夕食の支度をする
そう言って彼女は
地下鉄に乗り込み
買い物に出かける

何となく僕は
ビールが飲みたくて
反対のホームから
地下鉄に乗る

笑っている人
泣いている ....
それを動かせば
すべてが動く
山の裏の光
みどりの



冷たい鉱
白は触れる
空とまばたき
つぶらな音


獣を追う声
壁に消える背
夜の径を
透る ....
描かなくなった人の家
しあわせな闇
そこで良い人は
良くなってゆく


記憶に刺され
死にながら歩く
美しいとは
死んでも言わない


近づくと冬
離れると冬 ....
僕に詩(うた)を下さい
書き損じの紙切れ
池に舞い落ちた木の葉
真夜中の月の海

僕は何処かに置き忘れているのかも
駅の遺失物の棚
旅先のホテルの一室
ツンドラの森に

いつも
 ....
アルコール漬けの脳髄が
ひとつ
秋の夕空に浮かんでいる
  からすのかってでしょ
  からすのかってでしょ
  と、
  きみは、
  無愛想に歌いながら
  目に見えぬいっぽんの釘を
  目に見えぬ大きなクヌギの樹に
  ロボットよ ....
宇宙はこわれて
とろとろの熊になった
やわらかで許された
ひとりぼっちの熊
わたしが出会うのは
その熊の孫の孫の孫の孫
なのだけど
まだだれも知らない
とろとろの熊しかいない

 ....
光と闇の狭間に見える
人物の陰影
突然漆黒となる闇の陰に
ペテン師の陰惨な微笑と
神の不条理な愉悦が
垣間見える

その反対側の光は
捕縛側の甲冑の黒の光沢を際だたせ
キリストは捕縛 ....
いつもぼんやりと瞼の裏に見ているものがある…
道端で何かをしている私
想像の世界のような時を
流れる夢の時間を
今日も一人 どこへ行くのだろう…
いつも感じている…
なにもわからなかった
 ....
なめくじの聞こえない歌声が家の下から聞こえる
なめくじの湿った心がぬるぬるの木屑から立ちのぼる
なめくじがゆっくりと顔をめぐらして食い物を探している
大食いなのだ この楽観論者は

金属質の ....
遠野の山道/峠の途中 一本の巨大な枝垂れ桜/
 とおののやまみち とうげのとちゅう しだれやなぎにかっぱがぽつり 

春先にその桜の根元/その下で春先に相撲を取る河童一匹/
 はるさきいつも ....
キスをせがんだ乾いた唇に

熱は伝う 憚る暇もなく

堪えていた(つもりのない)モノが零れ溢れ

堪えられないくらい“私”に気が付く
 
君の入力した行を
 タイトルに
  変更しますか
変更されたのは
 中身ではなく
  タイトルだけですか
タイトルは変更
 されました 貴方ではない
  誰かの
 手を失った 足によ ....
五十音を並べ替え
キモチはあらわになりますか
だれのものでもない文字は
私のものでもないけれど

心の模様を
伝える手段をもたない鳥は
とぶだけ
とんで
ひっそりと鳴く
あふれる涙に
区切りをつけて
流星たちは夜を曳く

きらきらと
こぼれ落ちずに
音も立てずに
空は、昔


夜風をながれる
木の葉のさわぎが
飛べない鳥を震わせる

重 ....
ふたり 夜空を見上げて
満天の星のした
夢 語り合ったね

不安な僕の心を
君の笑顔が支えてくれた
自信のない未来を
君が拓かせてくれた

ずっと君の隣を歩いてゆくと
思っていたけ ....
人の死が一層悲しくなる季節がやってきた
他人には聴こえない声が生まれてくる
とすれば 私は私の記憶に疑心を残したまま
季節を飛び越えなくてはならない

夏が終わって秋が始まるという一小節は
 ....
わすれもの
わすれたままに
しておくことば

ときどき きれて
おもいだす


{引用=即興ゴルコンダより(改題)}
言葉は言葉に立ち向かい、獅子は獅子に向かい咆哮する

自らの命運を知る者は皆躓き、

羊は唯の一匹も残すことなく散り失せてしまった

イスカリオテの聖霊は悉く打たれ

古代神殿の真 ....
布団にもぐりこみ女の胸にしがみつきながら

それでイク二十も歳の離れた肉で

傷ついたこころや精神は洗い流せるだろうか


二十も歳の離れた女に

ネットでバイブを買わせた

み ....
Ma Jeunesse Fout L'camp     まぁ森へなんか行かない


Ma jeunesse fout l'camp     マジねぇす降る感
Tout au long d'un ....
早送りみたいに雲が流れていて
そうこうしているうちに青空だ
そして何故か雨のシャワー
晴れなのに降るのは島くらいだろうが
風ってやつぁやっぱすごい
きっと遥かに見える
あの雲の雨粒なんだろ ....
「もう起きていたくないの」と

