去年の夏ちょうど今ごろ彼女の部屋を掃除した

会社まで彼女を送りそれからひとり散歩した

彼女のわだちを探してた

道すがら夕食はこのスペイン料理店にしようと決めた

喫茶店で読書しド ....
もういいかげんにしろよ
そうは思うけれど
誕生日だもんよ
今日は今日とて
生まれた日の記憶は
ないけど
後付けされた
記憶ならあって
よくない
ちっともよくない記憶
なら書きかえり ....
赤羽橋駅を降りて
ガソリンスタンドの脇の道すがら

もし時間を戻せて
やり直すことができるとしたら いつがいいなんて唐突に聞くから
少し 驚いてしまった
傘に隠れて
表情まではわからなか ....
この場所にいたから

あの場所にいなかったから

それだけのこと

ただそれだけのこと


絡まりあった糸の世界を、しんじる
わたしは一つ呼吸して、それは奇跡で、とても世界を愛 ....
しをかいている
ゆうこくの
まどべで
しをかきむしって
ちがすこし
にじんでいる
いたくはないので
うたいます

にじがでていた
ひるまの
なまぬるいくうきを
ぬぎさって
 ....
  嬉しいときは
  笑うことしかできない
  わたしは凡才なので
  トイレットペーパーがきれたとき
  からからという音がしても
  それ以上なにも感じない



  悲 ....
それは 透明な砂だった
すこし おおきな石は ふたつあわせて叩くと 火花が散った
そんな 透明な砂の上に
あなたの フィンがあった

瑠璃の穴を飛ぶ鳥のように
泳いだ証の あなた ....
眩しくて照れくさくて
思わず顔を背けたくなる
輝かしい朝の陽光が
ぼくの背中に降り注ぐ
その足元には
最早自分の言葉を
紡いでいくことが出来なくなった
明後日の方角を見つめる
 ....
海を埋め尽くす無数の海獣
その移動に海はおののき
激しく毛羽立つ

逆巻く海鳥の交尾
海獣の胴震いに振り落とされもせず
雌鳥は厚い皮膚の皺の狭間に産卵する
そして独身ものは空中を埋め尽く ....
本当の名前なんて
一度も書いてあったことがない名刺を
感じ良く差し出す空っぽな指先

本当に行きたい場所へ
一度も連れていってくれたことがない
少しくたびれた空っぽな向う脛

どん ....
世知辛い
せちがらい
一日が 過ぎて

進んだんだか
戻ったんだか
よく分からない程の
熱風が
頬を刺す

しょうゆチュルチュルで
シュコシュコしたのは
自転車のタイヤ
空気 ....
秋の言葉を山盛りにした籠には
色とりどりの付箋が貼ってある
坂道の先の赤トンボが群れている辺りに
配達する家があって
どんな挨拶を交わして
玄関を入るべきかを考えている

素肌に纏っ ....
{引用=
おまえを失い汽笛が呼んだ
あの海に下りていけばよかったと
願う僕の果ては悲しい
炎天下
糸の切れた凧のように漂う
なあおまえ、笑ってくれよ
こんなにおどけた僕の毎日を

文 ....
はじめて情事を体験したときそれは情事じゃなかった。情事と交尾はちがうことだとすぐにわかったし、わたしの体験するそれが情事ではないこともすぐにわかった。だから早く子供を作ろうと思った。交尾ならば結果をつ .... 言葉は語られてしまった
壁は塗られつくしてしまったし
すべての曲は奏でらてしまった

実は結ばれてしまった
手紙は読まれてしまった
靴は履き潰されてしまい
皿は磨かれてしまっ ....
何枚
ブランドや
一目惚れの服を
買ってみても
満たされないのよ

深夜に
コカ・コーラを飲んでも
ひと袋の
ポテトチップスを空けても
一杯の
カップヌードルを平らげても
物足 ....
すこし暗くなった
デスクのライトをつけたら
もっと暗くなった
暗闇を明かりが照らすと
なおのこと闇はその色合いを増して
本が読めなくなる
というよりも
字が
読めない
この黒い字が
 ....
浅皿を覆うよどんだ水面は
つい今しがたまで命があったのです
それは固形物に味を与えていました
役割を終えて今にも
捨てられようとしているのです

