった。その音はどんな音楽よりも耳に残るものだったが、少し存在感がありすぎるようにも思えた。角部屋の窓は、少し .... {引用=南の男}
慙愧の塩漬け

塩を汲みに塩湖へ踏み込んだ男は
深みに足を取られてずぶずぶ沈む
攣るほど力を入れ右足を持ち上げたが
反動でひっくり返ると
もがくほど結晶に沈んで行った
 ....
揺れるカーテン
蝉の声を溶かした生温い風

ドアの向こうの足音
吹奏楽部が奏でるBGM

部屋を満たす
石鹸と消毒薬の匂い


勘違いさせたのはアナタだから


熱に浮か ....
ピンクサロンに赴きて
鶏ガラのような28歳と
夢見心地の時を過ごして
僕は5000円を払ったんだ
母の日に捧げし美顔ローラー
あれだって本当は
3000円もしないバッタもんで
お茶を濁し ....
思い立ったが吉日で
溢れた本をのけて 本棚を見つけて 本を出す。
手前ものから出すに連れ 過去へと戻ってく。
奥にあった 表紙がボロボロで 何度もめくった特別の本。
ざらざらする表紙をなでて  ....
海辺に立つきみを
寝転がってみあげると
そこには
そらを背負ってるきみがいる

温い泥に飲まれるような
平穏な日々だ

空はいよいよ青く
次の季節へ広がっている
そうなのかもしれないなあ
一日に何度もおもう
そうなのかもしれない
私の中のピースとは
いろんなところで出あう
まるで しくまれたイノチの雫

いつも怒っている人には
怒る必要があるの ....
ケーキを食べたのは
ケーキを食べている女の子になりたかったから

ケーキが食べたかったわけじゃない
ケーキを食べている女の子になりたかった
名前のない鳥が
薄曇りの空へ
飛んでいった
羽音をたてなかったのは、
よく通る声で鳴かなかったのは
そこにいることを
知られないため
太陽に向かわなかったのは
影を教えないため

 ....
 最近じゃ 市場も不景気なもので いくら水揚げが日本一だなんていってもね
 今は こんな体
 さりとて さいわいにも 右の手足は 丈夫なもんだ
 午前3時には 目がさめちまうんだな 習慣って ....
{引用=

おともなく
とりがおちている
水色の
ふちの欠けたバケツに
吸殻を捨てる
おわった花火が
ひたされている

夏は、ここで
行き止まりだった






 ....
{引用=
ふと、
ながいあいだわすれていた
記憶をすっかりと
おもいだしてしまうと
てのひらに
しっとりと汗を
かいていた

かみさま、
午後にはわたし詩をかきました


 ....
借りたてのアパートの
白い壁の
ざらざらした
感触に
うつろな視線を投げかけている
手のひら

からはじまる
小さいメソッド

何時間も壁ばかり見つめています
することがないので ....
あくせくしているうちに
思いのほか
時間は過ぎてしまって
あのときの
美しいメロディも
素敵なシーンも
ふるえるような一節も
見逃してしまった

だけど
後悔はしていない
すべて ....
そういう風に
口が三つに分かれて
青いトイレットペーパーが濡れていく
少しでも 動けば
電話が鳴って
あなたの 紅い 風船が
割れていくのかな

水滴のサーカスが
雨に濡れて
三角 ....
私は家にたどりついた
いつも 一人にさせられた
孤独だった 私は
私の求める世界にいた
そして 遥か遠くの風景を見た
誰の子供でもない 私は
私のいるべき場所を知る
 いつまでたっても上手く開けられなかった菓子包みをあなたは、つるりときれいに解いていたね。そうして僕は、クッキーを手に入れたりした。あなたは模様の付いた包装紙を四角くたたむと、冷蔵庫のとなりに差し込ん .... 不安のうちには
欲望がふくれている


