扇風機がこわいという。

そのうち夜な夜な
耳元でしつこく「回りながら旋回」したあげく、
冷蔵庫を開けて、
冷えた発泡酒と枝豆で晩酌するという。

しかも冷蔵庫は、
扇風機に少し気があ ....
焼け跡の町に響き渡る槌音
鋼鉄の爆ぜる音 クレーンが上下する音
再開なった船渠に 巨大な 鉄の フネが
進水を待っている
小学校の青空教室をこっそり抜け出して
造船所の裏山へ毎日通 ....
ふりそそぐ ふりそそぐ
あなたはわたしを呼ぶ
ふりそそぐ ふりそそぐ
あなたがわたしを呼ぶ
そのとぎれまに

雨は 夜ふけに おとずれた
ねむりをもとめるわたしの耳に
雨は そっとふれ ....
水の吐息
水のしらべ
ながれにそって
そっとさみしさを
うちあける
きらめいて さざめいて
どこまでも すきとおるほどに
きよらかに ながれゆけ
水のうたごえ
水のはなうた
どこへ ....
しごく現実的な鮮やかさをもった人に憧れる
思考はとても経済的で機知にも富み
セルフイメージにズレや動揺が少ないので
他人への思いやりにさえ満ちている
あの人はとても相対的な思考をする


 ....
こんな部屋の空気でも
胸いっぱい吸いこんだら
涙をとめるくらいにはなったようで

あんなに泣きたかったのに
涙の な の字も出やしない

我慢しなければならないことが
次から次へとあふ ....
 
 
午後八時五十分発の
てんとう虫に乗る
潰さないように気を付けていると
言葉に疲れた兄が一人やってきて
優しい飲み水を差し入れしてくれた
ありがとうございました
そうお礼言う前に ....
OPAのアパレル勤務のジ .... 知らない内に致命傷

知らないのに致命傷



触れるな

危険



しかし治らん




悲しいかな

考えてしまう






風の音の向 ....
…久しぶりに家に帰ってくると
みっちゃんは私のことを忘れたかのようにぷいっと無視した
そして私がいない間エサ係を担当していたお母さんの後をついていく
もちろん水槽の中で、だけど

おい

 ....
確証が欲しい。
手放しの安心感が欲しい。
永遠の愛が欲しい。

もう疲れた
いつも味方をして欲しい。
逆らわないで欲しい。

仕事のみに生きたい。
男の勝手だけど
家事は半分やるか ....
踏切をくぐり
自転車を走らせる。
電車はすぐそこ

多くの人の愛情を受け
育ち、あきれられ
嫌われる。

ボチボチがいい
パーッと華々しくすると
後が苦しくなる。
君は僕の友達
そして理解者
一緒に助ける

君が怒った
僕も怒った
にらめっこ

僕が泣いた
君は喜んだ
癒してくれ
人の嫌がることはするな
と幼い君に言ってきたつもりだけど

君の大切な髪留めを取って逃げてしまった
君のいとこの困った赤ちゃんを捕まえて
とにかく髪留めを取り戻し
代わりの物をあげて済まそ ....
末広がりなクローバー。
支えの広がりは、図であるがゆえに必要。

日の目を見ない予測のために
はみ出しのところを、無理に曲げたのではありません。
こうやって事が二転三転する間には
はみ出し ....
なにごとか言っているようで その実なんにも言っていない

そんな言葉を目にするたびに こうはなるまいと戒めるけれど

戒めすぎて なんにも書けない そんな病気にかかることもある

書き出す ....
  動物園で
  きみは言った
  しあわせならそれでいいと



  ライオンはライオンの檻
  シマウマはシマウマの柵
  帽子をかぶった飼育員が
  かれらに餌をやる
 ....
どんなにダメだと言われたって
どんなに許されないと言われたって

もう出会ってしまったから


なんにも手につかない
なんにも考えられない

アナタ以外は見えないし
アナタ以外は見 ....
黒かみさらさら いいにおい
やわらかい 白い手でいつもなでてくれるの
おねいさんは、とてもやさしいから すき!

