今や女衒のピーターパンは
ティンカーベルの元彼で
....
立ち止まるのもありとは思うものの
夏らしさを感じる風の勢いに身を任せてみる
買い物帰りとかに立ち寄る近くの公園
このあたりは放射線とは多少なりとも無縁でいられるのか
小さな子供たちのにぎや ....
山が燃えております
勢子が駆けております
楽しいばかりで得た物は帰り道におきます
あんたなんと思いよ
私の運ぶものよ
稗粟を炊いて帰り道で食べます
病が流行っております
人も死ん ....
闘うまえの 夜は こわい
こころも からだも
ブルブルふるえて
ねむれない
ねむれないまま
夜があける
朝日をながめる
トイレにいく
レタスとチーズをたべる
ガムをかむ
流 ....
毎日がメリーゴーランド
毎日がジェットコースター
毎日がゴーカート
毎日が観覧車
作り笑いが上手な
孤独な道化師
お化け屋敷は
ダイの苦手
オイシイ話には
上手く乗れるのが
....
キリエエイソン
賛美歌の音
心の中が澄む
愛の歌
緊急事態発生
エマージェンシイ!
毎日が針のムシロ
アルマゲドン
最期まで笑っていよう
苦しみの上の喜び
利己の上の利他
....
ガンガンに音楽を掛け
ヘッドフォンで聞く
脳みそがかち割れ
ヘドロが出てくる。
苦しい目に遭い
今日を楽しむ
8年間無休の毎日
ご褒美の毎日
料理三昧
ジャズのノリは
気持 ....
本棚を、好きな本だけで、
埋めてしまえば、
ぼくとゆう人間が、それで、
できあがるといい。
ところが、
彼女の家には、本どころか、
雑誌すら、一冊もない。
安っぽい家具、
ピンクの ....
ここに カーテンがある
あーっと声を出す
あーっと ねいちゃーっと声を出す
びよびよびよーんっと声が 堰を切ったように
ごほごほごほっと あーっと
ねいち ....
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
電話かけようか だいぶ迷ったんだけど
いざ掛けても
何て声かけて良いものか分からなくって、
しかも タイミングも悪 ....
風が流れている
夏の兆し
木漏れ日が揺れる
樹が鳴る
遠くから聞こえる
ざわめきに
ふと手をとめて
窓の外の世界に
目をやると
光と襞と陰りに満ちた
五月の地球だ
温かい空気に
....
目を開く
はじめに見えた天井
目を開く
瞬きをしながら
手が動く
汚れた顔を洗って
手が動く
濡れた顔を拭いて
朝を作っていく
道を歩く
駅の階段を降りる
道 ....
記憶の向こうに遠ざかる 僕にとっての友達は
きっと僕を知るには
わからなすぎたのだ あまりにも
そんな気がした 冷えている 今日は
きっと 少し そんな気がした
街の中は 何かそんな気 ....
メモもなく手紙もなく
日記も伝言も説明もなく
あいさつも捨てぜりふさえもなく
君は黙って先にいってしまった
それが何らかのメッセージなのか
考え抜いたけど分からない
君のこころ ....
唐突に始まった宇宙
爆発のチリが固まり
どろどろの高温が冷めて
星となり
生命体が誕生し
単細胞から進化し
海から上がり
生存競争をくぐり抜け
何十万年という歳月の中
精子、卵子、精 ....
トマトみたいな恋がしたくて
キュウリみたいなあの子とか
レタスみたいなあいつとか
全部全部
食べつくして
やっと最後に残った
トマトみたいな恋
あなた ....
手荷物で運ばれなかった身体が
ひょろり空港におり立った
無言でおじぎを交わしたのだが
たぶんお互い
うぶなんじゃないか
汗ばんだ呼吸が
肌を濡らしあう
寡黙は夜のようにかきまわし
....
雨を味方に
ずるずると決めないことを選ぶ
雨を味方に
こたえないことを選ぶ
ずるいね
この文字さえにじませるなんて
気配で抱かないで
私がほしいものを当てないで
あなたの声 ....
.
寄せては返す波のようだと
きみは言う
波をかぶれば返りそうな
小さな舟にぼくらは乗って
それを岸から見ているぼくら
波寄せ来れば砂は崩れ
どこに運ばれてゆくのかわからない
{引 ....
きっと皴だらけになりながら手を洗うのでしょうね 。
季節は夏をまえにして夜を短く感じます。
一昨日紫陽花を植えかえました。
早すぎたのか、なんだかとても弱って見えます。
花びらを壊して ....
運命があるなら
それは
いつまでも結ばれない靴紐に諦めを与えるような
ただの呼称だ
追いつけないレースや
焼き上がらないパンや
届けられない手紙や
呼ばれない名前に諦めを与えるだけの ....
トレモロ、
ふかい積雪のなかに、
なめらかな素足が埋もれている。
雪に焼けていく皮膚が
雪を焼くという反応。
果たされなかった握手と、
連絡の途絶えたわたしたちの氷河期。
pen ....
君がきれいなのは
僕の嘘をしっているから
僕が汚れているのは
君の優しさに甘えてるから
もうどうしようもない僕たちは
それを口には出さずに
抱きあって眠 ....
窓の縦線だけが
くっきりと濃く
あわあわと振れる宙
影の格子の濃さを嗅ぐ
遠くて近い
雑踏のざわめきは
緊迫する耳の内圧につれ
次第に弛緩し浮遊する
易しい無理を
口 ....
さよならが嫌い
帰るとこなんてないから
さよならしてどこにいけばいいんだろう
おうちに着いたらまたひとり
だから
もう少しだけ
一緒にいてくれませんか
雨の日の地下室で
僕らはコーヒーを飲んだ
君はホットで 僕はアイス
隣の二人の会話が大きい
いまならおどろかないから
ひみつの話をしよう
たわいないひとことに
僕がもうひとこ ....
苦しくなったね
言葉がでなくて
誰のせいでもなく
死んでゆくのだ
{引用=--- ラ、ララ ララララーララ ---}
なんで おしゃれ するの
きみは かわいく ないのにね
....
ひとつ、またひとつ
豆腐が落ちていく
月のテーブルから
+
引継書は、深夜
透明に
積まれて
+
陽だまりに
トマトの痕跡
使わないのに ....
{画像=110522224220.jpg}
気が付くと雨の音があって
全てが濡れている。
空気の匂いが濡れている。
自動車の走り去る音が濡れている。
風にそよぐカーテンが濡れている。 ....
昼下がりにお弁当を持って出かけよう
どこまでも続く碧い草原で
スコップを持って半歩先を進む
木の下に何かが埋まっていると信じているのだろうか
あるいは花の下に
机の下で小さく丸まって眠っ ....
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