一つのコップに向けられた視線は
たえずそのまわりにゆれ
それをつきぬける
きゅうにさむけを感じて
もどるところはいつも同じタダのコップだ ....
傘は蛇の目で
クルクルクルクル 柄を回す
ソラ見たお天道さん 目を回し
空に渦潮・鳴門巻き

腹が減っては戦が出来ぬ

エプロンおばちゃん ガバっとナルト一掴み
狙った的は ラーメンど ....
呪文をとなえるみたいに
あめだまをころがしながら
光の中を進めば進むほど
あんまり寒いので
動物園なんかはすっかり氷付けにされてる
入園できそうもないので
そのまま帰った

幽霊が ....
もう、
なにものにも
負けませんように、
進んでいけますように、

雨あがりの空に
虹をみつけたら、わたし
いつの間にか呟いてた

誰に
言わされるでもなく
わたし、呟いてた ....
上空とかってーまじすげー色
今日の退屈感が浮かんでたり
噛み砕くそういうのの
いろいろな感触が
胃の中で溶けてく
メルトダウンしてたソファーで
助けれない
ふんわりと
 ....
一人ぼっちの夜
涙を流しながら
月を眺めている
カーテンの風音

欠けているものがある
満たされない想い
枕を抱きしめて
寝転がる。

疲れた一杯を
一気に流し込み
欲望に満ち ....
品行が悪いと
我身を滅ぼす
目立たず細く
しっかりと歩む

小さな幸せの
連続が良い
大きな幸せは
悲劇を産む

幸せは望むもの
ではなく
感じるもの
である。

幸せの ....
首がカクカク動き
舌がチロチロ出て
手を高く高く上げ
足はタップダンス

叫んで
笑って
泣いて
微笑む

ロングセラー
思い出の恋愛曲
オーミゼラブル
情熱家
髪を染めても
ピアスをあけても
タバコを吸っても

何にも変わらない

はぁ






空に向かって吐いた溜め息が風に掻き消されました
 
 
あさめざめると
あたりまえのあさが
おとずれている

しんでしまえば
えいえんにおとずれない
あさだ

べんきょうちゅうのカラスが
けさもなかない

としおいて
ぼ ....
夜がうごいた
なまぬるく
あかい月のためらい
翅をひろげる雲たち
思い思いに

駐車場わきで
黒猫がスーパーの袋かじってる
貧相でうすよごれて
でもどこか清楚
みずみずしく香るけだ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
魚類、落つ雨伽シオン211/5/20 22:53
When do you kNow?百瀬朝子211/5/20 22:46
鍵と人3*11/5/20 22:14
五月の童話salco11*11/5/20 22:10
夏恋涼深511/5/20 21:39
因幡セガール、ご...1+11/5/20 20:57
整理整頓電灯虫6*11/5/20 20:35
海辺にてはるな311/5/20 20:11
共存朧月111/5/20 20:04
イメージはるな411/5/20 18:52
名前のない鳥花形新次4*11/5/20 18:31
電脳港月音1*11/5/20 17:27
うたたねmugi20*11/5/20 12:52
口内炎2*11/5/20 12:49
パーソナルスペース塩崎みあき13*11/5/20 12:34
時は流れても花形新次3*11/5/20 8:27
青い海の向こういてゆう311/5/20 3:30
トリッパー番田 111/5/20 2:29
手紙佐倉 潮511/5/20 1:30
青い鳥シャドウ ウ...111/5/20 1:02
あそび歌[group]subaru...8*11/5/20 0:31
ノット・アズ・センチメンタル・アズ・イット・ユゥズ・トゥービ ...コーリャ1011/5/20 0:25
虹を願う千波 一也4*11/5/20 0:01
ノークラウドモリマサ公511/5/19 23:51
ナハトペポパンプ5*11/5/19 23:46
平凡が良い!2*11/5/19 23:45
私は誰でしょう?2*11/5/19 23:45
_一華211/5/19 23:44
あたりまえの朝小川 葉411/5/19 23:07
ぬるい夜あまね1411/5/19 22:52

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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