人の心は孤独に満ち溢れている
人は人に縛られ
人は人を支配する
孤独を恐れ
人に依存していく
それで良いのかと
心に沸く小さな疑問を
それで良いんだと
かき消し ....
新しくポストを建てました
これで十二本目です
今のところはお手紙はいただいておりません
悲しくはないです
心配は
近所の子供が悪戯に石を詰め込むことです
さきほど七 ....
つながり続けるアールイーから
mon 16:52
「きょうはサイダーとサングリアと いろんなラムネ20錠コースです。明日やすみだからもっと盛大にいきたいところだけど、からだが重くな ....
執念の先に切っ先を置いて
切って切って
思いを切り刻んで般若の形が出来上がった
五臓六腑から噴出す憎悪が
熱く燃えている
刃で無表情に過去を断ち
想像を積み重ねて屍の山を積み上げていく
....
しばらく会えませんが元気ですか
秋が深まりますね
ストーカーは退治しましたか
僕は限りなく透明に拡がって行きます
埼玉古墳群のお店であなたに勾玉を買いました
内勤にな ....
ただ 言葉がないだけで
心の中にはいくつもの思いを抱えながら
砂浜には行けないから
一人 街を歩く
人波の中で
見失ってしまいそうな
人の波の中で
いつか僕にも出会えるだろうか
....
魚影のない河川
子どもの工場見学
秋空にぎんぶち眼鏡のつがい
おとなの暗い話題
人のかたちを真似るビルと
ビルのかたちを真似る人
沈む色紙の太陽
三角座りのキリ ....
あとなんど苦しんだら
(苦しんでいるうちに
(洞窟があらわれたら
この洞窟出られるのだ
さびしくて
かなしくて
くやしくて
あとなんど苦しんだら
....
古い摩天楼の傾斜した屋根から
飛び降りようとした時
屋根の上に
傷ついて飛べなくなった
白い鳥を見つけた
微風のように柔らかい羽毛が
ところどころ血に染まっている
しだいに弱ってゆく ....
じゃあほかに
なんて言えばよかったんだろう
帰るひとのいるあなたに
帰るひとのいるわたしに
はじまってさえいない二人に
終わりにするためには
なんて言えばよかったんだろう
....
執行猶予のついた
罪を背負った
運命の明日
判決が下りる。
白か黒か微妙だ
余生を楽しむ
タバコをふかし
沈黙の夜
歩道橋から
覗いた景色は
ライトの嵐
世の中は寒い
....
わてはアホちゃいまんねん
パーでんねん。
掛け算は半分しかできません。
漢字が読めません。
本が読めません。
歴史はわかりません。
物理もわかりません。
地学も苦手です。
成績 ....
許してちょんまげ
言う事を聞きます。
私が悪かった。
以後気をつけます。
雷が落ちる。
下界に落される。
もうしません。
ごめんなさい。
どうかお許しを
なんでもします。
....
遠い遠い国で投獄された
終身刑だった
手の届かないところに
小さな窓があり
月のひかりが差し込んでいる
よその国でも
ふるさとの虫と同じような声の色がする
ぼくはしみじみと子供の ....
浮遊する
言葉の粒子
その隙間に建ち並ぶ
高層の建築物
形づくられた
時間のない怒りは
未整理のまま
風が吹くのを
待ち続けている
空き地に咲く草花を
斥候が手土産に摘 ....
一人の人間が力強く生きたという事だけで
万人を救うに足る
何故なら万人もまた
「自分もそうできるかもしれない」と考えるから
一人の人間が力強く生きたという事だけで
万人を ....
サイダー、
君が
つぶやいたらこぼれた
向こうの街が
透けてみえそうな
蒼だ
ここは
いつまでも夏だ
サイダー、
河が
うねりな ....
たいようは じごくのねつ
くもは みずのわるあがき
ひこうきのまどから
くもの げんかい がみえるの
ねつでけされたくもをよそに いきのこっているものどもの
きれいな き ....
起きてその瞬間から
死について考えている
生よりも少し多く
死について考えているのだ
計画せよ
計画は成功をもたらす
そんな言葉が浮かんだ
計画とは
成 ....
ひかりを浴びていた
海をみていた
ひかりの中で鏡はしろかった
鏡の中で海はしろかった
だれかをおきざりにして
おきざりにされたものがいる
通りすぎてゆく
陽射しが眩しかった ....
あ、あ、あああ。
あ。
あ。
あ
あ
あ
ああ
ああ。
あ、あ、ああ。
あ、あ。
あ!あ?ああ、あ。
あーあーあーあ、あ。
希望の楡の大樹の根元
絶望の日溜まりの中で
君は何を想い
溜息を吐いているのだ
柔らかな秋の陽射しの中
ゴツゴツとした大樹の根元にしゃがみ込み
君は何を想い
溜息を吐いているのだ
....
{引用=引き裂かれた敵ではない。明快な裂け目など存在しない。 1}
(右のかかとの皮膚が痛い)
存在しない。
存在しない。
存在しない。
君の皮膚は夜に呼吸を始める
それととも ....
星には
たどり着きえぬことを
受け入れたところが
はじまりであるはずの
命です、だれも
おそらく
涙をこぼすな、
とは申しませんが
絶望するような眼差しで
星を見上げることは ....
ふうわりとした優しさを想ってせつなくなりました
花火のように夜空に打ち上がりたいのです
仕事帰りにバイクを駐めて観てました
鴻巣の花火大会でした
彼女も対岸で車を駐めて ....
仲間の旅は晴れを望みたい
旅のち
もっと晴れ
二人旅は風に吹かれたい
旅のち
そっと晴れ
一人旅は雨に打たれたい
旅のち
きっと晴れ
「お父さん、納豆って、どんな花が咲くの?」
「納豆は腐っているから、花は咲かないよ」
「えっ、腐ってないよ、だっておいしいもん」
「そうだね、調べておくよ」
すし詰めの通勤電車の中で
納 ....
夢の国の住人だった頃、
気が着いたら家に帰っていた。
遊園地の帰り、
おばあちゃんの家の帰り、
いつの間にか
気が着いたら家に帰っていた。
そんな夢の国の住人を
今、僕はだっこして
....
わたしの言葉 わたしの世界
月は空にうたい
太陽を背に夜をうたい
光の翼をひろげてうたう
わたしの言葉 わたしの世界
光の降るとき 影のさすまで
月は ....
遠くで黒い煙突が三本ぼくらを眺めている
カラスが夜を迎えにいく少し前に
船の汽笛が鼻をかむ
ポロー ポロー ポロー
遠吠えしている喪服の野獣は
煌めく闇を愛すと叫び
....
2872 2873 2874 2875 2876 2877 2878 2879 2880 2881 2882 2883 2884 2885 2886 2887 2888 2889 2890 2891 2892 2893 2894 2895 2896 2897 2898 2899 2900 2901 2902 2903 2904 2905 2906 2907 2908 2909 2910 2911 2912
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