ひとでなしという生き物がいる
海に棲んでいる
ヒトデによく似ているけどヒトデとは違う生き物
だからヒトデナシ
ひとでなしという樹がある
梨の仲間だが咲くとき花びらの大きさが少しずつ違う
....
愛は注がれることを幸せと思って生きていると
必ず辛くなる
だけど
自らが注ぐのみで幸せと思って生きていると
とても心が安らぐ
子供は親から愛を注がれることを
....
鉛をひきずるようにして
一日一日をすごしている
一日がおわると
カレンダーのその日に/線をひき
あなたが入浴したときには 水色の○をつける
ウンチョスのしるしは おれの手帳に
Unch ....
スキー好きー!
超特急で直滑降
ウェーデルンで
ルンバ、サンバ、タンゴ
右に左に突き抜けて
コブ斜面もなんのその
ジャンプ、ターン、着地!
自由だけがルール
バックオーライ
....
今ペポ丸は出航する
もやいを解いて
汽笛を鳴らして
ボンボヤージュ
右から来た船は避け
左から来た船は直進
船にはブレーキが無い
逆噴射があるのみ
右側通行のこの海路
右側通 ....
勉強しないと暇である。
人付き合いは良い。
余裕の毎日
一人ぼっちは空しい。
勉強すると充実感
人付き合いは悪い
疲労の毎日
体力勝負の苦しみの連続
中道が良い?
試験を受け ....
停車した電車の速度は その潜在的速さの ほんの一部
駅間の距離も短いから なおのこと。
そんな速さで生じる 電車周りの気流は
その頬ざわりが 今頃の春を感じさせた。
線路沿いで機械によ ....
皆が向こう側で笑っている
皆も怖いのだ、きっと
僕は怖い 怖くて仕方ない
だから戦うことにしている
僕は知っている 君達の面を
能面のような顔に隠した優しい表情を
そしてその下には更に ....
君の乳房のかんじ、
とっても好きだったよ
まあ
でも
君のならえぐれてても
良かったけど
あなたの濃いすね毛
暖かくて
心地良かったよ
毛深いひと
きらいだと思ってたんだけ ....
♪デブデブデブ
夏のおでぶさん
汗かく量が半端じゃないよ
暑苦しいさ
イライラしちゃう
♪デブデブデブ
人ごみも気にせず
満員電車に乗って
エライ迷惑さ
近寄らないでおくれ
きみが ....
海面をうらがえして歩いてる
裸足で踏む空
ひとつだけえらべばいい
そう思う
目がとけていく
涙が雲へおちていく
光とともに生きている
知っていたらもっと違ったのに
なあ ....
白血球のように
私は私を運んでいく
落ち着く事なく場所から場所へ
居場所を探して
ワイパーが雨の輪郭をなぞって
すぐにじんで 繰り返し 繰り返し
どんどん追い越されていくのに
....
」赤信号をちゃめっけに渡ろうとしてやっぱり誰かに轢かれそうになってしまった 。
――国道で止まってくれるひとなんかいない 。
そのために「青信号があるだろう」 って 警察のひとから叱られた ....
赤ん坊が
眠りの前にグズるのは
出来かけの『自我』が
眠りによって
消えてしまうのではないか?と、
言葉にする能力もなくただ浮かんでくる
恐怖と不安からではないか?
そう最近思う
....
養殖魚の筏
ある程度広い生け簀
オーナーから与えられるエサ
エサは空から降ってくるものだと思っている
赤潮がきたけど
自分では網を破れない
逃げるという考えもない
赤潮がどういうもの ....
なんだか面倒になって
日めくりカレンダーは一週間前
キュウリは灰汁が残って
鏡は開けたまま
テレビは青汁を売り続けるし
靴紐は解けて絡まった
なんだか面倒だから ....
誰かが世界を斜に見て
誰かが世界を嘲笑ってる
俺は世界の国境を抜け
小高い丘からそれらを見てる
誰が世界を転がしてる
誰が世界を動かしてる
誰が世界を騒がせてる ....
川原で
宮川大助師匠のような顔をした生き物を見た
って 言って良いのは 花子師匠だけかもしれないけれど
ずんぐりむっくりとしたケモノだった
大きさは 犬と猫の中間くらい
....
暗くてもいいのだ
でも弱々しくてはいけない
偽善でもいいのだ
でも善の無力さはいけない
冷たくてもいいのだ
でもぬるま湯じゃいけない
信じてみてもいいのだ
でも批評眼をなくしてはいけ ....
眠てーときも
悲しーときも
そうやって暮らすのが正解だ
ぶち壊れたサウンドはお手の物
それだけしか出来ないまま
ギター歴十年
ギター歴は十年
歪むのが好きだ
そればっか増えてっ ....
濁流から逃れた君は空を仰ぐ
散っていった者は悔いがあるだろうと
ひとりぽっちの青年は いつまでも呟く
気休めの暗示も
上っ面のヒューマニズムも
しだいに溶けて何も残らなくなるだろう
....
もうずっと
ひとりぼっちで
ながい
ながい
よるを
あしもとには
ゆめのくず
ひろって
すてて
ひろって
すてて
くりかえ ....
「玄関口の先で大きなムカデが踏み潰されて死んでいた 。醜いのですぐに埋めてやった。
」鉢を動かしたら出てきたので踏みつけて殺してやったのだと
母が言っていた。
久しぶりのお天気に布団 ....
誰一人として いない日に
考えないでいる 私は 今日も
ああ 一体 私は 誰だろう
ここで 何をしているのか
本当に 東京は 静かだった
この 言葉すら ないくらいに
静かな 雨が ....
深く
潜って私たちは
本の最初の頁を
めくったの
それは
ずっと
遙か彼方の
遠い異国の言葉より
深く
白日に降る雨に濡れ
密やかに育む深い森で
名前を持たない
いのち ....
公衆便所の壁の落書きに刻まれた誰かのダイイングメッセージ
携帯電話の数字の羅列に縛られた無意味な対人関係
メガロポリスジャングルライフタイムサバイバル
誰かの叫び声に耳を背けている
....
ホルマリン漬けにされたものは動けるじゃない
いや生きているかどうかは知らないけどさ
だけどあれをアクリルかなんかでさ固めてみたらどうだろう
動かない
動かない
いいね
保存食は保存された食 ....
なにも知らなかった
なにも分かってやれなかった
なにひとつ共有しようとしなかった
その希望も
その絶望も
その生まれなかった未来も
どこから来たのかさえ知らないのに
どこへ行 ....
仕事帰りに寄るレストランで
よく頼むキャベツの千切り
日によっていつも
ドレッシングのかけ具合が違う
毎日同じように見えるとしても
目の前にあるのは
一生に一 ....
在りし日の詩人が仲間等と
文学の夢を語った赤煉瓦のCafeで
独り一篇の詩を綴るひと時
当時のマスターが
詩人へ送った葉書のコピーと
花束を捧ぐ想いを込めた詩を
重ねて
鞄に ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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