研ぎ澄まされた五本の配列が
私を誘う
息を呑んで見惚れる


あの人の指の先端部は滑らかなカーブを描いて
心に刺さってしまった


ああ
その鮮やかな三日月たちを
どうか私の肌に ....
麦の穂がりいりい、とゆれる
すみれ色をした空想の
行き着くあたりで
番犬みたいにとびまわってる
ぼくは忠実なひばりでありたい

かなしみをかなしむとき
いつくしみをいつくしむとき
太陽 ....
薄紫の
花を
目が食べ
目覚めたとき

その直後も
草を食むように
咀嚼しつづける
夢見の歯車

ふと遠い日のすももの果実
熟れて柔らかに割れ
したたって染みる
濃い赤紫 ....
交差点の向こう側遥か車の渋滞が続いている
一体これはどうしたことだ?
聞こえるのは轟くバイクのエンジン音
白い突攻服を着た暴走族の大群だ

巻き込まれないようにハンドルを左に切った  ....
                110601



パールホワイトの大型車なんかが走っているのは
我が国だけだろう
西欧人からは
なんという非常識な色だと言われそう
新型のフォルクス ....
やきにくを
くいにいっている

じぶんだけ
なかまはずれ

なので

ふろにはいる
いえで

おみくじは
ちゅうきち

じかんがむだ
3000年ぶりに
蓮の華が開いた
泥の池の中で
世界は変わる
天恵は再び
人類の上に
取り戻され
魂の交信が
すべての地の上で
復活する
神が降臨する
金色の光を伴って
長い黄 ....
そんなことお前が決めることじゃない

可能性は/私の
みえないほどあるようです

限界がみえたらいいのに
雨のわっかをみながらそう思う

そういえば
雨に濡れない方がいいのだっけ
 ....
  

  なにもかもが縺れた朝に
  六月が
  しくしくと雨を浴び
  痛い痛いとさけんでいる



  犯罪者もペテン師も
  愛しきも憎きも
  背に負って
  痛い痛 ....
問題は外側に無い
常に心の内側にある
悩んでいるのは
その事物について悩んでいるのではなく
その事物に執着があるから
愛に悩み
憎しみに悩み
金に悩み
人間関係に悩み
病気に悩む
 ....
宙ぶらりんの石畳
青ざめたかたい宙
道はつらぬかれ
私を覚えているのは誰もいない今
空は冴えわたる

距離は明け
星の霊園の夜を封鎖する
たどりつくまでに
永いわだちを
 ....
「落ち着くために君のすることのすべては、大きく深呼吸することだよ。」

メモ書きが机の上においてあった。
誰が書いたかも、誰がおいたかもわからない
そのメモ書きを見て私は妙に安心したのだ。
 ....
約二億回目の呼吸をした僕は
約一億回目の呼吸をした僕を想った

あの頃は生きる意味を捜し求めて
自問自答をして苦しくて、苦しくて

今では捜し求める余裕も無く
ただ毎日を消費している ....
{引用=すきなものがたくさんあった
ある、女性歌手はそのふうけいのさきに
ひとりきりのみらいをみた}


 *


すきな人がたくさんいても
私のことをよくしる人はひとり ....
きっと 自分を失っては
生きてはいけないのかもしれない


遠い街並みを 私は見た
流れる風の中で
時の色を私は感じた



夢見ることの虚しさに
私は多くの虐げられたもの ....
寒い言い訳を聞きすぎた
無知を咎めれば
美術館の中にしか無いような
完璧な理屈で叩きのめされる

赤ん坊は合理的な方法を知っている
意に適わなければ泣きわめけばいい
僕らは赤ん坊に見 ....
遥か昔、遺伝子に書き込まれた渡りなのに
都鳥たちは不安げに北に向かった
ずっとここに居てはいけないのかと
問うように翼を少し傾けながら

さっきまで浮かんでいた水面は
桜の花びらが埋め尽く ....
音無き朝露のひかりと

踏みしめる土の匂いと

肌を包む ひんやりとした空気と



ああ、こんな朝は、その腕が恋しい
レイニーレイニー、
甘いくさびとしての水滴が
ぼくの頸椎の4番目くらいを目指して
さかんに落下してくるのだ

メイデーメイデー、
苦いくびきとしての水たまりは
雨粒をよけるたび大きくなっ ....
半年片思いの元カレと電話



彼女が出来たんだって




どんなに面白おかしく

話をしても


どんなにふざけてみても



心の中は豪雨



地盤 ....
字が個性的だと
遠まわしに言われてきたから
嫌がっていたけど,
今回ばかりは
それがかえって
気持ち伝えると思って
だから
書きます。
お元気ですか。          元気です。
 ....
寂しいと叫んでも
だれにも聴こえてなかった。
苦しいと嘆いても
道化と笑われた。