すりむいていたいけど 大きなばんそうこう
ありがとう えがおがとてもきれいな ....
ぼくのより
きみのが多いなぁ
っていう争いは
とても大切

その争いが
大人になっても続くなら
困るけど

争いのための
はんぶんこだと
困るけど





 ....
似合わない靴をはいて
おもいきりはでな下着をつける
季節のかわりめには
いつもよりとおくへ行こう
どうぞお好きに
すきなだけ

貪るあなたは
貪られている

気づかないままで
どうぞ
お好きに
髪が伸びてしまった
そばを食べるときに
邪魔で仕方ない
切ろうかと思う
髪さえ切れば
髪とそばを
一緒に啜る
こともないだろう
幸せになれるだろう
壁の向こうで
誰かが話している
税金のことらしい
難しい単語が飛び交う
やや興味があるので
耳を寄せて聞くと
どすん!と
包丁が生えてくる
身につまされる話だ
君は言う
あたしはじゃじゃ馬娘だから

さすがに居酒屋で四時間も下ネタは
キツいぜ
頭のネジが
飛びそうだったよ

終いに俺の連れと
危ない時は
口で済ましちゃったほうが
いいと ....
{画像=110817124651.jpg}


独りぼっちの花へ / 夜の公園にて

孤独な魂には
孤独な所作が必要だ
孤独な笑いと
孤独な涙が
顔を色分けている




 ....
アスファルトは
いまもなお
死後硬直
から
逃れられることが出来ず
深々と刻まれて
轍でコッカク
を保った
その下

黒い
焦土の
においを
塗りつける
コッカク標本
 ....
回転鮨が回ります ひさしぶりです
回遊魚が回ります ななつの海を
回転鮨が回ります なまえを呼ぶと応えます
回遊魚が回ります 親潮黒潮リマン海流対馬海流 暖流寒流に抱かれて
回転鮨が回 ....
夕べの酒が残っている
なぜあんな風に酒を飲むのか
昨日からまた新たに左上の奥歯が痛み出した
トマトジュースを一気飲みしながら四歳の息子を起こす
糞だ
真夏の下痢は最悪だ
遅刻してもいいから ....
キミは嫌いじゃないの
でもキミは
言葉を尽くしても信じないでしょう・・・
行動で示せと暗に語るキミの沈黙

嫌いなのはキミじゃないの
解って欲しい
痛いのがイヤなの
どうかそれを受け入 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
君よ。草野大悟2*11/8/17 22:54
フネyumeky...211/8/17 22:34
佐々木青2*11/8/17 22:01
水のいのち6+*11/8/17 21:51
相対人間シャドウ ウ...011/8/17 21:45
泥をぬるblue411/8/17 21:41
月夜にカーテンを買ってたもつ511/8/17 21:39
気付いてねぇだけさTAT311/8/17 21:33
蝉の声8*11/8/17 21:09
カメのみっちゃんくろきた3*11/8/17 20:47
イッヒメヒテペポパンプ4*11/8/17 20:28
じわじわチョロチョロ2*11/8/17 20:28
君と僕は2*11/8/17 20:28
幼い君に教わったことN.K.4*11/8/17 20:14
合挽きの言葉yuugao4*11/8/17 19:19
謝謝D-driv...011/8/17 18:57
メナジェリー草野春心15*11/8/17 17:54
星合涼深511/8/17 17:50
おねいさん森未1*11/8/17 17:48
はんぶんこ千波 一也5*11/8/17 17:43
きがえるはるな111/8/17 15:58
貪る111/8/17 15:46
ざるそば春日線香111/8/17 15:10
税金111/8/17 15:02
じゃじゃ馬ならし梅昆布茶211/8/17 14:19
独りぼっちの花へ / 夜の公園にてbeebee18+*11/8/17 12:48
カブトムシ観塩崎みあき8*11/8/17 11:49
竜の匂いるるりら9*11/8/17 10:10
2011-08-17馬野ミキ311/8/17 10:04
アイノアカシ相差 遠波6*11/8/17 9:10

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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