五十音を並べ替え
キモチはあらわになりますか
だれのものでもない文字は
私のものでもないけれど
心の模様を
伝える手段をもたない鳥は
とぶだけ
とんで
ひっそりと鳴く
あふれる涙に
区切りをつけて
流星たちは夜を曳く
きらきらと
こぼれ落ちずに
音も立てずに
空は、昔
夜風をながれる
木の葉のさわぎが
飛べない鳥を震わせる
重 ....
ふたり 夜空を見上げて
満天の星のした
夢 語り合ったね
不安な僕の心を
君の笑顔が支えてくれた
自信のない未来を
君が拓かせてくれた
ずっと君の隣を歩いてゆくと
思っていたけ ....
人の死が一層悲しくなる季節がやってきた
他人には聴こえない声が生まれてくる
とすれば 私は私の記憶に疑心を残したまま
季節を飛び越えなくてはならない
夏が終わって秋が始まるという一小節は
....
わすれもの
わすれたままに
しておくことば
ときどき きれて
おもいだす
{引用=即興ゴルコンダより(改題)}
言葉は言葉に立ち向かい、獅子は獅子に向かい咆哮する
自らの命運を知る者は皆躓き、
羊は唯の一匹も残すことなく散り失せてしまった
イスカリオテの聖霊は悉く打たれ
古代神殿の真 ....
布団にもぐりこみ女の胸にしがみつきながら
それでイク二十も歳の離れた肉で
傷ついたこころや精神は洗い流せるだろうか
二十も歳の離れた女に
ネットでバイブを買わせた
み ....
Ma Jeunesse Fout L'camp まぁ森へなんか行かない
Ma jeunesse fout l'camp マジねぇす降る感
Tout au long d'un ....
早送りみたいに雲が流れていて
そうこうしているうちに青空だ
そして何故か雨のシャワー
晴れなのに降るのは島くらいだろうが
風ってやつぁやっぱすごい
きっと遥かに見える
あの雲の雨粒なんだろ ....
「もう起きていたくないの」と
固く目を瞑ったキミは
セカイに閉じ込められたスリーピング・ビューティー
過ぎ去る日々 陽は昇り 月が朧げに輝く
淡い光を放つ星を眺め キミが目 ....
どうしてこんなに脆い肌なんだろう。
無意識に引っ掻いた手の甲は象の皮膚の様で、ざらざらして厚みがあった。
首と唇と鼻は自然に乾燥して、薄く白い皮膚がめくれかかった。
腕と足の関節部分は、太陽 ....
彼女の名前は作り物
私が名付け親であります。
私は管理を怠りました
彼女は消えることもまた
話すこともできなくなりました。
ごめんねだ ....
阪神芦屋から山側を眺めるのが好きだ
芦屋川から山にかけて
円満な景色がほっこりと浮かんでいる
ノイズだらけのイントロにぐちゃぐちゃにされた等身大のぶざま
意味みたいなからだ ....
Tirelessly
We walk forward.
疲れることなく
前へ進む
苦しい
辛い
ヘトヘトだ
助けて
もっと楽に
生きてみないか?
もっと細く
生きてみない ....
私の赤い糸は
どこに繋がっているの
早く教えて欲しい。
引き寄せると皆切れてしまう。
赤い糸がないのなら
教えて欲しい。
覚悟するから
その分他の事をするから
無駄が嫌い
時 ....
She said me,
“You are just for fun. ”
“I don't like you! ”
“You're for my pity. ”
青い目の赤鬼は言った。
....
真夏のような天気だけれど
窓辺からは空に
夏にはなかった濃い青が覗いていた
箱に入れられたようだった
ぼくらは黙って暇をつぶしていた
たいして暇でもないのに
ず ....
あなたに
似合う季節は
どれとは言いがたいので
あなたへおくる言葉はすべて
どうやらいまも
なりゆき
です
探しものは箱の中
箱という名に閉じこめられた
とても ....
向こうから
すいかの香りがやってきて
私の横をかすめていった
甘やかな夏
やたら光らかす蒼天
に
降参する
陽炎
まとわりつく
それにも
気持ちの不愉快さにも
負ける
だだ吸っ ....
うつろをしている
ひきぎわにひとつ
あなたをみたい
とじためくら
かたちをなくした
あなたのこえが
無機質な電子音に
さえぎられて
わたしのなみだごえ
色の無い部屋に響く
太陽はあくまでも明るい
すべての景色を照らし出す
あのころ
夜の街で
あの子へ書く手紙を抱えて
彷徨した
この日の下で
元気かい
泣き言を聞いてくれ
できれば返事も返してくれ
無言 ....
赤い感情と青い記憶とを
つむいで
むらさきを織る
夏の恋
ひざまでの深さのつもりで
いつのまにか飲みこまれている
息継ぎに顔をあげるたび
水面にゆれる ほほえみに似た光を
肺にかさ ....
恋慕の奔流に身をまかせるとき
にじみ出していく熱がある
言葉にできないものを
言葉にしなければならないとき
この唇が無力であるとき
胸腔におさまりきらず
とめどない疼き
....
秋のひかりが
きみだけを手に載せ
小さな声でうたっている
{引用= どんぐりころころ
どんぐりちゃん
あなたまるで
使いおわった命みたいね
どんぐりころこ ....
あまり器用ではない指先で黄昏時の風景を繕い始めると
粗野な一日が少しずつ整理されて見え隠れしてきます
落穂拾いのように身を屈めた姿勢は屈折した姿 ....
君とはよく歩いた
今まで出逢った
どの人よりも
多くの距離を歩き
多くの言葉を交わした
覚えてますか?
鎌倉から江ノ島まで
歩いた時のこと
地図ではあんなに
近くに思えた ....
陽だまりと
血だまりは
だいたいおなじ温度
抱かれてるくらいの
おなじ温度
おっぱいは
血液と
だいたいおなじ成分
血をなめたときの安らかさも
だいたいおなじ成分
陽だ ....
そんなにもきみはまっすぐにぼくをみて
うんうんとうなずきながら
まるでひとかけらのまよいもないふうに
ぼくのはなしをきいてくれる
ぼくはいままでにたくさんのことをみてきたけれど
その ....
罰 自然 罰 カタルシス
罰 自在 罰 カタストロフ
預言黙示書辞書辞典
考古古科学 汽船 水蒸気
ナチス以後 緑葬 微生物学 水族館
巨人痕跡 胸像翼 ディケーの斬 ....
できるだけ遠くまでいこう
できるだけ離ればなれになれるように
声もおもいだせないくらいに
いちばん遠くまでいこう
いちばん遠いもの同士になれるように
顔もおもいだせないくらいに
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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