しぐさやことばの切れ端を
拾いあつめてはにぎりしめた
あおく、すきとおる幸福が
ちいさく開いた距離を彩る
隙間さえ埋めようとするかのように
きっと知らなくても生きていけた
....
昨日の今頃は
熱帯魚の水槽の底で
揺れていた
赤色と紫色と肌色の
尾びれをひしゃげて
これ見よがしに泳ぎ去る魚達
置き場所に困った
僕の視線は水泡となって
溶けかけた空が浮 ....
ゴーストステップ
僕らの足跡は 馬鹿な連中が消してしまった
誰も居なくなった街で 幽霊は叫ぶ
君の形をした影は 忘れ去られたまま
本当の君が来るのを待ってる 壁にもたれて
いつでも扉 ....
仕事をおえ
歩む家路の安らかさ
大切な人とともに食べる
白米のしぜんな旨さ
簡単に愛してよ
行間にひそませた
なんやかんやはいらない
....
ステンドグラスの厳かな光によって
綿埃の浮遊がみえるのに
ライブの結露は消えている
カルマの酷な風にあやつられて
エロスの逍遥があったのに
タナトスのサインは消えずにいる
いま そ ....
written by Yakumo kisaragi.translated by Kojurou Umino.
Ah,thou,my so beloved one
Let‘s sto ....
余生のような顔してイエローテイル
捲くってみたスカートの裾は可逆なのかな
膝のひとつも痛まないならフェアリーテイル
しっぽから描けない物語は不可逆なのね
それでもわたしが
幸せに ....
僕の喜び、それは僕の嘘と悲しみでできている
指先だけじゃつかめなかったもの
君の存在はまぶしくて
手さえ伸ばすことをためらっていた
かすかな君の優しさも気付かないふりして
たっぷりと ....
110626
首が回らない
それは緊張し過ぎたためでしょう
お金がないのはそれだけ厳しいことですから
500円不足の苦情処理途中に
1万円札 ....
人のいない道で
私は 一体 何を探している
流れる時の中で
忘れてきたものなのかもしれない
二人で 手を繋いで
これから どこに行こう
歌は 忘れた
明かりも 私は 持ってい ....
夜の空にかかる大きな河を
私はまだ肉眼で見たことが
ないのです
日常生活の光は
私に空を見ることなど
許してはくれない
私が疲れて眠っている間に
胸の奥から生まれてきた
誰にも ....
筋弛緩剤を飲み込みました
貪るような悪夢に自慰を注いで
汚れた眼球は排水口に流すのですが
ベッドの足にピンク色の縄跳びで結ばれているので
シンクまでは少し遠く
ゴミ箱に吐きました
君がなか ....
ぎつたたいよ ぎつたたいよ きみ すき すき さ
あまり叩くから 破れたらきみに毒
僕は大人しくて 傷つけたくないから
きみを好きと決めているよ
きみを好きと決めたよ今
あの子は鏡な ....
発表者は、会議室の岩壁から円くつき出した部分を指さしながら話す。
「この部分が地球にあたります。政治家の住居をこのあたり、赤道付近に集中させることにより、化石燃料の使用量を約20%ほど、削減で ....
なんで幸せそうに詩を綴るんだろう?
....
タイで生まれたチャンとエン
取り合い喧嘩は5つで終わり
険悪は気づまりでつまらぬし
外は様子が違うので
庇い合う事にした
14になると卵を売った
母さんと化け物遺し親父が死んで
耳目 ....
{画像=110625230338.jpg}
手を伸ばしてまさぐってみる
暖かい柔らかいものがあって
それが心地よいのだ
その中心からは光が
木洩れ日のように洩れて 揺れて
....
浅い流れの面が跳ね返す光のように
幾つもの瞬間を網膜に焼きつけて
君は僕の縄張りから消えた、終わりを隠す猫みたいに
夕暮れが最も鮮やかな季節は
いつまでも繰り返すバ ....
どろりと濁った沈黙は
息苦しい熱を孕んでいる
ぽつりぽつりと見えるのは
白々しい墓標の群れ
太陽の乱反射が突き刺さる
コンクリートがぶすぶすと音を立てる
それは悲鳴に似ていた
....
白い手袋をした
手の甲にくちづけをすると
つみが
あがなわれるという
ばあいの
あがなう
という
漢字すら
かけない
きょうようのない
おんなが
えらそうな
せんもんようご ....
{引用=
ベッドの下に散らばった
投げっ放しの言葉たちが輝き始める
午前2時
灰褐色の虹彩の奥の
中心窩に囚われた屈折した光が
ざわめき始める
それが尽きてしまわぬようにと
シーツから ....
辞書を落とす
ページがめくれて
言葉が次々と
空にむかって
飛んで行ってしまう
真っ白になった辞書を抱えたまま
駅のある方へ歩く
今日話そうとしていたことは
正確な意味 ....
母親の悪口を
延々と書き連ねて
どうか私を救い出してほしいと
しめくくった手紙を母が読んでしまったことがあった
あんたはこわい子やね
母がいった
あんな手紙を真に受けるんだ
....
青春が蘇り
ファーストキッスの味
すっぱくて甘い
手をつないで
空を見上げれば
イッツアブルースカイ
何も怖いものはない。
発想は自由に
秘密だよ
だれにも
言っちゃ
だ ....
さあ みんなで、殺すぞコノヤロ
てめえらまとめて、踊りましょ
みんなで歌えば、死ね糞バカ
アホ過ぎワロタw、笑顔の花が咲きほこる
ランララ あなた ....
悲しみを背負って
歩いてゆく
苦しみをかかえて
走ってゆく
今夢の世界に
旅立とう。
ちょうど今
ためらう事はない
ドスの効いたバスドラが
背中を押してくれる。
何を望み
....
あなたの詩に抱かれていたい
僕は乾燥し切ったせんべいです
あなたの詩を抱いていたい
僕は受信感度の悪いラジオです
あなたの言葉の調べで眠りに就きたい
僕は炭酸の抜けたコーラ
....
ヘイヘイヘイ、
ボーイミートガール。
ハッピーロマンス
フラワーブルーム
ミセスバンデミール
カモンカモンカモン
アップサイドダウン
マイコンブロオケン
ワットディドセイイズ
....
青空に沈めた星
を飲み込んだ天使が
夏に乗って
滝を降りてくる
脱色された夕暮れ
頭を垂れる私の絶望が
かすかに呼吸している
女よ
私にどこまでも透明な愛を
与えたまえ
青く甘い雨 ....
命は尊くてとても脆くて透明できれいで
そしていつもキラキラと輝いている
私の命も
夫の命も
息子の命も
みんなみんな同じように大切
キラキラと輝いて ....
2984 2985 2986 2987 2988 2989 2990 2991 2992 2993 2994 2995 2996 2997 2998 2999 3000 3001 3002 3003 3004 3005 3006 3007 3008 3009 3010 3011 3012 3013 3014 3015 3016 3017 3018 3019 3020 3021 3022 3023 3024
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.36sec.