ことばに
よじのぼって
泣いたり
笑ったり
しているが
水分を
ひとつも
よこさなかった
好きだ
と言うと
自分の
腕が
抵抗する
ふさわしくない
と
ケーキを
取り落 ....
新横浜だ
あと20分で東京だ
新幹線のなかでは2回寝た
ひとの心について考えていた
たぶんぼくらは百年後
だれの記憶にも残らぬ存在だ
ぼくらの主義主張なんてもの ....
やわらかく
きみのこころをおして
はねかえるおもい
すとれっち
いきをゆっくりはいて
かたくななきもちを
しなやかにする
りらっくす
きみがあたえる
あたたかなあいで
まあ ....
炎に包まれた車の中で
絡み合う最後の優しさ
弾ける音は皮膚の音で
流れる油に血が混ざる
口づけする二人の姿が
最高潮の音楽にも似た
黒く悲しい歪みの様で
彼ら ....
巷の秋に目を見開いた空は
もうさよならする太陽が帰って行くことも知らず
振り返った瞬間 涙をこぼす
秋雨よ
わたしを揺らしていて
秋雨よ
倒れ伏すわたしを打ちつけていて
伸び ....
肌に触れていた暖かさが
冷めたポトフみたいに
いつまでも続かないことを
知ってしまった昨日の朝
だからこそ
今そばに寄り添う
ぼくの体温より少しだけ高い
心の暖か ....
さよならなんて 言えないて
君たちが弾けているから
とてもお洒落な気持ちにさせるんだ
みんな逝けてるw
こんな広いところにこんないっぱい
はち切れそうだ肉がw ワーワー
カメラ目線やめてほ ....
見たことのないものが見てみたい
もっと近くで
こっちを見ていてね。
天気予報が外れた
大丈夫、誰も怒ってない。
職員室 ....
白い菜園に 実を結んだ言葉
それを摘み取る 冷たい指先
醜いものは はじいて
麗しいものを つまんで
己が息に触れて 眼鏡は曇る
籠に集めた実りを 俎板に揃える
食卓に並ぶ 自家製 ....
落ち葉を拾って
小さな切手を貼って
送ろう
つたえる人はいないが
つたえることなど
無いが
手紙を
送りたいのだ
たぶん
未来に
まだ生まれない
現象に
ツタエタイ
....
私はいつも見つめていた
失うこと自体が いつも
怖かった 夢の中で 私が 毎晩
ひとり 途方にくれて 思うことは
いつも とても少なかった
ひとりの人間ではなく
私自身であることのほか ....
生きてるだけでもうけもん
さんまちゃんは言う
そうだね
ときどき
2ちゃんねるをみる
実にうつくしくないことばの羅列
そうだ
ボクらは紙一重で
生きてる
生きてない
ここは ....
君が見ているものが
僕には 見えない
君が足を踏み入れる場所に
僕は 行けない
だけど たぶん それでいいんだ
見えないことは 祝福でもある
留まることは 安らぎでもある
眼 ....
きはひとりでは
きになれないことを
しっている
だから
もりになった
さみしいなんて
ことばもしらずに
黒塗りの車を目にすると
自然と 厳かな気持ちに成る
心が きゅっ と 引き締まるような
一瞬 苦しくなるような 感情
磨き上げられたボディー
運転手は 白い手袋
長いリムジンか ....
星明かりの駅が
ひとつずつ滲んでゆく
瞳は
乾いてなどいない
まったく逆だ
夜から
いちばん遠いところが
すべてを飲み込み
夜を生むための
夜になる
そこに
ある ....
きょうもかわいくてうつくしいね
かわいいかうつくしいか
どちらかひとつにしてください
と
つぶやくことによって
10ねんごくらいに
かのじょになる
という
かのうせいがあるから
きょ ....
猫のひげが巻きついた星の判断が秋風に吹かれている。小石はその巨大な耳を痙攣させながら酒場という酒場に愛のリキュールを撒き散らしてゆく。そのとき雨の棺を夜が跨ぐ。すべてを照らし出す幼年時代の夢想が彼女の ....
私は息詰まり行きどまりそうになり
どうしようもなくなったときに
小指を鉛筆削りの中に入れ
小指に繋がれた色々な糸と一緒に削ってしまう
それがいいことではないとわかっていながらも ....
どうして私が名前を変えなくちゃいけないの
結婚に向けて大人にならねばと思いつつ
決まりきった事 承知した事 そうしたい事
であるにもかかわらず
持って生まれた姓を 旦那の姓に変える
....
意味などないのだ。
意味ない。
言葉に意味などそもそも宿らない。(言語は
(死せり。
不細工な唇から、どうしようもなく漏れ出る汚いそれに命など。
意味など ....
働きたくはない。当たり前の素直な心情だ。しかし、働かない訳にはいかないのが現実だ。
金なんざ別に欲しくはないが、ナシで済ませられる社会には生きていない。
人と物に蝕まれ「飯喰らう石ころ」に ....
薔薇のように咲き誇る 若く美しい君よ
その目は 緑なすエデンを見つめてる
禁断の果実は 試してみたのかい
蔦の絡まる東屋に 集う若き神々は
ニシキ蛇の昔語りに 耳を傾けている
噴水の袂に ....
昼 我ら見守りし樹木達
宵 起立して我ぞ我ぞと立ち居並ぶ
昼 穏やかに放ちし心 陽(ひ)の光に交え
宵 彼らの意思となりて確固たらしむ
桜 冠を戴きて朴訥の王 ....
僕等は、いつのまにか
否応無く人生という列車に乗っていた
やがて、この列車は
御他聞漏れず地上から浮遊してゆく
いつか、必ずブラックホールの暗闇を
一度は通過するという
....
月に向かって咲いた 白いバラ
静かに奏でられる 花ずれの音
時は冬 冷たい 冷たい季節
狂い咲くのは悲しい
ダレモイナイ ダレモイナ……
かわいそうに思った神さまは
月の使者を遣わ ....
特殊な水で満たされたその保育器は柩でもある。
「抜け出るのなんて夢のまた夢」
隣の保育器=柩から、会話の続きのように声がかけられた。空気を震わす音でなく、脳髄に直接響く信号として。 ....
電車の中で、遠藤先生の本を開き
アウシュビッツを訪れた日の場面を
旅人の思いで共に歩く
*
昔、囚人だったカプリンスキー氏は
黙したまま背を向け
赤煉瓦の古い建物 ....
毎朝毎晩 僕は憂鬱で
死にもせず 生きもせず
脈打つ鼓動を感じもせずに
ただグダグダと ウダウダと
何かを壊したくて 守りたくて
繰り返してるんです
....
生きることが
苦しくなくなったのは
考えるべき事が
減ったから
感じる事が
減ったから
妄想の世界は
実現しない、と
遂に認めてしまったよ
こうしてここに ....
2859 2860 2861 2862 2863 2864 2865 2866 2867 2868 2869 2870 2871 2872 2873 2874 2875 2876 2877 2878 2879 2880 2881 2882 2883 2884 2885 2886 2887 2888 2889 2890 2891 2892 2893 2894 2895 2896 2897 2898 2899
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.61sec.