ならばいっそ
わたしは道化になろう。
泣き虫みたいなメイクで決め手、笑えばいい。蔑んでくれ。

どうぞわたしの存在 ....
久しぶりの実家へ歩く道の途中で 
幼い頃からあったガソリンスタンドが 
跡形も無い、さら地になっていた 

少年時代にキャッチボールをした 
友達の古い家と庭を塗り潰すように
まあたらしい ....
夜道にぽつり 
焼鳥屋の赤提灯が、揺れて 
暗がりの地面に映る 
丸い灯りの場も、揺れて 

濁った世間の暗闇で 
この両肩にずっしり乗せられたものに 
膝のくず折れそうな、夜 

 ....
食堂で上司と鍋を食べる
一つのテーブルに向かい合って
売場の食材を鍋に入れて
直箸でそれを口に放り込む

笑いながら上司が語るのは
どれも部下の陰口ばかり
気付いていないのか ....
地下鉄の通路を歩いていると
もしかしてこのまま出なくていいかなとか
考えそうになってあわててしまい
真っ暗な穴の方を必死で見つめる

滑りこんできた電車はなぜか
色褪せてみえるけどそんなは ....
落語を聞きに行くのが、
今は、楽しくてしょうがない、そうゆう時期なのだろう。
初心者だから、
いろんな噺に、初めて当たるのが、
小学生の頃の、
ガチャガチャみたいに楽しい。

今日は ....
鮮やかな色を
失った僕に残ったのは
大きな影だった

伸びる影は尻尾みたいに
僕についてきて
いつの間にか形を失い
まるで流れ星みたいに
黒い彗星のように
夕日に向けて姿を消した ....
『おや 気がつかれましたか。』

「はぁ。」

『まだ眠っててもかまいませんよ。』

「はぁ ん〜 とても長いエスカレーターですね。 」

『そうですね。』

「先が見えない。 ....
雨が降る
シトシトと降る
心の涙が
シトシトと降る

人に愛され
人に嫌われ
生きてゆく
成長をする

言う事も聞こえない
聞く事も聞こえない
そんな日もあっては
いいじゃな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
赤い誘惑伊織4*11/6/2 1:08
即興あまね1411/6/2 0:45
目覚めの鮮度シホ.N611/6/1 23:49
白い暴走族「豪狼飛神龍」[group]1486 1...011/6/1 23:38
マリッジブルーあおば4*11/6/1 23:20
ヘリオ と ロープ6011/6/1 20:31
3000年ぶりの蓮の華ジム・プリマ...8*11/6/1 19:30
水玉模様の傘朧月111/6/1 10:36
六月の背中草野春心511/6/1 10:05
内側渡辺亘211/6/1 9:48
星の光こしごえ3*11/6/1 7:51
出立ぬるぽがっ211/6/1 4:13
呼吸るい111/6/1 3:48
生活山中 烏流7*11/6/1 1:58
いつもの木陰番田 011/6/1 1:46
ブギーマンズ・ステージ・ファー・ア・ライト竜門勇気011/6/1 1:30
約束の地西天 龍411/6/1 1:24
朝日リュウセイ0*11/6/1 1:13
レイニーレイニーあまね1011/6/1 0:49
心と雨と涙 くゆら1*11/6/1 0:42
重なる。電灯虫8*11/6/1 0:35
『クラウンクラウン』et cet...011/6/1 0:33
空からの手紙 服部 剛411/5/31 23:59
夜の赤提灯 211/5/31 23:57
職場で鍋[group]1486 1...311/5/31 23:28
七番出口未来行き朧月311/5/31 23:01
スポーティな女はだいろ4+11/5/31 22:34
黒い彗星影法師111/5/31 22:23
天国へのエスカレーター北大路京介18+*11/5/31 21:43
雨降りお月様ペポパンプ2*11/5/31 21:40

Home 戻る 最新へ 次へ
3008 3009 3010 3011 3012 3013 3014 3015 3016 3017 3018 3019 3020 3021 3022 3023 3024 3025 3026 3027 3028 3029 3030 3031 3032 3033 3034 3035 3036 3037 3038 3039 3040 3041 3042 3043 3044 3045 3046 3047 3048 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.68sec.