雨の糸
紡いで布を織る

星の子
風邪を引かぬように

七夕
願い事を書いた短冊

白紙の未来
ペン先がじっとみつめている

願い事
人の数だけあるのだろうけど
根っこのと ....
つかの間の逃避。



たまらない孤独感を
どうしようもない寂しさを
体からつかの間
切り離すための逃避。




愛情に包まれて
狂ったように
身を任せる。



 ....
あなたの立てた泥にとまって 夜に消える羽になる
乾いた風の甘い粒も たまりに落ちた水になる
そこには誰も映らないけれど そこには色も映らぬけども
ひどく美しい闇になる
社会人にとっての有効な休日の過ごし方というのはあるものなのだろうか。私などは、普段からパソコンにしがみついている毎日を過ごしているので、パソコンの画面からは即刻離れたくなる。しかし、正社員ともなる .... 瞼を孕んでどこへ目玉を吐き出すのかしら おもたい眩しさ
息をおっていく 矢印の舌が 笑みを湛えて想像のままひき裂く
自慰したい 高い天に 喉をつきだして飲み干したい
息をしたい 息をおっていく  ....
ほんとうの とか
にちじょう
とか

うそ


ふくめて


ぜんぶ 愛したら
裏返って照れちゃって

それで
泣いてしまうのかな





泣きながら頬 ....
世界がそんなことでは終わってたまるかと僕は思うのだが
世界が終わるような顔をして学生服の少女は途方に暮れる
生まれてこなければよかったと痩せた影が独り言つ
子宮のない私はただへその辺りが痒くなる ....
虹の画家の回顧展を見に行った

虹のグラデーションで染め上がられた
フォルムの絵ばかりが流布していて

そんな絵しか描いていない
と思っていたから
異形のフォルムを纏った
怪物のような ....
正統派であったモーリス・ペジャールの

振り付けの官能美を越えた性的快楽美と

性格破綻者であったボブ・フォッシーの

振り付けの性的快楽美を越えた官能美は

まったく同質そのものであ ....
生はもしかしたら

性を撹拌したもので

あるかもしれない




性はもしかしたら

死を凝縮したもので

あるかもしれない
さよならが
遠いころ知っていた子守唄は
ほがらかにリズミカルだった
時刻も狂わずにいつも傍らにいて
毎日の手入れも不要だし
挨拶は君から
だったね、と
なんでかな子守唄に
こんな歳にな ....
もし
なんの気兼ねもなく
あなたの隣に
佇むことを
許されたなら…

穏やかな笑顔を
あなたに
贈り続けよう。


なんだかまるで
決意表明のように
私の気持ちに
広がった ....
午後のナイロビで
楷書体の委任状が
綴られている
天気予報は曇り時々雨
虫が入らないように
姉は海側の窓を閉めて
虫が入ると困るから、と
説明した‬
おぼろ月夜の 帰り道
家の鍵束を頭上に放って 銀のきらめきを掴みとる
幸せってやつも こんな風に掴み取れればいいのに
冷ややかな街灯が そんな姿をあざ笑う
屑同然の値札が付けられた 役立たずの ....
扇風機の前で
アイスキャンディを片手に
あああと言う
気まぐれ
その振動する声が
遠い青空の積乱雲を
かすかに
揺らす



しあわせな抜殻が
あちこちで彫像となっていて
 ....
ふさぎこんでる君
まだ決心がつかないのかい
君の瞳もカラダも嘘をつかない
カーテンを開いて
暑い太陽浴びたなら
クラクラする外へ飛び出そうぜ
虹色に染められた君は
まるでビーナスみたいに ....
たった
ここからここまでのどこにでも
どこからでも
たった
ここからここまでで
どれだけでも
どこまででも
子どもを大事にしていないから
子どもは数を減らすことで
希少価値になろうとしている

生まないのが問題ではない
生まれたくないのが問題なのだ
梅雨の晴れ間を見つけたら

迷わずそこに走っていこう

雨の季節は確かに素敵だけど

この晴れがとっても素敵だって分かるから


ないものねだりは人の常

他人の芝は何色 ....
眠れない夜は
魂が離散しているのだ

言葉をかき集めて
ほんの少しの灰を作る

それで暖をとる事も可能だろう
全てが生成と消滅に見舞われている現在では

君は今、言葉を覚えた
詩的 ....
以下、ネタバレを含みます .... 息がとまった
(正確には息ができない状況で
吐いては泡となる気だるい吐息が
きらきらと夕日につつかれているのをみつめていた)
夏の夕方が水槽の底へ沈んでいくのを
わたしはぼうっと眺めながら
 ....
四谷のルノワールの2階で母に会ってから十年がたつ