いつ命が失われたのでしょう
それは最後の ....
繋がりのない無縁社会
決めつけるのはやめようよ
繋がり見えない未縁社会
先が見えんだけなんだ

まだまだ未縁、誰も会えん
しばらく未縁、何も言えん
こんども未縁、人と疎遠

まだまだ ....
先生、会社で部下を指導して
気がつきましたよ
「キミの試験成績が悪いのは
 キミがやらないからだ」
先生はよく言っていましたね
でも先生
あの試験成績はそのまま
先生の教え方の成績だった ....
夢でみたキスの湿度
もうすこし感じていたい。
子供の必死さで
鼓動が上がり息が出来ない。
このまま息の根を止めてほしいと懇願している。

鼻の頭の汗、おでこの汗。
湿った唇でくれるキス。 ....
無意識に水を求める。
悩んだ末に
求める。
生きる為に

永遠て何
命って何
定義できない
誰も分らない

正直に生きよう
本当の事話し
懸命に生きよう
信じて素直に話す。
 ....
僕には何かが見えている
例えば
ときどき視界の隅を横ぎる
小動物の残像
虫たちの群がり
風の色
人々の悪意

悪魔の顔だ妖精の舞いだ
僕には聞こえるのだ
内なる声の
閉じこめ ....
 .... エレキが唸り
ボーカルが雄叫び
ドラムが轟き
ベースが渋い

平和の鐘は鳴り
今世紀の夜明け
時代の幕開け
今聖者が挙る

一人泣き
人生を絶望し
夢を失う。
人生を諦める。 ....
悪巧みをする影で
駆け引きする男女
黒いアイシャドウから
覗くものは見栄と偏見

暗がりから聞こえる
呻き声
ロンドンはどこから来た
アリストテレスの提灯

機動戦士ガリゴンガン
 ....
わたしたちのあいだには
うたが、ながれている。



あ、過去がいきてる、っておもった、しゅんかん、
こどもがくれたCDのなかから
浅井健一の声を聴いたとき

あの日
なにもかもが ....
 言葉「う、った、うったたった、撃った!」

 駄々駄々駄々扱いた!(揺り篭→うつろ)
「公然猥褻」看板!
「それ」「あれ」公開!
「これ」どこ言った?(笑窪のクレーター、すれば?)

 ....
勇壮なカブトムシも
死ねばチマチマした蟻に
跡形もなくバラバラにされる



生きた証なんか
残りやしない



ましてや弱虫バッタの僕なんか



カマキリが
こちら ....
わたしが死んだら
なるべく生き物がたくさんいるところへ
なるべくそのままの状態で
置いておいてください
土にかえったり
誰かの一部になったりして
わたしはわたしの
いのちを分解したい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
去年の夏日吉岡ペペロ211/8/20 19:14
あたしの誕生日朧月1+11/8/20 19:03
東京タワーpansy1...0+*11/8/20 18:26
呼吸森未2+*11/8/20 17:14
しいているかんな7*11/8/20 15:33
凡才草野春心4+*11/8/20 11:53
瑪瑙の島るるりら18+*11/8/20 11:53
当たりくじ寒雪111/8/20 11:25
非在の虹2+*11/8/20 11:07
ペットボトル症候群nonya19*11/8/20 9:58
マイム・マイム藤鈴呼1*11/8/20 8:41
晩秋花キリン5*11/8/20 6:31
なあおまえ笑ってくれよ僕が何度もおどけるたびに高梁サトル811/8/20 3:40
情事[group]はるな9*11/8/20 3:25
拭われる111/8/20 2:46
中毒佐和511/8/20 2:24
夕暮れの部屋佐々木青4*11/8/20 1:15
残りもの三条麗菜3*11/8/19 23:59
未縁社会イオン0*11/8/19 23:47
学校では教えてくれない責任転嫁0*11/8/19 23:45
貴方の湿度そよ風411/8/19 23:17
パワラブペポパンプ4*11/8/19 23:17
リアリティを追ってシホ.N311/8/19 23:09
美しくありたいならばTAT211/8/19 23:08
Let it go!ペポパンプ4*11/8/19 22:58
永遠という名の下に1*11/8/19 21:59
メロディラインはなもとあお811/8/19 21:50
シンデレラストーリープ()211/8/19 21:22
うずら豆3*11/8/19 21:16
わたしのいのちは天(そら)へはいかない小原あき16+*11/8/19 20:46

Home 戻る 最新へ 次へ
2926 2927 2928 2929 2930 2931 2932 2933 2934 2935 2936 2937 2938 2939 2940 2941 2942 2943 2944 2945 2946 2947 2948 2949 2950 2951 2952 2953 2954 2955 2956 2957 2958 2959 2960 2961 2962 2963 2964 2965 2966 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.99sec.