固く目を瞑ったキミは

セカイに閉じ込められたスリーピング・ビューティー

過ぎ去る日々 陽は昇り 月が朧げに輝く

淡い光を放つ星を眺め キミが目 ....
どうしてこんなに脆い肌なんだろう。
無意識に引っ掻いた手の甲は象の皮膚の様で、ざらざらして厚みがあった。

首と唇と鼻は自然に乾燥して、薄く白い皮膚がめくれかかった。
腕と足の関節部分は、太陽 ....
彼女の名前は作り物

私が名付け親であります。




私は管理を怠りました

彼女は消えることもまた

話すこともできなくなりました。





ごめんねだ ....
阪神芦屋から山側を眺めるのが好きだ

芦屋川から山にかけて

円満な景色がほっこりと浮かんでいる


ノイズだらけのイントロにぐちゃぐちゃにされた等身大のぶざま

意味みたいなからだ ....
Tirelessly
We walk forward.
疲れることなく
前へ進む

苦しい
辛い
ヘトヘトだ
助けて

もっと楽に
生きてみないか?
もっと細く
生きてみない ....
私の赤い糸は
どこに繋がっているの
早く教えて欲しい。
引き寄せると皆切れてしまう。

赤い糸がないのなら
教えて欲しい。
覚悟するから
その分他の事をするから

無駄が嫌い
時 ....
She said me,
“You are just for fun. ”
“I don't like you! ”
“You're for my pity. ”

青い目の赤鬼は言った。
 ....
真夏のような天気だけれど

窓辺からは空に

夏にはなかった濃い青が覗いていた


箱に入れられたようだった

ぼくらは黙って暇をつぶしていた

たいして暇でもないのに

ず ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
地下鉄に乗ってたもつ311/9/19 18:30
ひとつ 聞こゆ木立 悟311/9/19 17:37
ノート(48Y.9・17)[group]211/9/19 17:30
星の砂が零れるみたいに乱太郎16*11/9/19 17:20
孤独ぎよ711/9/19 17:18
からすのかって草野春心211/9/19 16:38
とろとろの熊[group]はるな1011/9/19 15:01
キリストの捕縛……とある蛙911/9/19 14:54
ロックのフリーダム番田 111/9/19 14:53
なめくじ[group]非在の虹3*11/9/19 13:43
河童……とある蛙811/9/19 13:30
乾いた唇徘徊メガネ111/9/19 13:05
入力した行、タイトル、狩心311/9/19 11:57
鳥が鳴く朧月411/9/19 11:41
流星たちの夜千波 一也2*11/9/19 11:19
星空洞野いちる911/9/19 9:51
秋の心花キリン4*11/9/19 8:12
呪文AB(なかほ...111/9/19 7:02
偽典・ヨハネによるユダへの手紙高濱111/9/19 2:11
青いバイブ吉岡ペペロ111/9/19 1:57
フレンチ・ポップスの誘いsalco4+*11/9/19 0:45
雨宿り甲斐シンイチ111/9/19 0:24
愛おしきキミ平沢ちはる011/9/19 0:05
うだる日山岸美香111/9/18 23:48
サワメハリマ111/9/18 22:50
意味みたいなからだ吉岡ペペロ111/9/18 22:08
疲れることなくペポパンプ2+*11/9/18 19:47
赤い糸3*11/9/18 19:47
テストはいや2*11/9/18 19:47
あたらしい窓辺吉岡ペペロ411/9/18 17:08

Home 戻る 最新へ 次へ
2895 2896 2897 2898 2899 2900 2901 2902 2903 2904 2905 2906 2907 2908 2909 2910 2911 2912 2913 2914 2915 2916 2917 2918 2919 2920 2921 2922 2923 2924 2925 2926 2927 2928 2929 2930 2931 2932 2933 2934 2935 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.38sec.