立派になったわたしを見つめながら珈琲を飲む母が

そのときはたまらなく悲しく寂しく辛かった


今朝からの豪雨がいまは晴れている

 ....
「怒」


怒れ
とりあえず怒れ

開けろ
風穴を開けろ

亀裂でもいい
そこから侵入しろ

浸透でもいい
じっとり考えながら浸透しろ

正義ではない
生活だ

 ....
白いミルクに 足先を浸す
グラスに浮かんだ 臆病な飛行船は
午後の温度に溶けていく

飾りだけの生活や
苦し紛れの性格に
飽き飽きしたころ
夏の気配を感じた

ノートの罫線に陽の光が ....
梔子のかおりを運ぶ
early summerの風の中で
僕たちはまた君と出会った

思えばいくたび
僕たちは君と出会っただろう
雛菊咲く丘や
光る雲の上や
美しい夜明けのバルコニーで
 ....
黒い木陰に巣くう羽根音
砕いた殻墓 添うて鳴く

まみれた草にのけられた
くちばしこもり 膝の上

はばたき とどまり うちふり さえずる
影に塗る 黄緑 黒 音は チチチッ

うま ....
闘いの布石をする
陣地を作るために
白石を置いても
ほころびはでる

黒い石を
囲んだつもりが
逆に囲まれて
陣地が取られそうになる

碁盤の闘いのひとところ
先を読むために重ね ....
僕の舌はあかくなり目の上のたんこぶで買い物ができる世界一有名な夜が明けると僕たちはそうだそうだと挨拶を交わし君はながくなった舌をふたつ折りにして嫁いでしまう産まれてくるのは人間みたいですとご祝 .... この世でいちばん無用なものはなにかというとじぶんなのだが
それでは書き手がいなくなってしまうので
とりあえず駄文を綴れるうちは生かしておこう

いつも思うのだがじぶんを生存的に維持するだけなら ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ささやさやそらの珊瑚24*12/7/2 11:03
逃避日向なつ112/7/2 7:12
十二支蝶112/7/2 2:48
失敗した休日を過ごした人へ番田 012/7/2 2:08
カラオケ十二支蝶112/7/2 1:59
告白佐藤伊織312/7/2 1:27
地平茶殻012/7/2 1:25
虹だけじゃないkauzak6*12/7/1 23:59
両極的一致性HAL1+*12/7/1 23:05
対極的一致性2*12/7/1 23:03
リズミカルなあの子もっぷ312/7/1 22:14
笑顔をあなたに…日向なつ112/7/1 22:00
委任状たもつ112/7/1 21:38
銀の鍵束まーつん5*12/7/1 20:29
隠れ鬼つむ2*12/7/1 20:20
君にアドバイス杉原詠二(黒...112/7/1 19:37
鍵盤美砂6*12/7/1 19:12
少子化の本当の理由イオン1*12/7/1 18:40
七月の雨はささやま ひ...4*12/7/1 17:40
世界の瞬間yamada...312/7/1 17:30
アクロイド殺しTAT212/7/1 17:18
呼吸 (泡の下から舐める夢とc212/7/1 17:10
ある母と子の境地吉岡ペペロ412/7/1 16:55
刹那的発泡詩 < 2 >nonya22*12/7/1 16:31
a ice air shipAkari ...5*12/7/1 11:31
そして再び君と出会う塔野夏子4*12/7/1 11:23
ヒキナギの唄砂木15*12/7/1 10:46
白と黒との闘い殿岡秀秋512/7/1 6:52
無題ズー2*12/7/1 4:06
いきる(脳力)梅昆布茶1412/7/1 3:59

Home 戻る 最新へ 次へ
2592 2593 2594 2595 2596 2597 2598 2599 2600 2601 2602 2603 2604 2605 2606 2607 2608 2609 2610 2611 2612 2613 2614 2615 2616 2617 2618 2619 2620 2621 2622 2623 2624 2625 2626 2627 2628 2629 2630 2631 2632 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.87sec.